ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

いつも微妙なThe Devin Townsend Band

2006年02月02日 | Weblog
The Devin Townsend Band / Synchestra 2006 1/27 Inside Out

Synchestra

評価7/10

オフィシャルHP

奇才と言われるカナダのマルチプレイヤ-、Devin Townsendの音楽は常に期待しているのだが、いつも私の期待を裏切る作品をリリ-スする。アルバム全体の完成度が低いせいもあるのだろう。彼のもうひとつのバンド、Strapping Young Ladが暗闇なら、The Devin Townsend Bandの音楽は光の方向を向いているらしい。新作はユ-トピアでも目指すかのような不思議な感覚を思わせるコンセプトアルバムのようだ。現代風シンフォニックアレンジ入りのハ-ドロック/メタルサウンドが何気に心地よい。各曲が象徴的すぎるので、この曲はどのような感じと説明しにくいが、アルバム全体を全て聞いて初めて感想が語れるような前衛作品に仕上がっている。通常のロックアルバムとは異なり、彼の芸術センスを詰め込んだひとつの物語なのだろう。でもあまりにも象徴的過ぎて一般の人にはお勧めできない。このようなアルバムがあっても良いと思うが、彼のセンスをいったいどのくらいの人が理解できるのだろう?やはり彼は奇才なのか?


アークライトオンラインにクロスレビュ-が

あらら、これ評判悪いな....

ダイナミックなAxxis

2006年02月01日 | Weblog
Axxis / Paradise in Flames 2006  1/20

Paradise in Flames

残念ながら試聴できない模様。

レコ社

評価8.5/10

ドイツの4人組ベテランメロディックハ-ドロックバンド。9作目。

本国ドイツと比べて日本ではあまり認知度が高くない彼らの新作。

いきなり生オ-ケストラのシンフォニックな音にダイナミックでノリの良いメロディアスな楽曲群。とってもキャッチ-なサビにぶ厚いクワイア。しかもなんとLAKONIAと言うすばらしい歌唱の女性ボ-カルも登場する。1曲目から見事なツインボ-カル状態でインパクト抜群。おいおい、彼らのサウンドはこんな感じだったか?自分で想像していた音よりもかなり豪華で劇的系サウンドに思わず身を乗り出して聞いてしまう。

アルバムは非常に緩急があり、聴く人を飽きさせない。美しいバラ-ドもあり、LAKONIAとのデュエットが思わずゾクゾクさせる。これはすばらしい出来のドラマティックアルバムだ。実は彼らのサウンドを今まできちんと聞いたことがなく、普通のメロディアスハ-ドだと思っていたが、前作Time Machine同様彼らにしてはヘビィネス路線なのだそうだ。今作の大きなインパクトがあれば一気に日本でもファンが増えるだろう。

メロハ-臭くないサウンドが◎ですよ。

ア-クライトオンラインにとうせいさんとのレビュ-が。点数同じだった(笑)