お気楽極楽ミラクル

主にアニメ関連のものを中心とした雑記や感想。サイトの性質上ネタバレあります。(※ 現在ウオームアップ中)

まほらば ~Heartful Days~ 第23話「紅葉の中で」第24話「すず」

2005-06-23 07:23:52 | まほらば
す、素晴しい・・・

・・・だな~んてコト言うと^^;、

『こ・・・、この冷血漢・・・っ!!!』 →アベニゥとか名乗るヒト

・・・な~んて^^;、責められちゃいそうな展開ではあるのですが。

いやぁ・・・きちんと(?)シリアスして来ましたネ(喜←オイ!)

・・・
・・・

そもそもの『キッカケ』は、すでに第20話『学園祭にて・・・』から始まっていると思います。典型的な『変わり者』(失礼)。数ある鳴滝荘の住人の中でも、最も、『何だか鳴滝荘に居るのが一番しっくり来てしまう』(超失礼)沙夜子さん・・・黒崎親子。

そんな『彼女達』、に、すら、意外な一面・・・生い立ちがあって、今の(鳴滝荘での)姿がある・・・一番、鳴滝荘から離れることは無い、とすら思えた黒崎親子ですら、ひょっとしたら鳴滝荘へ『帰って来る』ことが無くなるかもしれない・・・。
そんな様相を呈した、第21話『親・子・・・』、第22話『大事・・・』。

この時からすでに梢さんの様子が既にちょっと変でしたね。

そして、第23話『紅葉の中で』、のラスト付近では、ついに・・・ついぞ見たこと無い、梢のアンニュイ(←・・・表現が・・・^^;)な表情が・・・。

どうやら彼女は『別れ』・・・家族同然とまで思っているんでしょうね。鳴滝荘の店子を。そんな住人達が・・・あるいは『去って』行くかもしれない・・・そんな思いに囚われた時、彼女は『大家』、としては過剰な不安に囚われる。

「いいんです・・・」
なんとかその場を取り繕うと弁解する隆士に梢はそう答えるが。
・・・どう見たって、平気そうじゃない・・・。
それを本能的に察したか。・・・いや、もともと隆士はそういうところ、とても鋭いのだろう。
・・・それだけじゃぁ、決して無いんだけどね!(^^)。

「ずっと、ずっと一緒に思い出を作っていこう」

あははははははははははははは(^^)

そりゃ、『ぷろぽおず』、だよね!(^^)(^^)(^^)

しかも梢さん、『はいっ!』・・・って!、即答だし!(^^)(^^)(^^)(^^)(^^)

普段(失礼?)は天然ぜっこーちょーな梢さんだけど^^;、ここだけは、単なる『天然』、じゃない、と私は信じたいね! ・・・ってか、その辺はこの作品を好きで見ているヒトのほとんどで一致する意見かな・・・?^^;。

・・・そもそも梢の隆士に対する想いは、ひょっとしなくても初回以来、全くといっていい程変わって居ないのかもしれないな・・・。
むしろ、隆士と関わる時間が増えて行くにつれて、彼女の隆に対する『好意』は、上がることはあっても、下がることなんて決して無かったんだと思う。

隆士も、『努めて(?笑)』、そういう風に接していたからね。

唯一最大の問題は、『梢さん』は『1人』では無いこと。
正直(爆)本音を言えば、あまり好きな事象ではないんだけれど・・・。

『解離性同一性障害』

・・・いわゆる『多重人格』

自分の拙い知識で言えば・・・(失礼)犯罪絡みでない場合にこの症状が出る・・・出てしまうその人の境遇としては、『まともに受け止めたら』、精神が、『耐えられない』。自我崩壊を招きかねない状況にヒトが直面した時・・・ヒトは・・・そんな自分を、『それは自分ではない!!!』、と信じたいもの。・・・そして、本能的に(?)信じ込むことによって、本来の『自我』が傷つく・・・傷つき過ぎて『壊れる』ことを最悪とし、それを防ぐ。一種の精神防御。

