批評家ことしのベスト１０

GB.Netさんにありましたが、にせとーさん、全米批評家協会じゃないのか？の選ぶことしのベスト10に堂々1位じゃないですかい。
すごいじょー。
GGとかオスカーのオリジナル脚本賞候補とかならんですかね。
UKではいまっちだったそうだけど、USではあれだけの小規模限定公開だったのに、評価高くてよかったよかった。
にせとーさんは、Gerryを好きじゃなかったら見のがした映画だったと思うんです。ル・シネは敷居高いし、「子供が出てきて泣ける映画ね」と思ってスルーしちゃっただろうから。「オペラ座の怪人」は作品そのもので観たかったから対極ですね。その後とんでもなく何度も観たのはGerry＠ファントムにさらわれてしまったからにほかなりませんが。
ということで、この2本はわたしの中で特別な映画になりました。
にせとーさんはほんっとぉおおおに心に染みるのよ。何かのきっかけで、Gerryを全然知らずに観たとしてもきっと好きになっただろうな。
撮影時期は公開と前後したけれど、華麗さと悪の魅力の中に悲しみを漂わせたファントムと、武骨で寡黙だけど包容力のあるストレンジャーと、これまた映画の種類や規模、役の姿かたちから演技の質まで正反対なのが面白い。おそるべし、ジェラルド・バトラー。　更に面白いのは、ふたつの役は全く異なるようでありながら共通点が多いこと。ふたりとも名前が無い。ミステリアスな瞳が言葉より多く語りかけ、ふたりとも孤独なところ。ファントムは孤独になりたくてなったわけじゃないだろうし、ストレンジャーには描かれないだけで友達とかはいるだろうけど、でも、ふたりともひとりで立っている姿のほうがしっくり来る。
孤独さを表現させたらGerryの右に出るものは居ないような気がします、欲目だけどさ。