暁の雲(平安語調平成日誌)

花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれびつつ
露をかなしぶこころ ここに記す
秋の月を見るに 暁の雲に会へるがごとし

みやびの花か 京錦(けふにしき)・・・

2011-04-15 | 樹木・植物・動物・有職故実

やうやう 夏めきたる陽気に

いと まどかなる面(つら)に あまた 日を浴びて

ほころび

咲き出づる

大輪の花あり

濃き 薄き ふたつながら 共に幹を同じふして 宿るが

京の錦のやうなるによりて 京錦とや いふらむ・・・

婆様 「いと 雅なる花なり なつかしく・・・」などいふ

「この 大いなる面(つら)が?・・・あやにく・・・」(00;)

斜に見れば ただ 荘厳を通り越し ふつつかに太きさましたるは いと あさましく・・・
など 思ぼゆ
♪・・・京錦 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも・・・♪(本歌406古今)