キルトの世界

キルトを始めて14年になります。刺繍を含めた、キルトを中心に日々感じたことを、述べていきたいと思います。

2回目の、「大作曲家達の愛した楽器講座」

2015-04-27 08:21:31 | Weblog
  大型連休も、近くなった。まだ、具体的に、どう過ごすかか、考えていない。この2日間くらいで、、決めたいと、思っている。夫が、図書館から、東京を、楽しむための、ガイドブックを、借りてきてくれた。今まで行った、東京案内には、載っていない、所もある。

 さて、先週の土曜日は、2回目の講座に、行ってきた。今回は、サイドテーブルが、付いた、メモの取り易い会場と、なった。

きょうのテーマは、「モーツァルトとピアノ」である。17世紀に、ピアノが、考案されて以来、すぐには、ピアノ普及とならなかったという。チェンバロと異なり、改良点が、多かった。後には、「ウィーン式の、打弦式」と、「イギリス式の打弦式」のピアノに、集約されるようになった。

ウィーン式のピアノは、「軽さと繊細な音色」の為に、特に、モーツァルトに、愛された。19世紀は、まだ、「チェンバロの文化」であったという。

 モーツァルトは、最初は、チェンバロに、接した。モーツァルト一家は、1763年から、西方への大旅行で、ロンドンに行って、バッハの息子のクリスチァン・バッハ会い、「3曲のピアノ協奏曲」を、作曲した。この曲は、クリスチァンバッハの編曲でもあった。モーツァルトは、
父親が、バイオリン奏者だったこともあり、「バイオリンソナタ」も、作曲したという。


ピアノは、個人のピアノストに、よって、「さまざまの音色を、創る事ができるのが、最大な魅力」である。作曲家の弾いたピアノ演奏は、曲想を、理解しているだけに、魅力的な

演奏を、する事が、多い!!とのことだった。

当日は、モーツァルトのソナタの「ケッフェル309番を」、聴いた。ところで、浜松の「楽器博物館」には、バルターのピアノが、保管されているそうだ。一定の状態を、保つために、普段から、実際に弾いているそうだ。

また、当日、内田光子さんが、オーケストラの指揮と演奏で熱演されている、DVDを、鑑賞した。この曲は、「ピアノ協奏曲第20番」である。

前述したように、モーツァルトは、バイオリンとの、バイオリン・ソナタや、協奏曲を、作曲したという。

 また、天才モーツァルトは、教会のオルガン奏者でもあった。オルガンを中心とした、「教会ソナタ」を、多く、作曲した。「K329」を、聴く。ホルンの音色も入った、重厚なオルガン曲である。講師の先生の創ってくださった、レジュメには、「ザルルブルグ大聖堂」のオルガンと「

シテファン大聖堂」の、オルガンの写真が、載せられていた。今回も、充実した内容だった。


 今日の写真は、以前行った、桐生の織物会館での、織物機のそばで撮った。





久しぶりの音楽講座  バロック時代の鍵盤楽器と、大作曲家達

2015-04-20 06:50:50 | Weblog
 ゴールデンウィークも、近くなった。桜前線も、青森県まで、北上してきたようである。4月から、前期、新しく、講座を、受講することにした。今回は、「楽器」についてである。前回と、同様、講師の方の講座は、大変な人気で、前回の倍の人数の、参加者である。

バロック時代の鍵盤楽器は、パイプオルガンや、チェンバロや、グラビシコードなどの、楽器が、良く使用された。楽器といえば、浜松の「楽器博物館」に、行ったことを、思い出した。美しい絵が、描かれた、鍵盤楽器に、感動した事を、覚えている。
 オルガンの起源は、ギリシャまで、遡るが、バロック時代には、人力で、送風を、して、音色を、出した。このオルガンは、中世やルネッサンスまでは、小型なタイプだった。16世紀から、カルバン派の地である、オランダで、オルガン音楽が、主に普及した。バッハは、オルガン音楽の勉強を、して、以下のような、曲を、作曲した。当日聴いた曲は、以下である。

 ①ソナタ イ短調    ラインケンの「ホルトゥス・ムシクム」のソナタ第1番の編曲  

 ②トッカータとフーガ   ニ短調  このCDは、持っている。

 当日、パイプオルガン演奏の、DVDを、見た。「パイプオルガン入門」である。ボタンの数も、多く、足鍵盤もあり、演奏するのが、大変そうだ!!しかし、演奏は、立体的で、上から、床からと、響き、荘厳な雰囲気で、素晴らしい!!