・・・残念ながら(?)、私は・・・たとえどんな精神的ショックを受けても、その時の自分が決して『解離』しない人間だ。
忘れることも決して無いし・・・ある程度年喰ってからは、ある程度『受け流す』、術は身についたかもしれないが、しかし悲しいかな・・・一時的にすら・・・忘れることも出来ない! 記憶は『完璧』に連続している! いっそ、多重人格にでもなれたらどんなに楽か! いっそ! いっそ! 狂えてしまえたら・・・っ!
・・・そんなことを思っても、決して『自分』を見失うことが無い。『もう1人』の自分は、どんな辛い目にあっても・・・苦しくても・・・絶対に出て来てはくれない。

それは果たして『強い』のだろうか?

・・・『自分』が『自分』で無くなる、のが怖いだけではなかろうか・・・。
単に『不器用なだけ』、では無かろうか・・・。

・・・
・・・

よく、まほらばの(アニメだけじゃなく)感想で、『鳴滝荘』を・・・あるいは、この『まほらば』、という世界を・・・(精神的な)『隔離病棟』・・・つまり精神病院(怒)に例える輩の意見を目にすることがあるかもしれない。

しかし、そんな意見を目にすると、腸が煮えくり返りそうな気分になるのは、私だけだろうか?

否。否定はしないよ。そういうのも1つの見解だ。書いて悪いなんて言わない。自分だって別作品の感想では、「好きで観ている人が見たら激怒モノだろうなぁ・・・」、てな感想を幾つも書いている。

人のことは言えない。

ただ、このまほらば・・・『鳴滝荘』を隔離病棟扱いする人間とは絶対にトモダチにはなれないだろう・・・!

・・・ただ、そう言いたかっただけ。

実際、世の中、そんなに精神が安定している人間の方が少ないよ。この『まほらば』のストーリー・設定で、それを『隔離病棟』、なんて捉え方が出来るなんて、そりゃ、とんでもないハッピー・ピーポー、であろう。

私も時々『ハッピー・ピーポー』をネタとして(?)自認することはあるが、しかし、世の中、『梢さんレベル(超メンゴ)』だったら、ぜんっぜん、まったく、マトモである。
もし、梢さんレベル(重ね重ねメンゴ)で病棟行き扱い・・・なのだとしたら、世の中の『マットウ』・・・と一応呼ばれている人間の1/3位は、梢さんよりも重症ではないのか!?

解離気が無ければいいってもんじゃないんだよ。たとえ傍目には『狂って』いたとしても・・・逆に、その点では『マットウ』であろうとも、『こんなヤツ野放しにしといていいのかYo!』、てな人間は世の中にゴマンと居る!

・・・
・・・

すまん。相変わらず言いすぎだな。
自分もかなりキチガイだ。
ヒトのコトは言えないな・・・。

気をとりなおそう!
・・・取り直して・・・お願い・・・^^;。

さて!(←ムリヤリ^^;)。
『紅葉の中で』での隆士の自覚が有るだか無いだかしらない(あるだろう! 笑)がなぷろぽおず(はぁと、はぁと)
意味が解ってるだか解ってないだかしらない(解ってるだろう! 笑)が、即答受けな梢さん(爆笑)。
寝たふりで聴いていた珠実の表情・・・。

次回予告で『赤~い糸~・・・ほいだばチョッキンな~』な恵(爆笑)。
・・・いや、別に本筋で恵が『オラオラ! 男と女の恋路をジャマするもんじゃねぇゼ、オラァ!』
・・・みたいなことは決してするはずも無いんだケド(笑)。

今話『すず』では、とりあえず(?)、珠実の挙動・言動はギリギリのところで収ま(らされ?)っていましたね(苦笑)。

ただ・・・。
自分、実は『いくらなんでも、もう解禁でしょう(笑)』、と、原作の単行本、1・2巻のみ読んでしまったのですが(笑)。

やっぱ、・・・アニメ版の珠って・・・ちょっとキツくない? (笑)

