散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

三ツ境で洋食

2009年11月28日 | ☆グルめぐる横浜

さて今回は、相鉄ライフ4階の「銀座フランス屋」で洋食だ。
街なかの普通の住居で洋食の店を出す。
という話をよく聞くが、それも周辺住民の行動性向をよく調べなければ、なかなか採算をとるのは難しい。
一時期、できたてパンの販売が好調で、その好調さを受けて、街なかの住宅地の一角にパン屋ができたり、某有名パティシエのもとで修行していたなどという触れ込みでケーキ屋ができたりした。
ところが、食品というのは新鮮さが売りだから、どこも物珍しさから、開店当初は販売もうまくいっていたものの、人は移り気で、いつしか売れ行きが芳しくなくなった途端、材料の品質を安価なものに変えたり、価格を上げたりするものだから、なんとか繋ぎ止めていた客の心まで放してしまう。
決して「洋食屋」も例外ではない。
この銀座フランス屋も、その昔、テーブルの空くのを待つ人が店の前の椅子に並んでいたものだ。



それが最近、ぱったりと見かけない。
私自身、いままで利用したことがなかったので、理由がわからない。
カミさんがいうには「珍しいから1度利用したことがあるけど、東京銀座の三笠会館のフレンチだからって期待して行ったのに、やっぱり、三ツ境に出来た店じゃ、シェフもウェートレスも、出てきた料理も、三ツ境なりにって印象だった」という。
つまり、物珍しさで来るお客さんが一巡するまでは、なんとか満席状態が続いていたが、リピーターとなると、この三ツ境の「銀座フランス屋」で食事することが、唯一、洋食で食事することを意味するお客さんだけが利用していることになる。
メニューを見ると、限られた食材で、限られたソースのみで、組み合わされていることが一目瞭然。
HPで見ると、ドミグラスソースとペシャメルソース、それにハンバーグステーキが、銀座フランス屋の顔だといっているのだから、それを全面に押し出せばいいのに、ショーウィンドウを見ても、そのコンセプトが逆にこれしかないのかなと思わせてしまう。


ロメインレタスのシーザーサラダ720円。パルメザンチーズをおろし器でゴリゴリする。
「よろしいところで、お声をかけてください」というから、黙ってみていたら、娘がストップをかけたので、ちょっと残念。


オムライス&ビーフシチュー1300円。娘が頼んだ。玉子はオムレツをフワトロカットしたもの。


銀座フランス屋 開店23周年 謝恩アニバーサリープレート2300円。デザート付。
シェフ小林のおすすめ料理を4品セットした一皿。左上から右回りに、
生ハムといちじくの前菜、スズキのお刺身サラダ仕立て、じっくり煮込んだ和牛のビーフシチュー、スズキのポワレきのこソース。パンはおかわりOK。
これだけのもので、一皿にするのは、ある意味豪華さが失われてしまって残念。
このビーフシチューと、オムライスについているビーフシチューの味が違って感じたのは気のせいかな?


デザートは抹茶のムース。この歳になると、デザートが甘みを抑えた軽いものだとホッとする。

やはり、ここでも気になったのは、料理を出すタイミングと、サービスの手際。
高校生のアルバイトではやむを得ないし、サービス料を加算していないから、無理な話だと思うけど、三笠会館をイメージしているなら、その点を注意して、皿と盛り付け方も工夫すると売上の改善につながるかも。あとテーブルの配置にも工夫して欲しい。
これからも、ここで美味い洋食を提供していただけるなら。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« こしひかり | トップ | 串だんご »

コメントを投稿

☆グルめぐる横浜」カテゴリの最新記事