みなさん こんばんは。
大河ドラマ「光る君へ」第10話で
互いを恋しく思う気持ちを 確かめ合ったまひろと道長。
道長は思いのたけを和歌に込めて まひろに送りますが
まひろからは 漢詩の返答が・・・
普通女性から 和歌の返答が帰ってくると思いますが・・・
漢詩の返答は 恋に身を捧げようとする道長に対し あなたは志を持ってほしいという
まひろの意思表示だったんですね。
一緒に海の見える国に行こうと 訴える道長に対し
直秀たちのような無残な死に方をする者がいなくなるような いい世の中を作ってほしい
それがあなたの役目だと説くまひろ。
前回の直秀の死が このシーンで生きてきますね。
まひろは一時の激情に流されない 冷静な視点をもった意志の強い女性だったんでしょうね。
それでこそ 千年にわたって読み継がれる源氏物語を生み出すことが出来たんでしょう。
一方道長も まひろや周りの人々の働きかけにより 自分の使命や運命を少しずつ悟っていきます。
そして二人の目の前には どうしても超えられない身分の差が・・・
右大臣の息子である道長の正妻には 大臣級の娘か 皇位につながる高貴な女性でなければならず
下級貴族の娘のまひろでは とうてい正妻にはなれない。
いつも一緒にいたいのであれば まひろは道長の身の回りの世話をする 側妾の立場とならざるを得ない。
でも側妾なんて 自意識の高いまひろにとっては到底受け入れられるものでもない・・・
このことをお互いよくわかっていたからこそ
思いを確かめ合った後 まひろは道長の胸で 静かに涙を流していたのでしょう。
好きだけれども 結ばれることはない。
どんなに思い合っていても 手をつないでいても 二人の手は静かにほどけてしまう・・・
道長とまひろの思いを確かめ合うシーンはとても美しく 繊細な演技で 視ていて心が震えました。
喜びの中にも 静かな哀しみが どこまでも横たわっている・・・
でもこのシーンが 物語作家紫式部の原点になるのかもしれません。
一方政治の場面では 息子たちを一堂に集め とんでもない陰謀の実行を迫る兼家。
天皇が出家すれば 自分もお供をして出家するとまで話し 天皇を欺く道兼。
道兼は兼家の命を受け 火山天皇をなだめすかして 御所の外へ連れ出します。
そして天皇を牛車に乗せ 寺まで急ぎ 剃髪をさせ 一挙に天皇を出家させてしまいます。
そして自分は出家するどころか 天皇を寺に置き去りにし
自分の甥が一条天皇に践祚するや 蔵人の頭となって権勢をふるい始めるのです。
可愛そうなのは花山天皇。
信頼していた道兼に裏切られ 道兼を罵倒するものの後の祭り。
出家した天皇は譲位しなければならないし 御所にも帰れません。
この後院となった天皇は 亡くなった女御の菩提を弔い
西国のお寺三十三か所を巡ります。
木の実ちゃん初めて知ったんですが 西国三十三カ所の御詠歌って
全部花山天皇の和歌なんですね。
木の実ちゃんの住む地域では お盆の時期に
死者を弔うため おりんをならしながら御詠歌をみんなで唱和しています。
このことを知って ぐっと花山天皇が身近に感じられるようになりました。
譲位してから少しの間は おとなしくしていた花山院。
しかし時がたつにつれ 世を厭うあまり ご乱行が多くなってきます。
そして院のご乱行が 道長が権勢を一手に集めるきっかけとなっていきます。
(やっぱり花山天皇は 重要なキーマン!)
画像は全て美術展ナビ「光る君へ」からお借りしました。
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さすが木の実ちゃんさん‼️
光る君へをご覧になった感想、
読みが深くていらっしゃる。
大石さんの紫式部
とても面白いですね!
西国三十三カ所のご詠歌は花山帝の作
私も知らなくて
えー、そうなんだ!
と思いました。
私は西国三十三カ所のご詠歌の内容は全く知りませんが。
鎌倉の各観音霊場も歌があります。
これ、誰が作ったのか興味がわきました。
そしていつも応援ありがとうございます。
大石静さんの「光る君へ」道長と紫式部の関係
全くのフイクションと承知してるんですが ぐいぐいドラマの中に引き込まれてしまいますね。
私は日曜日BS4K12:15~と18:00~の放送と 20:00~のNHKの放送と3回見直してます(笑)
日曜日 とっても忙しいです~😁