夏が来れば思い出す。
遙かな尾瀬・・・中屋の生姜そば750円。
ほぼ、1年ぶり。
同伴の先生からは「よく食べる気になるね」と言われたが、
梅雨どきのジメジメ感を、何故か生姜のシャクシャク感で打ち消せるのではないかと、勝手に思っている。
それにそろそろ、大震災の喪失感から立ち直らねばならない。
お待たせしました。
で、先生は、この季節お決まりの「夏そば850円」を頼んだ。
いずれにしても「夏が来た」という信号を、胃の腑に送った訳だ。
日本そばを食べると、思い浮かべることがある。
明治天皇危篤の知らせを受けた乃木希典が、そのときから日本そばだけの食事をとりつづけたこと。
もともと質素な生活だったにもかかわらず・・・。
これは、崩御にあたり、切腹による殉死を企図していたからで、武士の作法に通じているのだそうだ。
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夏を告げるものが送られてきた。
「山菜共和国」のある新潟県魚沼市から、アスパラ、ふき、竹の子、山椒の芽。
ダンボールのフタを開けると、山菜の香りではなく、雪解けの香りがするのは実に不思議だ。
もし、地震がなければ、津波がなければ、原発がなければ・・・みなそれぞれに夏の到来をまぶしい空に見ていたに違いない。
あれから、3か月。
「生きている」のではなく「生かされている」と思う毎日。
再び、情報発信を開始しよう!・・・でも、がんばるんではなく、自分のペースで、気負いなく。
日本大通りと富士山を被写体として、定点観測中です。
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