ファントムメインキャスト+シュマッカー監督の図っていう写真から切り取ってしまいました。
ファントムがちょっと笑顔っぽいのが素敵でしょ?
はうー、見ながら妙に切なくなってしまったとです。
というのは、たらればは有り得ないと判っているけどけどけどっ!「ファントムとクリスティーヌが幸せになる図を見たかったよぉおおお」と思ってしまうからです。舞台の時は、一人のキャラクターに思い入れるよりも作品全体で観ていたので、ファントムはとても気に入りの役ではあってもそこまではって感じでとどまっていたのですが、映画はだめだ。
もうファントムぞっこんすぎて。ちょい前記事にもさんざん書いたけど、悪いこといっぱいしちゃってるから、たとえクリスティーヌが彼を受け入れたとしてもまともには世間に出られませんっていうのがあって、考えるのが辛くなっちゃうんだけど、そこいらへんは投げ捨てて、ふたりが幸せになれたらなぁあああああと孟宗竹林をめぐらせてしまうのでした。
哀しすぎるファントム、仮面も捨て、音楽も捨て、たった一人愛した女性も手放し、棲家も捨てて、クリスティーヌのくちづけと想いだけを胸にその後の長い長い孤独を生きていったんだろうか。
どんなに孤独でも生きていくことが人生だと...。
クリスティーヌはその後の人生で、ファントムを思い出すことはあっただろうか。あったんですよね、だって、猿オルゴールのこと、詳しくラウルに語っていたんですものね。それ聞かされるラウルも地獄だったんじゃないかなあ。
もしも、破滅を顧みずにクリスティーヌが本能のおもむくままにファントムのもとへ走っていたらそれもまたドラマチックだったんじゃないかと思ったりもして。最初は導かれたとしても、後からは自分の意志でファントムと生きていくことを選んだとしたら。
ふたりはどこへ行ってしまったのだろうかっていうのもどうかしらなんて。
ファントムがちょっと笑顔っぽいのが素敵でしょ?
はうー、見ながら妙に切なくなってしまったとです。
というのは、たらればは有り得ないと判っているけどけどけどっ!「ファントムとクリスティーヌが幸せになる図を見たかったよぉおおお」と思ってしまうからです。舞台の時は、一人のキャラクターに思い入れるよりも作品全体で観ていたので、ファントムはとても気に入りの役ではあってもそこまではって感じでとどまっていたのですが、映画はだめだ。
もうファントムぞっこんすぎて。ちょい前記事にもさんざん書いたけど、悪いこといっぱいしちゃってるから、たとえクリスティーヌが彼を受け入れたとしてもまともには世間に出られませんっていうのがあって、考えるのが辛くなっちゃうんだけど、そこいらへんは投げ捨てて、ふたりが幸せになれたらなぁあああああと孟宗竹林をめぐらせてしまうのでした。
哀しすぎるファントム、仮面も捨て、音楽も捨て、たった一人愛した女性も手放し、棲家も捨てて、クリスティーヌのくちづけと想いだけを胸にその後の長い長い孤独を生きていったんだろうか。
どんなに孤独でも生きていくことが人生だと...。
クリスティーヌはその後の人生で、ファントムを思い出すことはあっただろうか。あったんですよね、だって、猿オルゴールのこと、詳しくラウルに語っていたんですものね。それ聞かされるラウルも地獄だったんじゃないかなあ。
もしも、破滅を顧みずにクリスティーヌが本能のおもむくままにファントムのもとへ走っていたらそれもまたドラマチックだったんじゃないかと思ったりもして。最初は導かれたとしても、後からは自分の意志でファントムと生きていくことを選んだとしたら。
ふたりはどこへ行ってしまったのだろうかっていうのもどうかしらなんて。
はいはい、わかりますですよ「ベルばら」のラスト、フェルゼンの最期、木原さん漫画はもうラストが泣けてしょうがないっていうの多かったですよね。なんたってしまりんごだ。
小説も漫画も何でも終わりよければうまくまとまるっていう気がしますよね。映画もしかり。
忘れられないラストシーン、いくつかあります。
「オペラ座の怪人」のラストは舞台から踏み込んで、バラの花を置いた演出に切なさと時空を超えた愛と、悲しさとを感じて、もうやめてーなくらいゴーゴー泣きました。ボロボロ。やられましたね。
Gerryは、自分でも「加減が出来ない性格」と言っているので、愛すれば愛したで一直線じゃないかしら。でも、これは私見ですが、なかなか惚れない体質なのかなとも見えたり。ママ世界一大好きだから、そんじょそこらな女性じゃ太刀打ちできないかなぁ。
でも、ファントムみたいに一方的に押し捲るのは実際に居られたら辛いから、そこまでじゃなくてもいいかもですが(笑)。多分Gerryは好きな女性には甘えまくってしまうかなぁ、だけど何につけ激しい性格だろうから好き好き大好ききゅーってなるんじゃないでしょうかね。
