キルトの世界

キルトを始めて14年になります。刺繍を含めた、キルトを中心に日々感じたことを、述べていきたいと思います。

梅物語

2017-02-27 11:00:47 | Weblog
  昨日は、いつも、訪れる、「神代植物園」で、「梅の講演」が、あった。来場者にも、梅についての、冊子が、頂けるとの事。梅の見学も、含めて、行ってきた。この、植物園の梅は、丁度、見頃。先日訪れた、府中では、「蝋梅」は、すでに、終わっていたが、ここでは、まだ、蝋梅も、、十分に、楽しめた。梅は、春の訪れと供に、咲くので、可愛らしいし、花も、比較的、長く、楽しめるので、私の個人的な、感想としては、好きな花である。


  目的の講演は、午後から。
今日は、年に一度の、東京マラソン。以前は、見学も、したことが、あるが、今年は、それどころでは、ない。

  しかし、講演は、なかなか、充実した、内容だった。講師は、江戸の園芸の研究家である。名古屋から、駆けつけてくださった。小冊子の内容も、なかなかの内容で、本当に、参加して、良かったと思う。神代植物園には、この植物園所蔵の、寄贈された、梅に関する資料が、あるとの事である。戦時中も、焼け残らず、今日まで、残っているとは感心した。
宝暦12年生まれ(1972年)の、春田氏は、自宅にも、梅園を、所有していた。自宅で、栽培した、品種を、すべて、図譜の、形に、していたという。

  梅とは、どんな植物か? 改めて、原産地を、知って、以外だった。植物学上の分類は、バラ科で、サクラ亜科に、属するという。梅の原産地は、中国中南部の、山岳地帯だそうである。中国では、調味料や食用や、薬用として、用いられていた。

梅は、弥生時代には、日本に飛来して、始めは、薬用として、用いられた。奈良時代から、平安時代の人達が、庭に、梅を、植え始めた。「万葉集」にも、「枕の草子」にも、梅を、題材に、使っている。「学問の神様」として、有名な、菅原道真も、九州大宰府に、左遷されても、大宰府もで、梅を、愛した。

鎌倉時代には、「天神信仰の、高まりとともに、梅が、普及した。室町時代には「、「植木鉢」の、普及と供に、梅を、鑑賞する文化が、庶民まで、広まった。謡曲「鉢の木」の梅は、「北条時頼の伝説」を、もとに、しているようだ。そして、江戸時代には、「梅の文化」が、盛んになる。江戸時代には、各大名達が、多くの「梅庭園」を、創った。貝原益軒は、庭園には、著書のなかで、まずは、梅を、最初に、植えるようにと、勧めている。

 また、江戸時代の武家社会では、「梅の実用性」を、高く、評価したようだ。
①梅の果実は、梅干として、非常食に、なる。   ②城で、ろうじょうした時に、燃料にもなる。  ③花は、厳寒期に咲くので、武士には、凛とした、美しさが。好まれた。



松平定信は、仕事を、引退後に、没するまで、今の植物園の形で、今の、東京中央卸売り市場あたりに、造ったという。そして、旗本達や御家人達にまで、「園芸熱」が、広まったという。
また、江戸時代には、多くの、花の見所が、ひろまった。有名な所に、「亀戸の花やしき」や、「鎌田の梅園」が、ある。そして、これらの場所で、広重は、あの有名な「浮世絵」を、制作した。



  このように長い年月、「梅の花」は、実際の生活上でも、また、視覚的にも、、私たちの生活を、癒してくれた。そして、文学や、美術にも、多くの恩恵を、与えてくれた。今回の講演で、ますます、梅が、好きになった。



  今日の写真は、「神代植物園で、撮った梅」である。  わが家の梅の木は、道路側に、白い梅が、1本と、川側に、赤い梅が、1本あるが、赤い梅のほうは、非常に、香りが、強い。
「梅の品種表」を、もらってきたので、どれかに、相当するか・、調べてみたい!!



春は、もう少し

2017-02-16 20:22:26 | Weblog
 このところ、毎日、晴れの良い天気が、続いている。2月も、半ばを、過ぎて、春の、訪れは、もう、少しである。


 
一昨年の色の講座で、出できた、プリント。最近、見た、東京都美術館での、「ティティアーノ展と、関連が、あるので、述べてみたい。この講座の、タイトルは、「ベネチアの色彩」に、ついてだった。

   ティティアーノは、ルネッサンスの、ベネチア派を、代表する、画家だった。ティティアーノは、「聖母子像」や、「聖愛と俗愛」や、「ダナエ」や、「死せるキリストへの哀悼」などの、作品を、残した。

1670年から、1690年に、かけては、フランス美術アカデミーと
美術愛好家の間では、厳格な「古典主義」に、もとずく、「素描」を、重視する派の「古典主義」と、「ベネチアや、フランドル地域での、色彩を、重視する派との、「色彩戦争」が、おきた。


「ティティアーノについては、また、地元の公民館での、美術の講演会が、あるので、しっかり、聴いてきたいと、思っている。


   今日の写真は、先日、訪れた、「神代植物園」で、映した。「節文草」が、可愛らしい!!
 


