暁の雲(平安語調平成日誌)

花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれびつつ
露をかなしぶこころ ここに記す
秋の月を見るに 暁の雲に会へるがごとし

猛き薬師 (たけきくすし)

2011-04-21 | 樹木・植物・動物・有職故実

ありつる せうそこのこと

おとなはむ とありし日には 来ず

明けて おぼつかなき朝(あした)・・・ 
おどろおどろしき轍(わだち)のきしみに おどろき 門を出づれば・・・ 

猛き薬師 見えにけり
「その なり は?」(00;)と問へば
「はははははははは・・・しどけなければ?!」などと 笑へり

かの 若若しきさまは いまは つゆ無く

されど 勧進(くわんじん)坊主の ものしたまうやうなる姿 いと 萎(な)えばめり

ともかくも  遙(はる)けきほどに・・・大人しくなりたまひけるかな・・・など思はるるに

「なべて 形より入るが うつつ世のならひ なり!」など しきりに 気色だつ

♪・・・宮城より 朝立ち来れば ばうぞくの わだち鳴くなる 明けぬ この夜は・・・♪(本歌1071古今)