玉敷きの花散る里は・・・ 2011-04-22 | 樹木・植物・動物・有職故実 ありつる薬師 研修医にぞなりたる と言ひて ほこらしげにもてなし ほどなく 都のがりかへりぬ さて 送りせしのちに 玉敷きの都の内よりも めでたきさまになむ 会ひぬる こ は 濃き 薄き ふたつながら 並び立ち 樺(かば)の肌まで つやつやしく めづらかなるに まして・・・ 花は さらなり 八重なるも 今めかしう・・・ 散りたる下(もと)に 椿さへ 色そふるは いとをかし ♪・・・散ればこそ いとど桜は めでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき・・・♪(82伊勢)