暁の雲(平安語調平成日誌)

花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれびつつ
露をかなしぶこころ ここに記す
秋の月を見るに 暁の雲に会へるがごとし

春は あけぼの・・・夏は 夜・・・?

2011-04-09 | 樹木・植物・動物・有職故実

如月十日 やうやう 白く なりゆく程に
天蓋に 龍 ゐて・・・

やがて 紫だちたる雲も 消え
龍に 目 の入る 異様(ことざま)の空 あらはれぬ

あさなあさなに 唐めきたるは 春の雲
たちばなの実にも似て 金紙 敷き詰めたるやうに見ゆるもまためでたく 
つとめて 起き出したる かひもあるかと おぼゆる

弥生のころは あからさまに来たる人のあれば ならひつつすぐすものぞ・・・
こたびは
恐れの中にも 恐るべかりけること 続けば 眺め暮らすことのみ 多かり

卯月 皐月 水無月は 夏なり

暮れゆく野辺を見渡すに 惑ひ残るは 光のみにて・・・こ は 皆紅(みなぐれなゐ)の空を見上げつつ

♪・・・起きもせず 寝もせで夜を明かしては 夕べを朝とて ながめくらしつ・・・♪