散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

「山もと」天ぷら定食

2010年05月27日 | ☆グルめぐる横浜

季節を感じさせるモミジの木が、こじんまりとした店を粋な外観に見せている。
柿渋色に染められた小さな暖簾には「山もと」と白抜きされているものの、
“と”は万葉仮名の“登”をくずした字だから、
人によっては「やまもや」と読んでいる人もいて、ジェネレーションギャップを感じさせる。
その暖簾の横の柱に、小さな木札が下げられ、
あなご丼、かき揚丼、三目丼 800円
天ぷら定食 900円
と書かれている。
暖簾を入ると、右に小あがりがあり、
左には板場と8席ばかりのカウンター席が並んでいる。
座れば、即、お茶を出しながら、「定食ですね」と聞いてきた。
コクリと頷くと、調理白衣に和帽子を少しずらしたマスターが、
太い菜箸で粉をふるったボールをざっくりとかきまわす、
三角巾にエプロンの2人のご婦人が板場の定位置に動き始める。
1人は、カウンターに、ご飯、味噌汁、お新香、天つゆをセットする。


セットされるのを見越して、カウンター前の台に置かれたトレイに、
マスターが海老2匹とキスの揚げたてを載せた。
すると、もう1人のご婦人が、マスターの差し出すボールに、揚げる野菜を入れる。


本来ならお座敷天ぷらよろしく、食べるそばから揚げたてを載せていくんだろうけど、
デジカメして一向に手をつけずにいる私を察してか、
次々と天ぷらを載せる。
人参、茄子、ピーマン、玉葱、椎茸・・・都合、9点。
(外観)

(店内)

goo地図
絶妙でキビキビとした動きといい、身ごしらえといい、
磨き込まれた店内といい、職人の風格を感じさせる。
見上げると、表彰状がいくつも掲げられていた。
誇りをもって仕事しているんだなと感じさせる店だった。


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