5/30 アムールトラのしょうへい 今朝聞いた話
どこの動物園か知らないけど、野生に戻したいのかいと聞きながら思った。
人間に慣れてほしくないらしいのだ。
見にくる人もショウヘイなんて呼ばないで見てほしいと聞こえた。
野生に戻したいなら仕方ないだろう。
でも、人間に慣れることは野生を失うことではない。
ライオンのエルザを読んだことはありますか?
エルザは母親が殺され、人間の夫婦に育てられたライオンのメスだ。
もう人間の親にベッタリで、それなのに、あるとき、その親がエルザを野生に離したのだ。
この本は日本語で読んでしまったので、親の真意はわからない。
なんで、なんなに何年も過ごしてから野原に戻したのだろう。
私は本を読みながらなんで、と何度も言った。
エルザは途方にくれる。
1週間かそこらして、戻ってみると、エルザはほとんど同じところにいた。
親を見ると喜んで駆け寄ってきて、持ってきた餌を安心して食べた。
でも親は再び、エルザをそこに残した。
それから1年か2年経って、エルザは子ずれで帰ってきたのだ。
親はもしかしたら、エルザが”男”を欲しているかもと考えたのかもしれない。
エルザと子供3頭?は親の家で暮らす。
子供たちは親にも慣れているようだったけど、時に野生そのもので親を軽くひっかいたり
噛みついたりしたらしいけど、
エルザは見て見ぬふり。
エルザの本は数巻にわたっているので、全部思い出せない。
でも、こういうエルザのような関係は肯定できませんか?
さらに先日投稿したばかりの野生のチータとチータの写真をそばで撮りたかった男の話。
彼は野原で、チータの側でジリジリと生活し、野生の動物によっては無害と判断すると
受け入れることもあるのだけど、このチータも男が側にウロチョロすることを受け入れた。
このチータも子供を産んだ。
4頭いたと思う。
男は子供がいてもチータに受け入れられた。
病気の子を治療して助けたこともある。
病院から戻ってきた、助かった子を母チータを迎え入れた。
やがて子供に餌がとれるほど育ててから、母チータは新しい男を求めて去った。
子供は残った男を母親代わりのように甘える。
でも、男はチータたちがしっかり野生に生きるようにこの機会に去ったのだ。
こういう関係はどうですか?
そのアムールトラが、檻の中で餌をあげた人が背を向けた途端に
噛みついてくるみたい関係にしておきたいのですか?
人間が愛してやることは野生を失わせることではない。
絶対にない!
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