ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

なんとすばらしい若きシンフォ Overhead

2006年02月06日 | Weblog
Overhead / Metaepitome 2005 4/18

Meaepitome

評価8.5/10

オフィシャルHP

26歳以下のメンバ-5人組、若きフィンランドのプログレバンドの2nd。このアルバムで初めて彼らを知った。1曲目スタ-ト時はアコ-スティック風のメロディアスロックか?と言う印象だが、静かにメロトロンが入り、いきなり曲展開する。綺麗なサビのメロディ-だ。これはもしかしてすばらしいバンド?と驚いていると、今度はフル-トが入り、更に曲展開し、美しいハ-モニ-も聞かせてくれる。ギタ-、ベ-スの音も鮮明でメロディアスなプログレ好きにはたまらないサウンド。なんと1曲目から19分の大作だ。初期のジェネシスやピンクフロイド、マリリオンやキングクリムゾンを彷彿させるが、これらに北欧特有の美しいメロディ-が加わり、個性を存分に出している。全部で6曲入りのアルバムだが、それぞれの曲が表現力豊かで最後まで飽きさせずに聞かせてくれる。ラストの曲も16分の大作だ。若いボ-カルにやや不満が見られるが、かなり上質な部類だと思う。ボ-カルに深みが増せば現代シンフォ系プログレ大本命になるのでは?

LINEUP:

Tarmo Simonen - piano & synthesizers
Alex Keskitalo - vocals; flute
Jaakko Kettunen - guitars
Janne Pylkonen - bass
Ville Sjoblom - drums

とうせいさんのお勧めでした。
心に染みるすばらしいサウンドを聞かせてもらった。