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帰国した時ノンポリだった私が見たのは≒無政府状態の日本。
ショック、怒り、希望をこのブログに書きました。

2/28投稿 二卵性双生児、 16話 バケツは埋めた & 17話 宗一郎と肉ジャガ

2025-02-28 12:30:53 | あほ

2/28投稿 二卵性双生児、 16話 バケツは埋めた


岡 龍尾は先輩で一番親しい村田さんに相談してみた。

村田さん、友達の家にバケツ跡がありましてね、そのバケツの中に

人間の皮膚片がついてまして、バケツの臭いが死体臭で・・・・・・


岡の説明に村田さんはバラバラだな、

エっと岡は村田さんの顔を見た。、

バラバラですか?

うん、お前の説明。


あーそっち。


どう説明したらいいかわからなくて・・・・・

岡がうつむいた。

どこのうちだ?

友達が下宿しているうちです。

台所の床と玄関先に落ちないバケツみたい跡があって

友達にきかれたんです。

それで見に行ったんですが、シンク下の戸だなにあったバケツの臭いが

死体臭で、中にこの破片があって。

と、岡はシャーレの中に小さいゴミみたい茶の破片を見せた。


村田はその臭いをチラっと嗅いで死体だと言った。


バケツに遺体は入れませんよね・・・・確認したい岡だった。

しかもシンク下にあったバケツ。


そのころ宗太もあれを処分しないと思っていた。

宗太は虹子が外出するのを待っていた。

火曜日は虹子の外出時間が長い、宗太は庭掃除をすることにした。

庭の枯草をホウキで掃き集めた。

庭の隅の何本かある木々の下にまず穴を掘った。

それからシンク下から、宗太の知らない間に世間で問題にされつつあった
バケツを持ってくると

穴の中に入れ上からかき集めた枯葉を入れ、さらに土をかぶせた。

家の方から見ると木々の陰になって穴を掘ったとか、何か埋めたとか

まったく見えなかった。


台所に戻るとシンク下の扉を開け、中に入れたものを全部出した。

掃除機をかけてから拭き掃除をした。

そして使わない食器なんかのダンボールの箱を自分の部屋から

持ってくるとをシンク下に詰めた。

ダンボールの見えるほうに食器、漫画本とか書いておいた。


岡の先輩の村田さんは同僚の刑事に話していた。

刑事は藤村宗太を調べてみるよと言った。

藤村宗太に犯罪歴はなかった。

6年前に住所の家を購入している。

購入者の名前は宗太の他に宗一郎とある。

戸籍で2人が双子の兄弟だと確認できた。


宗太の家は前が道路で三方は隣の家だった。

堺は120cmくらいの低いコンクリの塀で、三方の隣家も同じような塀があった。

塀と塀の間は歩けるスペースはなかった。

共同の塀ではなく、それぞれが敷地の内側にコンクリ塀を建てていた。


4軒とも似たような造りだった。

双子だったので、封筒を2枚用意し、中には同じイベントのチラシを入れた。

郵便局のスタンプにして発送した。


その郵便物を受け取ったのは虹子だった。

虹子は毎回出入りするごとに郵便受けをチェックするのが習慣だった。


そのチラシは虹子にも来ていた。

ただ虹子に送ったのはイベント会社だったけど。


虹子は宗太と宗一郎の封筒を台所にテーブルに置いておいた。


宗太は虹子が帰宅したなと部屋で思った。

それから虹子が着替えで自分の部屋に入ってから台所に行った。

そして2通の封筒をみつけた。

宗一郎に封筒が着ているのを見て、たちまち警戒心が起こった。

ためらうことなく両方とも開封した。


同じイベントのチラシだった。

消印は郵便局だ。

そこに虹子は彼女のチラシを見ながら台所に来た。

宗太はすぐ気がついた。

それ行くの?と聞いてみた。

行くつもり。

虹子は封筒とチラシをテーブルに置いて、お湯をかけて

