ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

The Mars Volta

2006年09月05日 | Weblog
The Mars Volta / Amputechture 2006

アンピュテクチャー

オフシャルHP

試聴先

1stアルバムが奇跡のジャンルごった煮新世代劇的メロディアスプログレッシブスピ-ドハ-ドロック/メタル/エモコアで、我々プログレメタル系好きと今時のハ-ドロック/エモコア好きなリスナ-を魅了した。当時のインパクトは絶大。彼らこそがプログレッシブメタル界の救世主になってくれると大きな期待をした。

2ndアルバムも1stアルバムの流れを汲んでいたが、よりラテン色が強くなったように思え、麻薬中毒患者が作ったようなまったりした曲等があまり好きになれなかった。麻薬中毒患者のような面はもちろん1stアルバムから見かけられたのだが。

待望の新作。いきなり出てくる音がム-ドミュ-ジック?最初から絶望感を味わう。これが本当に彼らの音なのかと耳を疑う。

2ndのラテン色をより強くし、ミドルテンポでダラダラグニャグニャと進行するアルバムには一切魅力を感じない。多用される怪しいサックスが更に倦怠感を醸し出す。彼らはどうしてしまったのか?スリリングな部分等が殆どない。唯一2曲だけプログレッシブロックのような展開のまともに聴ける曲もあるが、聴き所はこの2曲だけ。あまりにも退屈で長いアルバム。

つまらない。彼らは終わってしまったのか?これが本来の姿なのか?
このアルバムは歌い方も気持ち悪い。

1stアルバムはやはり奇跡だった。

評価4/10