・・・まぁ、単行本でも3巻以降、徐々にソッチ方面にいっている可能性は十分有るワケですが。
(誓ってまだ未読)

特に、梢と隆士の初でぇと(笑)、を見守る(笑)、恵と珠のやり取りには、その辺に大きな差を感じました。


「ブワーァカなコト! 言ってないで!!」@珠 to 恵
・・・は、やっぱりアニメオリジナルのセリフだったみたいですね・・・。
なんかオカシイ、と思ったんだよ。『珠チェック』の時と同様に。

正直、アニメ主体で観ていると、コミックスの1・2巻まででの珠実の印象って、かなり差異を感じます。
確かに・・・梢らぶりん~(はぁと 笑)で、隆士に対してライバル意識が水面下で有ることはアニメ原作双方で確かだとは思いますし、それがこの『まほらば』、という作品をとても面白いものにしている1つの要素で有ることは疑いようも無い事実であるとは思うのですが。

原作ではまだ(誓って)1・2巻しか読んでないのですが、敢えて言わせてもらうと、珠除く鳴滝荘の住人が眠ったままの梢(お姫様)を目覚めさせるには・・・と(爆笑)ス
・・・まぁ、言わなくてもこの辺は察しが付くよネ(笑)

「キタナイもの近づけるなです~」@珠

・・・おいおいおいおいおいおいおいおいおい!(ちょっと怒 笑)

キタナイものってナンだよ! キタナイものって!(ちょっと怒 笑)

そ~ゆ~コト言われると、ちょっと年喰ったかなり(←おい!)ヒネたオヤジとしては、
「おうおうおう! ね~ちゃんよ~! するってーと、ナニかイ? お嬢ちゃん方の唇、って~のは、ナニか? 聖なるエメラスででも出来てるんですかい? お嬢ちゃま方はナニかい? 天使かナニかだとでも仰るんですかい~っ?」

・・・とか、思わず本当なら可愛らしいおにゃにょこに向かっては絶対に言いたくも無いニヒルでイヤミなセリフを吐きたくて堪らなくなってしまうではないか・・・っ!(大苦笑)。

『紅葉の中で』の時に見せたような珠の『抵抗』レヴェルなら、まだ、可愛らしい、と思えるレヴェルなんだけどね・・・。

『紅葉の中で』・『すず』、と、ここまで結構アヤフヤに誤魔化されていた感もある・・・、

しかし、それは前述の通り、そもそも第1話から梢さんは『相当』隆士に心を寄せている・・・、というコトは、多分事実だと思うんだけれども・・・そもそも男女が『恋』に落ちるのには・・・月並みだけど『理由』なんてないしね。要らないしね。

逆に言えば、『同性』で恋に落ちる・・・あるいはそれを貫く、にはそれなりの『理由』が要るんじゃないかな?
・・・まぁ、あくまでこの辺は男視点(しかも私はかなりオヤジだ!)ではあるのだけれども。

そもそも、私自信の恋愛論・・・と、いうほどのものではないケド・・・には、人間ってーのは、基本的にはスキンシップを求めるもの・・・いや、もちろん単なる触れ合い、じゃなくて、ココロの触れ合いってーのが大事だとは思うし、その点に絞れば性別はあまり関係ない・・・ ・・・はずなんだけど^^;。
やっぱり人間も生物には変わりないので、手っ取り早く『ココロを重ねる』のは、身体を重ねるコトではないかと・・・ああっ、石を投げないでっ!

でも、それはやっぱりかなり本質だと思う。人間・・・って威張ってみたところで所詮は動物・・・ウッ、ゴホン、ゴホン!
生物である。

そして・・・皮肉なコトにそうした『人間なんだ! 動物とは違うんだ!』・・・そんな誇りが?、或いは純粋に身体・・・ゴホン!、ココロを重ね合うコトに・・・皮肉なことに大人になればなるほど・・・すなわち『自己』を確立すれば確率してしまう程、他人・・・『他』を受け付け難くなってしまうのではなかろうか?