冷蔵庫からジュースを出した。

封筒、封筒の差出人が違うと宗太は思った。

虹子の封筒にはイベント会社の広告がド派手にスタンプで押されていた。


宗太は2通の封筒をひとまず部屋に置いて来た。

机の引出しに入れてから台所に戻った。


そして虹子の残ったお湯でコーヒーを作るとレンジに冷凍の海鮮リゾットを入れた。

そのイベントいくらするの?と聞いた。


入場料は2000円だけど、中のイベントの料金はプラスよ。


じゃ、俺が払うから2枚、2人分申し込んでおいてよ。


宗太が行きたい!! と虹子の顔がパッと輝いた。


宗太は海鮮リゾットをもくもくと食べた。

午前中の労働で空腹だった。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::

二卵性双生児 17話 宗一郎と肉ジャガ


宗太は開封されても差支えないプリントを封筒に入れ、横書きに住所と

宗一郎の名前を書いた。

そしてわざわざ羽田近くまでドライブすると適当な郵便ポストに投函した。

手袋をするのを忘れていなかった。


その数日後に母親宛てに送ってほしい本のタイトルを書いたハガキを送った。

それは宗一郎の本だったので、母親は宗一郎宛てにその本を送った。


宗太の部屋には机が迎え合わせに2つあった。

片方は宗一郎の机だった。


長いこと開けてなかったけど、宗太は手袋をすると

中をチェックしてみた。


宗一郎も文具の引出しがあった。

未開封の封筒の他にバラになった封筒が数枚、ハガキ、切手の袋もあった。


数日後虹子は郵便受けに宗太に宛てた手紙を見つけた。

台所に宗太がいたので、ハイ、手紙と渡した。

宗太は裏を返して、宗一郎だと言った。

急いで開封する宗太を見ていて、虹子はよかったと思った。

でも宗一郎の名前はなかったと思ったけどと虹子が思った。


虹子は買ってきたものをテーブルに並べた。

牛乳、ヨーグルト、食パン、クッキー、 豚肉、卵

それから豚肉を残して、冷蔵庫に入れた。

冷蔵庫から玉ねぎとニンジンを出した。

あ、と大きい声を出した。

宗太は眉を寄せて、何、何をやったのと聞いた。

肉じゃがやろうと思ったのに、ジャガイモがない!

いいよ、ジャガイモなんて、宗太はもう虹子の肉じゃがを食べるつもりで

そう言った。


ジャガイモのない肉じゃがは悪くなかった。

虹子はたっぷり肉を入れた。

その肉とタマネギを飯の上に置いて、宗太は美味しそうに食べた。

今までの料理で一番の成功じゃないと虹子を褒めた。


食事中も手紙がテーブルの上にあった。

虹子は宗一郎さん、お元気、ブラジルから帰ったの?と聞いた。

宗太は虹子がブラジルのことを覚えていたのに少々驚いた。

ブラジルなんかに行ってなかったよ。

この家の半分を僕に売りたいらしい。

彼と半々で買ったからね。

これからネゴするよ。

チラっと手紙を見ると裏側に一が見えた。

それが宗一郎の封筒の書き方なんだと虹子は思った。


もう一回肉じゃが食べたいと宗太が言った。

虹子がムッとして、じゃ、材料費出してと言った。

俺が材料を買ってくるよ。

それじゃ、ジャガイモも買ってね。

やっぱりジャガイモはあったほうがいいわ。


宗太は翌日、量的には倍の肉ジャガの材料を買ってきた。

肉は豚肉と牛肉が用意されていた。


虹子は岡とバイト先の側のカッフェで会った。

宗一郎さんの手紙が来たわ。

ブラジルなんかに行ってなかったって。

それにお母さんからも宗一郎さん宛てに何か送ってきたし。


でもそれは宗一郎さんが生きていることにはならない。

虹子さんは宗一郎さんに会ったことあるの?

ないわ。

あのシンク下のバケツには死体を入れてあった。

鑑識の先輩もそう言った。


ね、彼の血液型聞き出せる?