 バッハとチエンバロの関係については、以下のようだったという。

  チエンバロは、独奏楽器だけでは、なく、アンサンブル楽器としても、必要だった。17世紀には、チェンバロは、かなり、普及していった。有名な、フェルメールの絵画には、「合奏」の絵の中に、チェンバロが、出てくる場面がある。残念ながら、この絵は、盗難の為に、不明だとの事である。

チェンバロは、国により、様式も、異なり、材質や、響きも異なった。バッハは、最後には、「リュートチェンバロ」を、使用した。

  バッハは、クラビコードも、使用した。この楽器は、19世紀前半までの、家庭用楽器だった。モーツァルトも、この楽器を、使用したようである。音量は、弱く、強弱、アクセントやビブラートの表現が、できた。

 そして、ピアノの歴史は、もっと浅く、17世紀末だった。バッハは、1747年には、「ポツダムの宮廷」で演奏した。ほかに、スカラッティが、フォルティピアノの、演奏を、試みた。彼はバッハと、同時代の人物であるが、ソナタ形式を、用いて、より

、新しい時代の、演奏方法を、試みた。彼のソナタは、「イベリア・ソナタ」とも、いわれて、18世紀のスペインの、鍵盤音楽の、特徴を、持っていた。機会があれば、彼の作品も、聴いてみたい。
それにしても、思ったことは、当時の宮廷の王様が、音楽に大変、理解があり、自らも、演奏者であり、作曲家達の音楽活動を、支えていたことであるのに、共感した。


  今日の写真は、わが家の八重桜である。毎年、長い間、楽しませてくれる。




























































足利街めぐり

2015-04-05 09:31:15 | Weblog
  以前から、興味のあった、足利へ、日帰りで、3月の末に、訪れた。「織物の町」として、テレビで、放映」されていたからである。駅で、街案内のパンフレットを、入手して、JRの足利駅から、散策する。訪れた場所順に、述べたい。

  ①史跡「足利学校」

  この学校は、16世紀中頃、フランシスコ・ザビエルによって、日本最大の有名な、大学として、世界に、紹介された。
いまでは、「日本最古の学校」として、「学校教育の原点」に、なっているという。入り口付近では、この学校内の紹介のビデオがあっった。

当時の足利学校では、「漢文」という、高度な勉強を、していた。「漢文」は、当時、先進文化を、理解するためと、日本独特の文化を、構築するために、必要だった。この学校では、中国学そのものの、「論語」を、詳しく、講義されていたという。ここでの、卒業生は、日本各地にわたり、多くの人達の教師となっていった。

この学校では、「自学自習」が、モットーであった。また、漢字に関する、簡単な試験に、挑戦する、コーナーも、あった。帰りに、入り口のところに、「足利学校と「論語」に、関する、分かり安い、訳が、載っている、小冊子」が、あったので、入手した。高校時代の、「漢文」の授業を、思い出して、かみ締めながら、、読む事にした。


  ②足利まちなか遊学館

ここは、有料の「織物体験」が、できる、場所である。時間を、要するので、ここでは、見るだけにした。ネクタイや、スカーフなど、ここで、織った品が、販売されていた。

 足利の観光としては、「足利フラワーパーク」や、「栗田美術館」と、「相田みつお美術館」などが、ある。訪れるのは、またの、次の機会にしたい。


また、キルターとしては、一番興味のあったのは、「和の布」として、「足利銘仙」のことであった。
昭和初期に、この銘仙は、「手ごろな価格」と「斬新なデザイン」とで、流行した、布である。1939年に、足利市は、「銘仙の生産量で、日本一」に、なったそうである。ところで、パンフレットを、読み返して、行けばよかったと、思った場所は、「足利織物伝承館」である。銘仙のほかに、明治から昭和にかけての、「近代足利織物の資料」や「美人画ポスター」の展示も、あったようである。



今日の写真は、足利学校の正面入り口である。






 第15回夜櫻コンサート

2015-04-03 12:05:50 | Weblog
  例年のように、夜櫻コンサートに、行ってきた。隣駅の、駅前コンサートである。午後5時から、午後8時まで。もう、15回の、年月を、重ねたという。幼稚園児くらいの、子ども達との、親子ずれも、幾組か、見かけた。曲に、よっては、「情操教育」に、なると、思う。

私の、勘違いで、「さくら」を、作曲した、方が、出演されると、思い違いをしていてが、、当日は、不在だった。残念!!だった。今年は、夫も、初めて、聴きにきた。

 当日の演目で、良かった!!という、曲を、紹介したい。

  ①二胡とピアノ        サラサーテの 「カルメン幻想曲」  二胡の楽器の音色も、魅力的なのと、曲のアレンジも、素敵だった。

  ②フルートとピアノの二重奏   春の歌   ノクターン    月の光    SAKURA     フルートの音色が、素晴らしい!!


  ③桐朋学園チェロアンサンブル   ブエノスアイレスの、冬・春   2つのエレジーより、「レイトスプリング」   チェロの重厚な音色も、魅力的。若い男性達の、アンサンブルも、良かった!!南米の雰囲気が、良く、醸し出されていると、思った。



 あと、1人の男性演奏者による、「テナーサックス」の、スタンダードナンバーのジャズのメロディーも、リズムにのり、とても、良かった!!



  来年も、また、このコンサートを、観に、聴きに、行きたい。素晴らしいシチエーションのなか、月が、出て、風が、吹いて、櫻の花びらが、ひらひら、落ちる中での、風流な、コンサートだった。