しかして、『性』・・・性別、というものは、そんな『他』への防壁・・・あるいは嫌悪、と言っても過言ではないものを、相当、緩和する『力』があるのではないかと・・・まぁ、自分はナニをどう足掻いても『オトコ』であるので、この辺は女性にとっては腹立ち、あるいは嘲笑モノのオトコ視点かもしれないけどね。

・・・

ああ、なんだ? 何の話をしてたんだっけ?

> 『紅葉の中で』・『すず』、と、
> ここまで結構アヤフヤに誤魔化されていた感もある・・・、
それだ!!

隆士と梢(敢えて隆士を前に書かせてもらった! 怒れ! 女性来訪者! ・・・居ればだけど^^;)

隆士と梢(←やめろって^^;)の接近に、『紅葉の中で』から、言い訳のしようもなく『焦り』を見せる珠。

逆に言えば、ここまでは運命(?)は珠に見方していたね? ・・・少なくとも、物語上は。

16話『そらのいろ』でも、結局は梢は珠の願い通りの行動をしたワケだし・・・。決して隆士のことを軽んじていたワケでは無いとは思うのだけれども。

そして、『すず』。
ここでもまだ、珠は・・・ハッキリとそう言うワケでは無いけれども、倒れた梢の1番傍に常に居て・・・うっかりすれば隆士に・・・。
『あんたのせいよ!』@妄想珠
・・・とでも、突っ駆りそうな様相さえ呈している^^;。

あー・・・無粋で申し訳ないが、やっぱり珠が梢の多重人格の中でも一番『まい・すい~とは~と』なのは、『梢』、を除いては『千百合』なのね・・・^^;。

やはり『オトコなんて~』@うる☆の後ろの方(笑)、な、トコロが馬が合うのであろうか?(大苦笑)

・・・あるいは、『今となっては』、『自分』に近しき梢の『人格』が、事実上、『千百合』だけ、となってしまっている事実への反動もあるのだろうか?
・・・まぁ、多重人格症の人格で・・・そんな風に考えるのは決して良いことではない・・・とは思うのだけれども、つい、考えてしまう。

魚子・・・は、もう完全に『お兄ちゃ~ん』・・・である。
早紀・・・も、もう、ほとんど『隆士』を認めている。
棗・・・なんか、自分が『観た』感触では、もう、デフォで隆士に反応していたし・・・(笑)。隆士の接し方は、もう圧倒的に珠を上回っていたし・・・。
梢・・・は・・・微妙な部分はあれど、もう、隆士の話になった時のあの頬の染めようは・・・恵じゃなくたって察しは付くし(笑)。珠だってそれは絶対感付いてるし^^:。

最後の『牙城』なのか? 千百合は^^;。 珠にとっては?^^;。

・・・ただ、そういう怨恨(←?)抜きでも、『千百合』の人格・・・ってーのは、『梢』含めた5人格のなかでも、観ている方には、一番、人間として(現状)認識が難しい、・・・それは正直、否定できないんだけれども^^;。

・・・(強制)コスプレネタ・・・は、確かに見栄え、としては、面白いには面白い・・・んだけど・・・ねぇ?^^;。

なんつーか、このー。他人格(含梢)に比べると、『理由』が弱いっちゅーか、彼女の『理念』、『存在理由』みたいなものが弱いっちゅーか・・・?

そこまでして『正しい服飾』を求める『理念』、ってーモンが分からないんだよねぇ・・・

いや、それだけじゃない。他にもこの『千百合』には、他人格と比べて異質な点がある。

例えば、『鳴滝荘』の隆士含む他の住人に、全く思いいれ、みたいなものが無い点。『コレクト』するための対象としてしか思って居ないように見える。
早紀だって魚子だって・・・棗だって、本当は、『自分がつまらないから』、と思い込んでて、関わろうとしていなかっただけなのにね。

・・・その辺、珠と異様に意気投合しているあたりで、何かドンデン返しがあると、とても面白いと思うんだけど!