虹子は考えていたけど、やってみるわと言った。


それからコンビニに戻ると血液型占いの出ている女性用の週刊誌を買った。

帰宅すると、台所のテーブルでコーヒーカップを前に

じっくり今週の血液型占いをやり始めた。

虹子はB型だった。

頭のところを読み始めたばかりの時に宗太が台所に来た。

宗太は虹子の後ろから開いたページを見た。

そしてそんなの当たらないよと言って、自分の席に座った。

星占いより当たるって読んだことがあるわ。

宗太は何型? 

今週合う男性はO型なんだって。

恋占いよ。

そりゃ残念だね、俺はA型。 日本人に一番多い血液型だ。


虹子がコーヒーを飲むために雑誌を置くと宗太がそれをとってページ

をめくった。そしてこの夏に流行る水着のページを広げた。

こんなに虹子に似合うんじゃないと黒のビキニを虹子に見せた。

いやらし、そういうの着せたいんだ。


そうだ、この夏に海に行こうよ。と宗太が言った。

時間が取れれば。 バイトに夏休みはないわ。


玄関のブザーが鳴った。

宗太が出て行った。

郵便局だった。

書留の知らせだった。

宗太はそれを持って自分の部屋に行ってしまった。

でも5分も経たないうちに台所に来ると

俺の小説、採用になったと虹子に言った。














































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2/28 社会保険って こんなにあるんだ 添付

2025-02-28 12:27:09 | あほ
2/28 社会保険って こんなにあるんだ 添付

この中の年金なんだけど、健康保険を払いだしたころから払い込んでいない。

子供のころは親の保険の中に含まれている。

で、思うのは年金をもっと早く加入して払い込みのがベターなんではなかと

思うわけだ。


フランスでは働き始めるていると想定されている年齢から社保を払いだす。

18歳になるとバカでもチョンでも国で保証している最低賃金の給料が払われる。

社保と給料は一体だから18歳から社保を払いだすってことなんだろう。

でも大学など高校以上の教育をうける子たちはどうだっただろう?

フランスの場合は健康保険で介護を賄ったと思う。

隣の90いくつかのばあちゃんの見舞に行ったときそう思った。

看護婦さんと話した。


日本の場合、年金用の保険の支払、かなり遅くない?

これをもっと早くから払い出すのはどうだろう?

例えば成人になった18歳から?

例えば生まれたときから。

本人が働きだすまで親が負担するわけだから

この辺の規制は柔軟性を持ってというのはどう?


こうすることで、年金保険の納付分をそく、値上げしなくて済むと思う。

今年は無理だけど2年後くらいにはこういう仕組みできるのでは。



税金的には飛行機メーカーのダッソー社も、近所の八百屋も

同じだと税務署の担当おばさんに言われた。

フランスの社保って収入申告のとき経費として落とせる。

フランスの企業が従業員に払っている社保って大きいけど

あれは経費として申告できるのかな?


小分けにして書きたいけど

密接につながっていて切り離すの難しくて。

読みながら仕分けして。



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2/28 ガザの債権は

2025-02-28 09:29:22 | あほ
2/28 ガザの債権は

トラは要らない

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2/28 大船渡市 また火の手があがって 焼死体も見つかり

2025-02-28 09:26:25 | あほ

2/28 大船渡市  また火の手があがって焼死体も見つかり

放火した犯人じゃない?




PS 2/28 新たに起きた火災で焼死体が見つかった


警察はまだコメントしていない。

でも添付のどこかで見つかったと聞いた。

火をつけまわって逃げ遅れたのだろう。


外で焼死体x 1 なんて考えられない。




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2/28 高額医療費 凍結に

2025-02-28 09:22:17 | あほ
2/28 高額医療費 凍結に

命を脅かされている人からとらなくていい

他の方法もある。
国民保険、18歳と思ったけど生まれたときに加入の方法もある。
厚生はもっと後になって。


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2/277 相撲の西と東 東のほうが上みたい

2025-02-27 11:59:57 | あほ


2/277 相撲の西と東 東のほうが上みたい

豊昇龍が東の横綱になった。

それでどう違うか見てみた。

番付も決定したそうだし。

タカカと春ちゃんが西と東に別れた。

どちらも筆頭? 前頭の一番上。

兄弟で取組するってことか?

