キルトの世界

キルトを始めて14年になります。刺繍を含めた、キルトを中心に日々感じたことを、述べていきたいと思います。

老年期の心理発達学

2012-04-30 08:43:29 | Weblog
 連休も、いよいよ、始まった。それにしても、このところ、悲しい、車の事故が、とても多い。幸せな日常が、一瞬にして、奪われてしまう。元気で、健康に、毎日を、過ごせることに、感謝して、毎日を充実させていきたい。家でのんびり、体を休めながら好きな音楽を流して、ゆっくり、本を読んだり、手芸をする時間が、とても、心地良い。
 さて、いよいよ、人生の終盤!?となった。興味があって、ある「発達心理学」の本を、読んだ。その本には、高校時代に隣の席で、供に勉強した、女性の、研究結果の文献も、巻末に載っていた。東京都の老人研究所に、勤務なさっていた方である。毎年、年賀状を、交換して、クラス会にも、時折、お会いしていた。彼女の著した、文献を、これから、図書館で、借りてきて、是非、読みたいと思っている。
最近の研究結果によると、老人期は、肉体的には、劣っていき、外見的にも、衰えていく、時期ではあるが、個人差も、非常に大きく、一概に悲観する必要もないようである。ただ、序序に、そのやらなければいけない事の、量を減らして、「ソフトランディング」する必要があると思った。
内閣府の2009年の統計では、日本人の平均寿命は、男性 79.19才、女性 85.99歳である。老年期は能力の、喪失の割合が多くなるが、新たな能力の獲得の時期でもある。その相対量が若いときに比べて、喪失の割合が、多くなる傾向があるという。エイジズム(高齢者差別)は、レイシズム(人種差別)や、身障者差別やセクシズム(性差別)ともに、ひとつの差別である。ある学者が、反論を行う形として、「ステレオタイプ化」された、高齢者への偏見として、①加齢 ②ぼけ ③非生産性 ④安楽の追求 ⑤柔軟性の欠如などが、世の中にあると、指摘した。
  
ところで、私が、一番、興味を引いた箇所は、老年期には、「実際に知能は低下するか?」への、疑問である。新しい場面(流動性への適応能力)は、加齢と供に、大きく能力は、落ちていくが、過去に蓄積した知識や技能の問題解決能力は、落ち込みは、緩やかであるという。

 健康である限り、明確な目標を、持って、スポーツと同じように、自分が楽しめる程度で、歩むのが、良いようである。

 今日の写真は、「ホビーショウ」に行った時に、撮影した写真である。フープに美しい布を張って、インテリアの一部にするのも、良いアイデアだと思った。

ホビーショー

2012-04-25 20:04:33 | Weblog
 いよいよ、ゴールデンウィークが、やってくる。今年は、北海道道南に、訪れようと思う。久しぶりに、飛行機に、乗ることになる。函館の桜や、五稜郭、函館の夜景、大沼公園、江刺、松前公園、函館市内やトラピスチヌ修道院などを、見学する。楽しい旅行になれば、良いのだが。ところで、私は、北海道帯広市で、生まれて、15歳まで、この地で、過ごしている、私の父母は、すでに、他界しているが、やはり、北海道は、「心の故郷」と思っている。


 今日は、久しぶりに「日本ホビーショー」に、行ってきた。確か、東京ビッグサイトで、開催される以前に、2度ほど、行った記憶があるが。とにかく、会場が広い。たった、半日しか、いなかったがかなり、疲れてしまった。キルト関係だけでなく、色々面白い場所があった。

 ①ステンシルのコーナー  実際、小さなバッグを創ってきた。布にデザインを施して、キルトの一部にできると思う。実際に、ステンシルを使った、作品を、あるキルト作家の作品集で、見たことがある。

 ②装飾した名刺  イギリスなど、一部のヨーロッパの国で、はやっているという。色々な色の名刺にに、金や銀のデザインのシールを貼って、楽しむ。このような名刺交換をすれば相手方にも、、記憶に残り、大事にしていただけると思う。