うーーーーーん。
残り話数と、結局今回もキレ切ることは無かった珠実。・・・びみょーには、かなーり、ヤな女にはなってるんだけど・・・。

やっぱり、この辺は、隆士と梢のやりとりで決着を付けちゃう気なのかな? アニメ版は。

・・・珠実は某『優也』の位置づけ(いや、そこまで雑では既にないけど^^;)・・・でも、なんとな~くHeratful。
隆士のコトは、今まで以上に認めながらも・・・これまでどおり、『暖かく(?)見守』りながらも、時に嫉妬もしたりして~・・・。
そんな状況でいわば『つづく』、な感じで終わってしまうのかな?


・・・正直、自分的には・・・或いは原作に刃を向けてでも、某『アニメ双恋』みたいに、修羅るところはとことん修羅って(爆)・・・別に最終的な結末としてはこれまた『アニメ双恋』みたいに無難なトコロに(ちょっと強引に?)纏めてくれてもいいから、感情ブツケ合うところは、歯軋りまでもして(笑)とことん感情ぶつけ合って欲しいのだけれども・・・(大爆)。a

・・・でないと、ここまであれやこれや珠実に対してなんつーか、こう、煮え切らないフラストレーションみたいなものを、常に持ち続けて来てしまった私みたいな不良視聴者(笑)には、本筋では、感動しながらも、フラストレーションが残ったままで終わられてしまいそうで、ちょっとイヤかもしれないね・・・

いやまぁ・・・ものすごーく、ぜーたくなコト言っているんですが^^;。

・・・ここまでがすっごく面白かったから・・・。
・・・余計にね!^^;。

4 コメント

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Unknown ()
2005-06-30 22:59:28
作品を完全に否定するつもりはありません。。

もちろん、『面白い』からこそファンもいて

アニメ化もされたのでしょう。

機会があれば見てみたい気もします。





あなたも自分の抱えている問題をネタにされた時の気持ち、あると聞いてなんだかホッとしました。

自分がこういうの見て胸がチクッとするのって変かな?と思ったりしたので。



エッセンスでもネタでも、

精神的な病を題材にするのって難しいと思うのです。

ましてやコメディなんて実際にはありえないですから。





アベニゥさん、

偏頭痛持ちならやはりDIDはキツイです。

頭痛が頻繁に起きます。

特に人格交代時には、首まで割れそうな程の痛みに襲われます。うまくいかない時にはその場で意識を失って倒れてしまったりするし。



それに、

自分がその場で嫌な事から逃げられたとしても、必ずその時の感情と記憶を持っている人格が、その場から逃げたあなたの事をどう思うか考えてみると分かると思いますが、嫌なものを自分に押し付けた奴を恨みます。

結果的には、そういう人格の自傷行為や自殺未遂、人間関係を壊されるなどのツケが回ってくるわけで…。

鬱の副症状にも悩まされたり、周囲の人間に迷惑をかけたりして本当に辛いです。最終的に自殺してしまう同病の方も、たくさんいました。





アニメとは関係の無い個人的な話ですみませんが、

とりあえず返信致します。



作品は作品で、また別の機会に見てみることにします。
返信する
まぁ・・・いろいろ思うところはあるとは思いますが^^; (アベニゥ)
2005-06-29 18:37:09
じつわ、アニメ版の作中では、『解離性同一性障害』・・・なんて、ひとことも言ってなかったりするんですよね(大苦笑 ^^;)