暗青色と獅子は幕内になった。

獅子は先場所優勝したから安青錦より少し上。


この間、有吉で見た相撲部屋の食事で千代翔馬を見たけど

千代翔馬すごく上に行った。

そうだ、九重部屋。千代丸ちゃんがいる部屋。

九重部屋もいいけど、他の部屋ものぞいて!!
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2/27 かいごってアナ、好きじゃない 声と話し方

2025-02-27 11:59:27 | あほ


2/27 かいごってアナ、好きじゃない 声と話し方

声が好きじゃなくて嫌いな歌手がいる。

代表が美空ひばり。

歌はいいのが多いのに彼女が歌うといいと思わない。


もう一人思い出した。

高橋なんとか、女性。



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2/27 二卵性双生児、 14話 跡、バケツの跡? & 15話 鑑識勤務の岡が来て

2025-02-27 07:46:11 | あほ

2/27 二卵性双生児、 14話 跡、バケツの跡?


虹子は宗太に言わないでバイトをしていた。

一駅先の駅前のコンビニだ。

電車とかバスには乗らず、歩いて行った。


時々残り物がもらえた。

自分の駅前のスーパーで野菜や果実や肉類を買うこともあった。


虹子は自分が翻訳したフランスの作家の他の本を訳していた。

それは当時発禁になったフランスでは話題の作品で彼の処女作なのだ。


虹子は順番の違うことがちょっと気になった。

読むときはサーっと読めたけど、日本語にしてみると難しかった。

何が難しいんだろうと何度も思った。

結局、時代の違い、宗教の違い、発想の違いなのだ。

諦めてただただ訳した。


虹子は翻訳って本当は自分作品じゃないと思うこともあった。

宗太みたいに自分のものを書きたい

のか?と虹子は自問した。


虹子がいつものように騒々しく帰宅した。

でも宗太はいなかった。

部屋で着替えて、台所に行った。

テーブルの上が散らかっていた。

床にもゴミが落ちていた。

テーブルの上のものを仕分けし、シンクに入れたり、

ゴミ箱に捨てたり、戸棚にしまったりして少しきれいになった。

生ごみのバケツは半分くらい空いていた。

生で捨てられるものはと床を見た。

シンク下のカーペットの敷いてない板のところに

バケツの跡があった。


生ゴミのバケツのサイズではなかった。


板の跡と言うかシミが気になった。

ウエットシートで拭いてみたけど、消えない。

床は拭いたところはきれいになったけど、シミだけとれない。

あったのでワックスシートで拭いてみた。

消えない。


虹子の稀な潔癖症が目覚めた。

でもこんなことは明日考えようでその日はそれ以上考えなかった。


翌日アルバイトから帰宅した虹子は玄関のドアのすぐ前に

同じ?同じくらい?の輪っかの跡を見つけた。

宗太は何か捨てたと思った。

何を捨てたんだろう?

このバケツはなに?

バケツ? バケツなのか?


