ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

Rhapsody of Fire

2006年09月29日 | Weblog
Rhapsody of Fire / Triumph or Agony 2006 ビクタ-

トライアンフ・オア・アゴニー

オフフィシャルHP
http://www.geocities.jp/rhapsody_east/

イタリアの劇的物語仕立てシンフォニック&メロディックスピ-ドパワ-メタルバンド6th。

あまりにも醜い音楽が蔓延し、嫌気が差して洋楽から離れていた90年代。
2000年にジャケットがあまりにも魅力的で試聴したPower of the Dragonflameには驚いた。まさかこんなに凄い事をしているバンドが存在するとは。彼らが演奏する劇的物語仕立てシンフォニック&メロディックスピ-ドパワ-メタルは、それまでメタルをバカにしていた私の考えを根本から覆した。ツ-バスドコドコがやかましい!と思ったのだが、それもすぐ慣れた(笑)。CDを買わない世代と化してしまった私がCD散財するきっかけになった思い入れバリバリの大好きなバンド。その後、彼らのCDは全て手に入れたのは言うまでもない。それほど彼らには強い力があった。各作品のレベルも異様に高かった。

前作、前々作あたりから彼らに陰りが見え始めた。俗に言うマンネリ。聴く私が飽きたのかもしれない。彼らも音楽性を少しずつ変化させ、方向性をハリウッドメタルと称し、もっと大きな世界へ乗り出そうとしていた。

先に発売されたルカ・トゥリッリのソロアルバムを聴いて驚いた。今まではもう一つの
Rhapsodyとも思えるような音。それがなんとまったり系オペラになってしまっていた。私が聴きたい音楽はここにはなかった。遠くへ行ってしまったルカ。

そんな折、Rhapsodyが改名したと言うニュ-ス。改名は著作権の問題なのだろうが、嫌な予感がした。

前置きが相当長くなってしまった。読んでくれた人はありがとう!

とうとうRhapsody of Fireの新作を不安な思いで聴く。

これもまったりオペラかい!

さようなら、Rhapsody of Fire。過去の作品は後世に伝えるからね。
新作はルカのソロ同様、聴かなかった事にする。

評価2/10