・・・多分^^;。

『多重人格』、とすら言って無かった気がします。



作っている方も、それくらいは解っているのかもしれません。

・・・まぁ、そういうことをされると、返って『バカにすんな!』^^;的な気分になる方もいらっしゃるかもしれませんが(苦笑)。



実は、その辺の障害名をやたら強調しているのが、原作。

・・・本連載の時には無かった書き下ろしかもしれませんが、最初の1ページ目から、これらの障害名が出てきます。

のっけから隆士のモノローグ、『知らなかったんだ・・・そんな病気があるってこと・・・』

私はコミックは後付けで読んだので、その辺には明らかに違和感を感じました。



まぁ、別にMPDやDIDに限らず、『病気、障害ネタ』作品は、当事者にとってはえてして堪ったもんじゃないモノだと思います。

・・・自分にもそれはあるので良くわかります。





・Unknown さん

コメント有難う御座います。

なるほど。ある程度自我が確立してしまうと、そういう事になるんですね・・・。

上記のように作中で障害名を謳っていないかも(爆)、なのは、ヒキョーっちゃ、ヒキョーなんですが・・・^^;。

ただ、症状そのものは、やっぱりDIDにしか見えないでしょうね・・・どう言い訳しても、やっぱり。

ただ、『そらのいろ』の回で、強調されているように、梢はずいぶん(いい意味で)変な子(珠美 談)で・・・あまりに純粋、というか。中学生当時も、高校生現在もその辺あまり変わっていないような?

きっとその辺、常識では測れないヒトなのだろう・・・とか言ってみるテスト(爆)。



・・・ごめんなさい。



各人格の誕生秘話、及び、その必要性としては、仰られていることが、おそらく模範解答となるでしょうね。



・・・仰るとおり、胸が痛いことこの上ないですが。



ただ、早紀はDV回避としてはちょっと陽気すぎかな?

まぁ、それ言い出すと、千百合も棗も、『それにしちゃ、ずいぶんお気楽(?)・・・かも?』、というツッコミが入ってしまいそうですが^^;。



> 梢は幼少のころ,彼女たちの存在を想像し,創造したのだろうけど

いやぁ・・・ただ・・・コレ(↑)って、決して『幼少』の特権・・・いや特権てのも失礼だが。



・・・そうではないことを私は知っているかもしれない。





to 宋 さん

コメント有難う御座います。

当事者の方のコメントは重みがあって胸が痛いです。



>>いっそ、多重人格にでもなれたらどんなに楽か!

いやまぁ・・・これは自分でもチョット言い過ぎたか、とは思います。ごめんなさい。

ただ、自分の場合はそれなりに切実なモノもあります。



かなり強烈な被ストレス気質。

遺伝的に膵臓が弱い(たまに入院)。

おまけに偏頭痛持ち。



ウチの家系の死亡原因の8割以上は膵臓癌です。いやまぁ、今のところは自分は一応『健康』ですけど。



ですから、『癌ネタ』作品なんかは、見ていて堪りませんね・・・確かに。



ただ、そんな中にも『面白い』作品は確かに存在するので、そういう感情だけで『完全否定』、というのも、それはそれで少々悲しい気がします。





宋さんは実際にはこのアニメ版『まほらば』を観てはいらっしゃらないようですね。

自分の所感、としては、正直、梢さんの障害(?)はこの作中では1つのエッセンスに過ぎない、と思います。原作はまだ1・2巻しか読んでいないので微妙ですが、アニメ版は、より、その辺を敢えてあまり突っ込んでいない印象を受けます。

・・・まぁ、真面目に『ネタ』として作られるのと、『エッセンス』として使われるのと、どっちが当事者としてはアタマに来るかって・・・それはまたそれはそれで、微妙なんですケド^^;。



どちらかというと、本来のキャッチフレーズ『アパートメント・コメディ』。某一○館を髣髴するような(?)、鳴滝荘の愉快・・・でチョット変な仲間たち(笑)。関連するこれまた愉快・・・でチョット変な仲間たち(笑)。

その辺のキャラ達のやりとりを中心とした、チョット切ないところもある基本的にはコメディ作品ですね。



正直梢さんの『アレ』は『無くてもいいんじゃ?』 ・・・そんな気さえしてしまいますが・・・しかし、無かったら無かったで、やっぱり物語的に寂しいだろうなぁ・・・とも思います。