ドアを開けると、宗太が部屋から出たきたところだった。


宗太、これ食べるとケーキの袋を見せた。

ああ、いいね。ちょうどお茶にするところだった。

頭が疲れた。 甘いもんがほしいんだ。


虹子は台所にケーキの袋を置くと部屋に戻って着替えた。

台所に行くと、宗太が床を見ていた。

虹子が入っていくと、この辺掃除してくれた?と聞いた。

虹子は褒められるかと思って、にっこりウンと言った。

チラっと宗太の目が虹子に行った。

虹子に冷たい、何か鋭いもので切ったような痛みが走った。

虹子は虹子らしく、ごめん、きれいにできなかったの。

古い家だ、掃除は金とって部屋を貸してるんだ、俺がやるから

いい、やらないで。という返事が返ってきた。


虹子はわかったとうなづいて、テーブルに座り宗太の入れた

コーヒーカップを自分の前に引き寄せた。

大好きなショートケーキが無味でのどを通りにくかった。

お茶が終わると、仕事があるからの部屋に下がった。


部屋の戸を閉めると、嗚咽が出た。

叱られたときの感じだった。

大声で泣きたかった。

うちに帰りたかった。


翻訳をほっぽらかして、万年床に潜り込んだ。

掛布団を頭の上までかけて泣いた。

涙が一滴か二滴、頬を伝わっただけだったけど。


何かおかしい、虹子はそう思うのが精いっぱいだった。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
二卵性双生児、 15話 鑑識勤務の岡が来て



虹子は眠っていた。

気になっていたことが目を覚ましたときにはっきりした。

あの台所と玄関先に見た跡だ。

あれからもう1週間以上経つのにあとは消えてなかった。

宗太が掃除してないのだろう。


なんでこんなに気になるのだろう?

誰かに話したい。

灯りをつけてスマホの住所録をめくった。

余所の大学の文化祭で出会った化学をやっている男子がいた。

岡 龍男、朝になったら電話しようと思って灯りを消した。


虹子はバイトに歩きながら電話してみた。

10回近く鳴って、岡が出た。

虹子は花園虹子と言いますがと言っただけで

岡はああ、覚えていますよ

あの小説を書いた人ですよね、あ、翻訳、そうでした、翻訳でした。

調子がいい。 

今話してもいいですか? 

いいですよ。

何か置いた跡で消えない跡ってありますか?

見ないと確かなことは言えませんが、中に入っていたものの跡じゃないですか?

落ちにくい跡ってことですか?

そうです。

私ね、ウエットシートで拭いて、ワックスシートで拭いたのですが

少しも消えない。 バケツの跡だと思うのですが・・・・

見に行きましょうか?

本当ですか? その前に会えますか?

翌日に合うことにした。

その間に宗太にわからないように虹子はスマホに写真を記録した。

岡は僕は今警察の鑑識にいますと自己紹介した。

虹子のスマホの写真に大きな容器ですねと言った。

そして虹子は一番宗太がいない確率の高い日を選んで来てもらうことにした。

岡は玄関をノックする前にドア前の跡を綿棒でふいて

試験管に仕舞い込んだ。

宗太はいなかった。


台所のシンク下の床はかなり掃除してあった。

岡は綿棒作業をやってから、青い液体をかけた。

電気を消して液体の中に微かなな光があった。

岡は何も言わないで液体を拭きとった。


それからシンク下の扉を開けた。

大きなバケツがあった。

高さではなく、直径が大きい。

これの跡だ。 岡はそう思って中を覗き込んだ。

臭いがした。

岡は何も言わずにうなずいた。


内側に何かへばりついている。

岡はピンセットでそれをつかみ、シャーレに入れた。


じゃ、わかったらお知らせします。

玄関先で岡はそう言って去った。


遠くので宗太がそれを見ていた。

駐車場の帰りだった。


虹子は台所に行って、虹子の鍋に湯をわかした。

コーヒーを作ろうとしていた。

パタンと宗太の部屋ドアの音が聞こえた。


台所から虹子が陽気な声を作って、宗太、コーヒー飲むと声をかけた。

ドアが少し開いて、飲むの声がした。


虹子はクッキーの袋を開け、くぼみのある白い皿にあけた。

それはドライフルーツを刻みこんだクッキーだった。

白い皿にカットされたドライフルーツが柄のようで可愛いかった。


宗太は台所に来ると恋人かい、あの男は?とまず聞いた。

虹子はちょっとびっくりして見ていたの?って聞いた。

うん、ちょっと声をかけたけど聞こえなかったみたいね。


そう、友達の友達だけど、私のファン。

サインをもらいに来たの。

そう言ってまずいことを言ったと虹子は思った。

もうサインを欲しがるファンがいるのかい、いいなと宗太が言う。


宗太、あの小説読んだ?

