歯歯歯日記

歯科医院の仕事の傍ら、感動した・印象に残った出来事、歯の知識そしてワンちゃんのことなどそこはかとなく書き綴っています

いよいよ選挙ですね

2009年08月27日 | 日記
↑ はまなすさん作『アルバム』


いよいよ衆議院選挙も架橋に入ってきました。
連日選挙カーがフル回転。野を越え山を越え、走行距離は一日数百キロは走るのでしょうねもっとかも

医師会では早々と民主党支持を表明しました。
歯科医師会はというと、自民党支持は変わりません。
現在、都道府県によって支持する政党を選択制とする動きもあります。

もっとも民主主義の国。
団体で支持とは言えども、投票するのは個人ですから、自分が納得できる候補者に投票したいものです

8/30の結果次第でどの様な日本の再建ができるのか、見守りたいですね。
夷険一節の精神で軍配は何処に
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ドイツ旅行~犬編~

2009年08月26日 | 犬日記

こちら海の近くは朝晩涼しい~寒いくらいの陽気になってまいりました。
それでも毎日、犬は水浴びしています。

 
ドレスデン

海外旅行にいくと必ず『犬』の写真も撮ってきます。
ドイツに行ったときの犬たちアップしました。
飛行機にまで犬連れのお国。寛大ですが、躾もしっかりされています。

↓下のワンちゃん、チョコラブにも似ているような??犬種を聞きましたが、なんとか~HUNT(フント)しか聞き取れませんでした。HUNTじゃあ『イヌ』だし、なんだったのか未だに気がかりなわんこです。



よ~しこれなら日本でもおなじみ。ジャーマンシェパードだわ!!と思ったら下の二匹、微妙に種類が違うようで、ベルジアンシェパードではないけどとにかくシェパードが多かったです。

ライプツィヒの公園で


オランダ系?のゴールデン。毛並みが街に似合っていました。
マイセンの街にて。



↓このイヌも犬種は不明。強面ですが穏やかなワンちゃんでした。看板犬なのか、出店の前にスタンバイ。

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残暑厳しき折・・

2009年08月24日 | 日記

お盆は過ぎても、気温はまだ30度をすぎる真夏日。

先週、当院の後ろに見える小学校の生徒さん1人と院長が校医を務めている小学校の生徒さん1人が一緒に川で命をおとされました。
連日の暑さのなか、涼を求めて二家族川遊びに出かけたそうです。

釣りをしていておぼれたのか、助けに入ったのかわかりませんが、2人は抱き合うようにして浮いたり沈んだり下流まで流されて発見されました。

小学校では、毎年『着衣水泳』の実習があります。
夏のTシャツ、短パンでもこどもたちは思ったように手足が動かせない状態をよく理解しています。実際流れのある川で同じ状況にあえば、もっと危険な状態になることは確実です。
しかしながら、人間はいざとなると『助けたい』『助けられはずだ』『泳げるはずだ』『自分は大丈夫』こんな思い込みが強くなり、とっさに飛び込んでしまうようです。
大切な命を守るためにも、危険を察知したらレスキューをよび、お互いに危険なことから回避すよう呼びかけが必要でしょう。

お2人のご冥福をお祈りいたします合掌
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お口の手入れをしましょう!

2009年08月23日 | 歯歯歯豆知識
介護をなさっているかたにぜひ

昨日のごっくん体操、実践されましたか?

介護の現場は日々進んでおりますが、なかなか各個人の口の中まで目がとどきません。からだからだと体ばかりで、もう一つ大切なことを忘れがちです。

人間食べ物を食べないと生きて行けません。食べ物は舌と歯がうまく使えてこそ機能を果たします。嚥下障害防止、脳の活性化、唾液の増加のためそして丈夫な体を作るために、ごっくん体操をしてみましょう。


人間はとても綺麗な食べ物を食べているように見えますが、その食べ物が入る口の中には無数の細菌が潜んでおります。

歯の歯垢は細菌の塊ですが、歯を失ってからや義歯の装着などによって、日和見感染の病原菌や嫌気性菌が増殖したりすることがあります。

口腔内細菌が原因で肺炎や心臓、ほかの病気を発生することもあるのです
口腔内は常に清潔に、そして入れ歯の手入れもまめにすることが必要です

最近、往年の俳優さんが、嚥下性の肺炎でお亡くなりになりました。
口の中がいかに細菌の宝庫であり、体力が弱っている人間にとって口の中の手入れがどんなに重要か再認識させるできごとですね。

ぜひとも介護の現場でも、一日1回(できれば3回)ごっくん体操は試していただきたいものです。
特に食前の習慣にすると、高齢者に多い『窒息の予防』にもなります。


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ごっくん体操~嚥下障害を防ぐために~

2009年08月22日 | 歯歯歯豆知識



この2~3日、96歳になる祖母を預かっています。
年々足は歩行困難に、腰はえびのように曲がり、かなりやせました。
それでも我が家に来ると、自分の足で歩いてトイレに行き、顔を洗い、おしゃべりをして、本人もまだまだ歩けることを実感しています。

