散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

横浜散歩・かあさん、あのヨコハマはどこにいったんでしょうね?

2009年10月04日 | ☆横浜じゃん
勤め人になってから、憧れの一眼レフカメラを買った。以来、首に下げて町歩きをする習慣が身についた。だからといって、フィルムや現像・焼付費用もバカにならないから、風景を滅多に撮影しなかったことを今になって悔やんでいる。一時期、リバーサルで撮ることにも凝ったけれど、そのときは田圃や庭園、草花などを撮影対象にしてしまったので、やはり街の風景は残っていない。その後、高性能のコンパクトカメラ(APS)が登場し、割合に街の風景を撮影するようになった。しかしそれも、どちらかといえば旅先の風景が多い。1996年、カシオからデジカメの先駆け、QV10が発売されると、つい飛びついた。今のデジカメとは解像度からいってもおもちゃのようなもので撮影コマ数が限られていたが、当時は便利に使っていた。その分きっちりと写真には残さなかったのは誤算だった。
横浜港を歩く、といっても山下公園からみなとみらい地区までのお決まりコース。歩いていて気がついた。あの赤木圭一郎や小林旭、石原裕次郎がマドロス姿で出てきそうな風景がない。唯一、風情のあった象の鼻が、やたら俗っぽく跡形もなく、新港ふ頭も含めて、護岸ごと整備されてしまっている。北仲通りの開発がストップしているとしても、やはり護岸ごと手が入れられている。
かあさん、あのヨコハマはどこにいったんでしょうね?
人間の証明ではないけれど、過去は消し去られ、忘れ去られる存在なのか?今、開発にともなって、神奈川お台場の発掘をしている。たぶん、コットンハーバーとかいって、またキレイに取り込まれて整備されるんだろう。そうなったら、せめて中央卸売市場移転構想が出たとき、市場跡地とその周辺の街並みだけは、在りし日のヨコハマとして、残すか、濱マイクシリーズじゃないけれど、ミナトヨコハマを背景とする映画のロケの聖地として残してもらいたいと願う。

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