ああ、すごい恋だね、映画にしたくなったよ。

やってみれば? と虹子が頭をあげて言った。

虹子の顔は宗太を信頼して、可能性を信じている顔だった。


誰か映画関係の人に知り合いいないの? と虹子が聞くと

宗太はちょっと上を向いて考えていたけど、

ああ、あいつが映画会社に勤めていた、だけど今のいるかわからない。

コンタクトしてみればと、そっと小声で言った。

虹子は宗太の前で出しゃばらないように注意していた。


宗太は虹子がちょっと生意気な口の利き方をすると

父親よりきびしい叱責をあびせた。

あげくに仕置きが足りないとつぶやいた。

虹子は仕置きってなに?と思ったけど

その場で聞かなかった。

後でネットで単語を検索して記憶に残ったのが体罰という単語だった。

体罰なんてうちでは誰もされたことがない。

体罰が足りないって・・・・、思っただけで震えがきた。

そのうち、宗太に仕置きをされるんじゃないかという恐怖がわいた。


あれは宗教の類か?

子供をベルトで打つしつけをするのがあった。

ベルトってサンチュールだ。

ベルトでパンツをぬがせた子供の尻を打つ????

そんなの宗教であるわけない。


子供はたたくような体罰を与えるより、子供が自分でやったことを

悪いことをしたと反省し、もうしませんと後悔するような教えがいい

それが虹子の両親の教育だった。


仕置きって

密かに虹子を興奮させた。


































































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2/27 岩手県 再度火事

2025-02-27 07:35:41 | あほ

2/27 岩手県 再度火事


なぜ放火って言うとパリに居た頃、フランスやイタリアでも山火事があった。

その時、イタリア人の友達と話して原因は彼女が放火よ

と言ったからだ。


先週かその前、風の強い日に庭でたき火をしていた人をニュースで見た。

乾燥しているとき、火の粉が飛んで火事が起こることがあるし

話題になった飛び火だってある。


放火をする人ってあの燃える炎が快感に見えるらしい。

子供のころ放火をしたことがあると言うアメリカ人の男が言った。

でも、その燃え方があまりに恐ろしく二度とやらなかったと言った。


今回の火災は町の側で、火事で燃えたら水害や地震より質が悪い。

昨日はニュースで燃えている家を見た。

避難している人もいた。

町と違って森林のある地帯は都市建築案なんかないんだろうね。


ヘリが8機があるなら、一度に集中して水まけない?

一機で5000リットルだって、

消防車じゃできない量だ。

ヘリのパイロットと宗十技術によるけど

できるだけ低空飛行で水落とせないかな?








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2/27 やすこさん ペットも花粉症になること知ってますか?

2025-02-27 07:35:03 | あほ




2/27 やすこさん ペットも花粉症になること知ってますか?

なると思う。

人間の風邪だってうつる。

風邪ひいていると思ったら、猫や犬にチューしちゃ駄目。


猫が窓開けたらクシャミだって。

犬は散歩に行って、花粉だらけで戻ってくるとか言っていた。


ペット用の花粉症の薬ってあるのかな?

ペット用のマスクとかメガネ?

頭スッポリ入るヘルメットみたいの誰か作って。



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2/27 NYの信号無視

2025-02-27 07:34:13 | あほ

2/27 NYの信号無視


この意見、私もそう思う。

日本ではあまりやらないけど、パリではそうしていた。

車がどこにいなくても信号で待っているのは日本人とスイス人とか

聞いたことある。





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2/27 昨日の天気、なぜかこれしかない

2025-02-27 07:33:05 | あほ

2/27 昨日の天気、なぜかこれしかない






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2/27 マクロンさん 訂正できるなら棄権すべきじゃなかった

2025-02-27 07:32:39 | あほ


2/27 マクロンさん 訂正できるなら棄権すべきじゃなかった




ロシアとウクライナの戦争関連のことで何かの採決で

(私は頭のほうを聞いてなくてなんの話かわからない)

フランスと英国は棄権した。

反対はロシア・中国他9国とか聞こえたような気がした。

なんの話だったか、もう一度やらないかな?


