暁の雲(平安語調平成日誌)

花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれびつつ
露をかなしぶこころ ここに記す
秋の月を見るに 暁の雲に会へるがごとし

あさぼらけ 茜の空に 時を聞け

2011-04-16 | 樹木・植物・動物・有職故実

ひまもなく 鳴りすさむ ケイタイ とやらいう 宿直(とのゐ)の音に

強いて おどろかれぬる 暁の空 やがて 白みて・・・

「いかがしたらむ?!」など 問へば

「何事 思ひたまふ ぞ?」など 婆様のこゑにて いらふ

「そ は 吾が言いぐさにつかうまつらむ」など 返せば

「枕の下に置き 寝ねしが・・・あざむかれぬる・・・購ふ(あがふ)は ぬし なり」など 答ふ

♪・・・あかねさす どこもかしこも標(しめ)はあらず 冊子は見ずや きみが修理職(しゅりしき)・・・♪
(本歌20万葉)