 ③ビーズアクセサリー  ここのコーナーは、人気が高く、沢山の女性達が、自分達の、ビーズの作品創りに、参加していた。

 ④子供たちのバッグ創り  主に、小学生の女の子達だが、ミシンを使って、可愛いデザインのバッグ創りに、挑戦していた。

 会場内には、スワロフスキーでデザインされた、素敵な車が、展示されていた。

 今日の写真は、ペイント、刺繍などを使った、小さなミニキルトである。キルトにペイントを、加える際は、縫い目の上にはペイントを、のせないのが、コツなようである。今後も、いろいろとバリエーシォンのある、キルトを、創っていきたいと思う。

神代植物公園の桜

2012-04-08 22:06:59 | Weblog
 今年も待ちにまった、桜の季節が、やってきた。寒い冬が終わって、ようやく訪れた、春の到来は、嬉しいものである。個人的には、神代植物園と上野公園に、桜を、鑑賞してきた。上野公園のほうは、友人3人と、一緒である。桜は、1週間あまりで、散ってしまうので、「はかなさと美しさ」に、魅力が、あるのかもしれない。
 神代植物園は、特に、6月の薔薇が、有名である。2009年に、バンクーバーでの、世界薔薇会議で「優秀庭園賞」を、受賞している、コンサートも開かれて、毎年、沢山の人達を、集めている。

来年は、「 桜の花のキルト」を、創ってみたいと、思った。今日の写真は、神代植物公園の桜である。訪れた当日は、午後8時まで、入場できて、夜は、「ライトアップ」ということだったが、風が寒くて、早めに、帰ってきた。

キルト日本展

2012-04-05 09:32:03 | Weblog
 昨日は、上野東京美術館での、「キルト日本展」での、お手伝いに行ってきた。前の日は風の強い、悪天候だったが、桜の花は、六部咲きほど。子供連れの家族達や、外国人も含めて、多くの人達で賑わっていた。東京都美術館は、リニューアルしていて、地下1階入り口の入った正面が、ミュージアムショップに、なっていた。本の数はそれほど、多くなく、グッズが多いように思えた。
 会場で座って、キルトを鑑賞している方々を見ていると、キルトならではの、鑑賞の仕方が見られた。私もそうだが、、作品に近い状態で観られる方が多い。絵画の場合では、白い線が引いてあるのだが。グループできている方達に多いのだが、熱心?なあまり、作品の裏側をめくる人達がいる。マナーとして、注意させていただく。また、私が白い手袋をしているので、裏の縫い方を、観たいと、おっしゃった方がいた。どのような、創り方をと、質問をされる方達もいた。絵を二科展に出展している方や、ピアノを勉強されている方も、彼らの「おきに入り」の作品の前で、熱心に鑑賞されていた。また、同じ作品でも、人によって、多様な感想があるのも、実感した。会場を閉めた直前に、キルトがたわまないように、裏を粘土のような素材を丸めて、壁に固定したり、スプレーで、作品に水分を与えて、メンテナンスにも細心の注意を、はらっていく。多様な作品を見ていくうちに、この作品は、別のキルト作家の作品の影響をうけていると実感できる作品がかなりあった。私自身が作った作品の創り方を、一部に使っていると思われる作品もあった。影響を受けつつも、いかに、「オリジナル性」を表するrことが、大切だと思った。
 私自身として、好きな作品としては、星を「和のキルト」で表現された作品や、中国と日本の文様を和のキルトで表現した作品である。また、ジーンズを使った作品や「アフリカの声」という題名の針金を使ったキルトや、立体感と躍動感のある、ダンスの作品が、個性的で良かった思う。

今後これらの作品は、名古屋、フランス、中国、広島、台湾で展示される予定だそうである。

今日の写真は、キルト日本展のパンフレットである。