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2/27 高額医療費 凍結にして 確かに予算は限られていても

2025-02-27 07:32:11 | あほ

2/27 高額医療費 凍結にして 確かに予算は限られていても


これを変更にするって持ち出したの誰よ?

冷たいやっちゃ!


フランスが癌は100%国で負担しているのに

なんで日本はできないんだろう?

社会保険料、フランスは高い。

企業負担分が高い。

保険料をアップしてもこまったときは国で持つべきと思う。


国民ファーストだからね、フランスは。

だから起業しても雇われ社長にするくらいだ。





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2/26 投稿 二卵性双生児、 12話 幸せなコシュマール & 13話 宗太の太は他人の他

2025-02-26 15:14:53 | あほ

2/26 投稿 二卵性双生児、 12話 幸せなコシュマール


宗太は飛び起きた。

でも起き上がってから落ち着け、落ち着けと自分に言った。

それから廊下に出た。

廊下は暗かった。

誰も歩いていなかった。

台所まで行った。

奇妙な臭い、なんの臭い と宗太は臭いを追った。

生ごみのバケツのふたが開いていた。

はて、なんで開いているんだと宗太は思った。

臭いはそれだった。

宗太はバケツにシンクにあった生ごみを追加して袋をしばった。

それを玄関まで持って行った。

そしてドアのすぐ外に置いた。


どうせ持っていくのは俺だ。

台所に戻り手を洗い部屋に戻った。

時間は2時半を回っていた。


ちょうど兄と口論になり、思わず突き飛ばしたら小柄な兄は

思ったより吹っ飛んで、何かに当たった。

兄が崩れ落ちた。

兄が倒れたのを見て宗太はすぐに動けなかった。

でも兄が起きあがらないので見に行った。

兄の後頭部から血が流れ出た。

でも兄はまだ生きていた。

救急車を呼ばないと と思ったけどほっとけと同時に思った。

ちょうど午前2時半ごろだった。


2人は二卵性双生児だった。

並んでもまったく似ていない。

兄は成長したら小柄だった。

宗太の背は家族の誰より伸びた。


兄の成績はいつでも宗太よりずっと良くて

双子のくせにどうしてとよく言われた。

2人は一緒にヨーロッパ旅行をした。

帰国したら兄は英国に留学したいと両親に言い、

簡単に留学させてもらった。



宗太はギリギリの成績で、付属の高校からそのまま大学に行けないで

他の大学を受けた。

大人になればなるほど、その能力の差が顕著になって

宗太は惨めだった。

宗太は 宗太の太は他人の他とつぶやいた。



しかし、社会に出てみると、宗太には誰もが認める商才があって

金勘定に長けていた。


それは両親を喜ばせたけど、余計に馬鹿にもされた。

同じ子供なのにと宗太は悲しかった。


宗太は30半ばに会社を辞めた。

それから子供のころから夢だった小説を書くことにした。


しかし、兄の勉強に必要な金は宗太が出す羽目にどうしてかなっていった。

あの晩のいさかいの原因は金だった。


宗太は2階をそのままにして階下に行った。

そして翌朝見に行って、兄の死は確かなものになった。


宗太はそのまま、購入したばかりの家の2階を閉鎖した。


宗太は金儲けにも長けていたけど、大工仕事にもたけていた。

2階家だったその家は、どう見ても天井の高い平屋になった。


両親には兄さんはブラジルに行ったと報告しておいた。

両親は引越したばかりのこの家の住所を知らなかった。


宗太はあえて郵便局で住所変更もしなかった。

これで親はこの住所はわからない。

兄からも親からも解放されて、宗太は幸せだった。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::

二卵性双生児、 13話 宗太の太は他人の他

宗太はその家で静かに暮らした。

社会から注目を浴びるようなことは避けた。


たまたま玄関前に出たとき虹子に会ったのだ。

虹子に部屋を貸す提案は衝動的で後悔もあった。

しかし、どうせ虹子はじきに出て行くとかいかぶってもいた。

でも虹子はもう3年もいる。


虹子と肉体関係すらもってしまったのに次はこなかった。

これから次があるかわからない。


この家は購入したのだから、移転しても”安全”だと宗太は思った。

移転? 移転したいのか?