やせた代償として、歯茎や顎までやせ入れ歯が合わなくなるケースが増えています。若い時に歯を失った方は、入れ歯を維持する顎の土手があまりありません。
ここに維持を求めることになるためあまり噛めない、噛まずに飲み込む、小さく切ったもの、どろどろのもの、流動食・・ということになってしまいます。

歯科医師の立場から、介護老人にも現在の幼児と同じく重大な要因があることに気付きました。
祖母、舅ともに観察してみるとうまく飲み込むことが出来ません
原因は多々あるでしょうが、次のようなことが考えられます。

①現在の老人の若壮年時代は、食事は短時間ではやくすませていた。
 つまり、固いものは噛んでいたが飲み込む時間も早い。
②歯医者で定期的に検診する習慣がないため歯を失う年齢が早かった。
③入れ歯になってからの時期が長いため、長期間同じ入れ歯を使っている。
④入れ歯の手入れが、個人によって差がある。
⑤唾液が出ないのは、年のせいだけと思っている。
⑥手足の衛生観念があっても、口の衛生に対しての知識に乏しい。

さて、嚥下障害からおこる肺炎が原因で亡くなった俳優さんについて先週は話題になっておりました。
嚥下は、
1. 食する食物の性状を認知し、食べ方・唾液分泌・姿勢といった摂食に必要な準備を整える時期。

2. 食物を口腔に取り込み、歯で咀嚼して飲み込みやすい大きさの塊(食塊)を形成する時期。

3. 食塊を舌によって咽頭への送り込む時期。

4. 咽頭から奥の、これ以降は不随意運動(意識して止められない運動)。
舌尖(舌の先端)が持ち上がり、食塊が咽頭に達すると嚥下反射が生じて、極めて短時間(約1秒)の間に食堂まで送り込む動作。

このようにわかれます。
1の準備期間は目で見て脳に信号をおくる大事な認識時期です。
まず、食べ物をよく見ましょう。
一番困難とされているのが2の咀嚼といわれる時期です。どうしても食べやすいように切り刻む食事が増えています。しかしながら、まだ自分で食事のできる老人に、本当に切り刻んだ食事を与えることが、歯と顎、そして体によいのでしょうか?

実際祖母にやわらかいとうもろこしをガリガリとかじらせてみました。普段は、小さくとうもろこしの実を削ったものを食しています。
しかしながら、かじらせてみるとよく噛みしめ、唾液の分泌が増え上手に飲み込むことが出来ました。これは、普段からすする行動にたより、顎を使わないため脳からの唾液を出る指令が鈍ってしまっていることを示します。
たしかに年齢とともに唾液腺も萎縮し唾液の量も減ってきます。
しかしながら、食べ方や体操などの工夫で、大きく口を開ける→顎の力を使う→噛み切る→かみ締める→唾液がよくでてさらによく噛める→食塊をつくり飲み込むこの一連の行動がうまく出来たことを示します。
もちろん祖母の例をとってみれば、食事時間は一回に30~40分かけゆっくりと食し、噛み方を観察して噛み癖を是正できるよう入れ歯を調整する、などの処置を施しました。

現代の高齢化に伴い、嚥下事故が増えているようです。
嚥下障害防止、脳の活性化、唾液の増加のためそして丈夫な体を作るためにこんな体操があります。
ごっくん体操をしてみましょう。


①姿勢と深呼吸
リラックスして深く腰かけましょう。
お腹に手をあててゆっくりと深呼吸します。

②肩の体操
肩をゆっくり上げて、ストンと落とします。
そして、両手を頭の上にあげ、ゆっくりとおろします。
2回ずつやってみましょう。

③首の体操
首をゆっくり前後や左右に倒しましょう。
そして、ゆっくり大きく回旋しましょう。

④口の体操
大きく口を明け「アー」閉じて「ンー」
と「イー」と「ウー」の口の形をします。

⑤頬の体操
頬をふくらませたり、すぼめたり
しましょう。(アップップ)

⑥舌の運動
舌を前後や左右に動かしましょう。
舌の先で左右の頬の内側や唇の内側を2、3回押しましょう。
最後にグルリと頬と唇の内側を右回り・左回りに2周します。

⑦発声練習
パタカラやララリリルルレレ
ロロを繰り返しましょう。

⑧咳ばらい
胸を軽く押しながら、エヘンと咳ばらいをしましょう。

ごっくんちょでインターネット検索
ごっくん体操は、ごっくんちょ研究会大石善也先生作を参考に作成しました。
参考資料:「ごっくんちょ」
食前の習慣にすると、高齢者に多い『窒息の予防』にもなります。
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