神代植物園と色の講座

2017-02-13 05:18:09 | Weblog
 先日の土曜日は、梅を、見に、また、「神代植物園」に、行ってきた。府中の博物館では、すでに、終わっていた、「蝋梅」が、最盛期で、十分に、楽しめた。植物園の中の、会館では、梅の花に、関する、「講演会」も、あるようだ。また。その聴きに、出かけたいと思った。


  さて、昔受講した、講座を、整理していると、「色の講座」で、なかなか、興味深い、プリントが、出てきた。

題名は、「動物の体色と生きる戦略」


  講座の内容は、動物の多様な体色と体色を表すしくみの機能である。とりわけ、興味を、持ったのは、「タマムシイロ」の仕組みである。どうして、見る角度によって、多様な色に、見えるのか?

昔、タマムシイロの、布を、キルトの創作で、必要なことが、あったことを、思い出した。タマムシイロの羽は、「多層膜構造」に、なっているらしい。この構造が、周期に応じて、波長の光を、反射することが、原因らしい。


  色の関する領域は、多様な観点から、アクセスできる。又、参考文献などを、読んで、実際のキルト作品にも、役だてたい!!と思っている。


 今日の写真は、「梅園の蝋梅」である。

  

これからの子供達

2017-02-07 10:12:32 | Weblog
  今日は、風の強い日。「花粉症」だけでなく、マスクを、している人達が、多い。最近1冊の本と、1冊の雑誌を、読んで、時代は、大きく変化!!していくのだと、思った。

10歳までの、読書量に、よって、「子供の学力」は、決まるとは、思っては、いたが、子供達の未来は、大変!!な時代になるようである、IT技術の進展により、人工知能を、行使して、使いこなす側と、使われる側に、選別されて、仕事が、奪われて人達も出てくるとの事である。

社会環境の変化により、消える仕事も、出てくるとのこと。

  もう1冊の経済雑誌のほうは、どうしたら、経済力のある、子供を、育てられるか?という内容である。大切な!事である。「2020年度の、文部省大学入試の教育改革」に、応じて、学校教育も、「アクティブラーニング」のような、自発的に、考える力が必要と、目標としているようだ。


 「 STEM教育」が、大切との事。サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マティマテイクスの、略であるとのこと。「機械との競争に、勝ち抜く学び」が、必要との事。日本の未来ある子供達を、若い親たちは、大切に、育てて欲しい!!
  加えて、もう1冊の本では、「アート」の分野も、大切なようだ。美しい上に、有用な作品には、皆が、魅力的だと思うからである。



  今日の写真は、ミニキルト。今度は、「和のキルト」を、作りたいのだが。

府中郷土の森博物館

2017-02-06 09:38:35 | Weblog
  2月に入り、わが家の、東側の梅も、赤いつぼみを、つけて、春は、そこまでである。これから、一日ごとに、春らしい日が、続くと、思う。


  「梅祭り」が、始まったとのこと、また、府中まで、でかけた。この施設は、梅のほか、「プラネタリウム」もあって、家族連れにも、楽しめる。梅の木のそばに、福寿草が、顔を、のぞかせていた。

  梅の木々は、始まったばかりで、これからは、しばらくは、楽しめる!!

   


  府中は、「甲州街道の、宿場町」でもあり、以前、ウォーキングで、「甲州街道」を、歩いたことを、思い出した。「大国魂神社」では、「くらやみ祭」が、、5月初旬に、あり、この神社では、かつて、下の子供を。「七五三」で、出かけた、記憶がある。この府中は、「古代国府の誕生の地」でもあり、地方政治の拠点に、なったようである。


  本館2階のコーナーでは、この府中の150年の歩みが、展示されていた。


  広い庭園の中では、水車小屋や、府中ゆかりの詩人の記念館や、かつての、旧府中町役場や、旧府中郵便取り扱い所などが、あった。



  今日の写真は、白い梅である。あまり、しだれ梅は、見なかったような、気がする。