宗太は発砲スチロールの箱を2階の押入れに置いてきたことを悔いた。

自分の側に置いて折りを見て捨てにいくべきだった。

もう一度、一連の作業をするのはすごく気が重かった。

俺ってなんでこう馬鹿なんだろう?と宗太は自分をののしった。


夏ごろ、虹子は大学院を止めた。

宗太はそんなことは知らなかった。

それは虹子が毎日外出していたからだ。


あまり虹子の生活に干渉しなかった。

本当はそれほど興味もなかった。


夏休みが終わるころ、虹子は宗太に突然言った。

私、今月でここをでます。

宗太にはショックだった。

なぜか虹子はこのまま、ここで生活し続け、それから同棲も可能だろ

なんて宗太は想像を膨らませていたからだ。


宗太の顔を見て、あ、急なら家賃は来月末まで払うわと言った。


そして宗太の次の言葉も待たず、台所を去ってしまった。

宗太はそのまま台所にじっとして 

いいじゃないか、これで付きまとう不安はなくなる 

と自身に言った。


まだ2週間ある。


朝宗太は虹子の朝食を用意していた。

目玉焼き2個、ウインナーソーセージ5本、レタスのサラダに

プチトマトを加え、ドレッシングとマヨネーズを横に置いておいた。

そしていつも台所のテーブルに置いてある旧式なトースターに

食パン8枚切を2枚入れておいた。


宗太はとても俺には食いきれないと思ったけど

虹子はいつもペロっと平らげた。


トーストにチーズみたいに厚く切ったバターを乗せ、ジャムをこんもりと

盛っていた。


ジャムは虹子は自分で買っていた。

2枚目のパンをトースターから出す前に虹子は冷蔵庫から

キリのクリームチーズを持ってきた。

それをバターの上に伸ばし、さらにジャムを乗せた。


宗太がゲッソリした顔で見ているのに気がついた虹子はフフっと笑った。


宗太は気をつけな、今はまだいいけど、30も超えたら

ブクブク太るぜ。

大丈夫よ、うちはデブの家系じゃないからと返事をした。


ところで先日、玄関のタピスリーは兄さんのとか言ったけど

宗太の兄さんってどこにいるの?

と爆弾が飛びだした。


宗太はそう言ったことを思いだした。

宗太が黙っているので、まずいこと聞いたと虹子が言った。

いや、まずくはないけど、ブラジルに行ったっきり音沙汰ないんだ。

探しようもなくて。

俺も気にはしているんだ。


ブラジル・・・虹子が考えている。

いや、実際に飛行機のチケットを見たわけじゃない、兄がそう言って出かけて

飛行場に送って行ったわけでもないから、ただ、昔からブラジルに行きたいと

言っていたし・・・・・ここに移る前の話だ。

兄は語学ができたから大丈夫だよ。


ヘー、宗太の兄さんってどんな人。

宗一郎って言って、俺たちは双子だ。

双子でも二卵性っていうのは似ていないし、出来も違うことが多いらしい。

彼は小柄だ。俺の肩くらいしか身長がない。

でも子供の頃から学校の成績はいいし、運動も俺よりよかったかも。

ロンドンに留学したくらいだ。

惨めな中学ごろをぼんやり思い出してだんだん話がゆっくりになっている。

親は兄のほうを可愛がったし、大事にした。

俺は宗太の太は他人の他だとずっと思ってきた。


宗太! 虹子が目に涙を浮かべて止めた。

そんなことないよ、宗太はそんなに繊細じゃない。

すごく器用だし、料理もうまいし、

虹子は宗太のいいところを並べたかったけど、

宗太のこと知らないのに気がついた。


3日ほど経って、虹子は帰宅するなり

宗太、ここを出る話はキャンセル、キャンセルね

と大声で玄関で叫んだ。






















































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