暁の雲(平安語調平成日誌)

花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれびつつ
露をかなしぶこころ ここに記す
秋の月を見るに 暁の雲に会へるがごとし

脂燭(しそく)のあした・雪の下・・・襲(かさね)の松は黄昏に

2011-04-20 | 樹木・植物・動物・有職故実

卯月半ば 寒の戻りに 澄みわたりたる あしたは 
よし 脂燭(しそく)の襲(紅梅・紫)に ぞ 似たるかと・・・

ならば 更に 白みたる様は・・・
こ は 雪の下(白・紅梅)かと・・・など 思ふ

昼になりて 北風 いとまなく吹き抜けし後に・・・

逆巻く波を見渡せば

ひねもす 眺めやる空は 飛沫(しぶき)のごとく荒れたる野辺になりぬ

黄昏れては・・・松(青・紫)となり
来ぬひとの・・・など 思ひて ひがな一日 尽きぬ
♪・・・六つとせに ひとたび 来ます 君待てば 宿かす人も あらじ とぞ思ふ・・・♪(本歌419古今)