ご本人は若くて可愛い女の子が大好き(普通そうだわなあ)らしいですけど、つり合うのは、彼の年齢や見かけのわりには子供っぽい部分も多い中身をうまくコントロールして、手のひらでコロコロしつつもしっかり愛して上げられる女性かなあと。セクシーな美女ならいう事なし。
DVDやその他雑誌等でも多く語られていますが、Gerryのファントム役に対する分析や研究、理解の深さはすごいものがあります。まさに全身全霊を傾けた役作り。終わったときには引退したくなったほどだったというから並みじゃありません。ファントムの孤独も悲しさも自分のこととして感じたそうです。だからあれほどのパワーを持った演技になっていたんですね。
「おおきにぃ!」なんてお茶目な素顔とは一転しちゃうなりきりぶり、お見事。
ブログのレベルを下げて申し訳ないのですが、私が感動したラストは昔日に読み込んだ少女マンガに多く、「ベルばら」でフェルゼンの最期を描いたシーンや、木原敏江マンガもラストは上手かった。
映画にしろ、本にしろ、とっちらかした物語のツジツマを最後にキュッとふろ敷でキレイに包んでまとめるような終わり方。「えっ?ってことは…?」って妄想をかきたてられるような終わり方。「はぁ~~」と裏声のため息が出ちゃいそうな切ない終わり方…。「そうきたか!」と裏をかかれる終わり方もありますよね。でも「オペラ座」はそのどれもを含みつつ、とびきりの「せつなさ」が漬物石のように胸に重くのしかかる。そして一冊の本を紐解いて読み終えたかのような最初と最後の演出。ああ、憎いほどです。野暮な質問でしょうが、Gerryさまに聞いてみたい。「あなたはファントムのように人を愛せますか。」そして嘘でいいので「Yes」と答えて欲しいです。
ねー、このお写真なんとなく好きなんです。
早朝に観るファントム、朝からどっぷりなりそーだな。わたしが思い起こせば公開初日にヤられたのは、回廊をクリスの手を取って進むファントムの振り向き振り向きしつつこちらを向いたときの顔でした。ビリビリ電撃来ました。その前の、「Think Of Me」でカメラが俯瞰から地下まで映す場面の水がぽたぽた垂れてる地下でクリスの歌に聴き入る(顔は見えないけど)ファントムの姿にも感動しました。うぉー!って、というのはこういうショットは絶対映画じゃないと撮れない、よくぞこういう絵を入れてくれました!と内心拍手だったのです。お母様、DVDお楽しみくださっているでしょうか?うちのかーさんは相当はまってますよ、うるさいくらい。はっはっは。この子にしてこの母ありか?逆か。
老いたラウルが会ったのはマダム・ジリー(母)じゃないのかしらん?パトリックが「彼女はラウルより年上だけどバレエ教師だったからしゃっきりしてるんだよ、ラウルは抜け殻になってるけど」ってな事を書いた記事読みました。わたしもママのほうだと思ってます。ミランダさんだしさ。
舞台ではファントムは消えて終わりですが、映画でのラストシーンでは、もう涙絞りきったほどずびずび泣いた最後にヤラレマシタ。うぉーーーーーんって。黒いリボンを結んだ真紅のバラ、そして指輪。もう画面くもっちゃってわんわんでしたよ。シュマッカー監督、上手すぎ!世の乙女(年齢関係なく)心を刺激しまくりましたな。その後ファントムはどうやって生きていたのか、細かいことは考えると野暮ですが、じーんとしたのは、雑誌の記事でGerryが言ってた言葉。「これでクリスティーヌはやっとファントムの元へ戻って来たんだ、たとえこの世での生を終えていたとしてもね」っていうの。セリフも無く、ラストシーンでは役者も居ないのに、ただ、墓石に置かれたバラのなんと雄弁なことでしょうか。モノクロからバラの花だけが赤く色づく演出もすばらしく、最後の最後にポストカードになり、ロウソクが消えて終わる。ロウソクがついて始まった物語はロウソクと共に終わったのが、ダメオシ的にロマンティックで、留め刺されましたね。何度観ても切ない。
でも、舞台だとそこまでは感じなかった、全体として観てたので。やはり媒体が違うと表現もここまで違ってくるんだなぁといろんな意味で感心しました。
11月に10年ぶり以上で四季観ます。どうだろか。
オークションでじいさんラウルが会った女性は、マダム・ジリー娘ですよね?ファントムはクリスティーヌと住む場所と(たぶん収入も)失ってなお何十年も生き延びてクリスティーヌだけを思い続けたんでしょうね。物語とはいえ、最後のシーンでお墓にたむけられた真紅のバラに黒リボン、そしてあの指輪を観て朝からしんみり切なくなってしまいました…。7時に「腹減った~怪傑ゾロリみせて~」と子供が起きてくるまでは…(涙)