自分が抱えている問題を、病気や障害・・・でなくても、『ネタ』にしている作品を、自分がその当事者状態にあるときに観たり聞いたりするのは、確かにつらいです。

黒崎親子のビンボーネタも、結構シャレに感じられない部分もあったし・・・

『このシナリオ書いてるヒトって、本当の貧乏ってヤツを知っているのか・・・?』

・・・そんなことを、自分もこの作品の過去の回の感想で、チョット書いちゃったりもしました。

『金が無いってのは、首が無いってのと同じだからね・・・』

@原作版朝美(瞬間ネガティブモード)

・・・そう。ビンボーだって、切実だ。体験者には『貧乏ネタ』は、えてして、シャレんなんない。(^^);

これだって命に関わる事柄だからねぇ・・・。

病気や障害じゃなくてもね!



ただ、自分は、この作品は、そういう『割と(観念が?)稚拙』な部分にめげずに観続けて良かった、と思っています。



・・・それいじょうに素晴らしいものを幾つも見せてもらいましたので・・・。
返信する
Unknown ()
2005-06-28 17:59:48
こんなアニメもあるんだ…と、

冷ややかな目で見ているDID当事者です。



実際にそのアニメを見てはいませんが、

上でコメントを書いている方と同意見で

10歳以降の心的外傷ではDIDにはならないはず。



そんな事よりも、DIDをネタにしてアニメを作っていること自体が受け入れがたいと感じました。

この作品を作った方は中途半端な知識で分かった振りしてんだな、と。



他のマンガや小説もそうですが、DIDをネタにした作品は誤解を与えることを平気で振りまいている気がします。どう受け取るかは見る人次第ではありますが、あなたのように



>いっそ、多重人格にでもなれたらどんなに楽か! いっそ! いっそ! 狂えてしまえたら・・・っ!

・・・そんなことを思っても、決して『自分』を見失うことが無い。『もう1人』の自分は、どんな辛い目にあっても・・・苦しくても・・・絶対に出て来てはくれない。それは果たして『強い』のだろうか?・・・『自分』が『自分』で無くなる、のが怖いだけではなかろうか・・・。単に『不器用なだけ』、では無かろうか・・・。





こんな風に思う人間が、確実にそんな作品によって増えているのを悲しく思います。





ここまでは私個人の意見ですが、実際ほとんどのDID患者はこういった作品は好きではありません。



とりあえず、そんな意見を伝えたかっただけです。

以上。





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Unknown (Unknown)
2005-06-23 21:13:20
梢ちゃんの解離性同一性障害って両親が死んだ14歳くらいに発症したんですよね.

確かに中学生の時期は性ホルモンや状況の変化などの影響で,自我の葛藤期になる.

けど一人の人間として自我はかなり確立されているはず.

自分に多大な影響を与えていた両親が,自分の責任で死んたとしても,解離性同一性障害になるよりも統合失調症になる可能性のほうがずっと高いはず.



アニメの中で梢が両親に送った旅行券のせいで両親が死んだと語られていた.そしてそのせいで梢が解離性同一性障害になったのであれば,実は梢は自分のせいで両親が死んだと思いながらも,「自分がやったんじゃない,別の誰かがやったんだ」と心の中で思い,四人の別人格をつくり,その中の誰かの責任にしている事になる.



責任感が人一倍強い梢なら,ますます統合失調症になる確率のほうが高いはず.



漫画版では母親から虐待,そして育児放棄,両親の言い争い,祖父の死で人格が4人生まれたにして欲しい.

推測だが,以下の人格の必要性を書く.

赤坂早紀は肉体的暴力からの回避役

紺野棗はネグレクトからの回避役

緑川千百合は性的虐待が過去にあれば,男からの回避役.なければ趣味への現実逃避役

金沢魚子は現実からの逃避役.脳のリフレッシュか?もしくは両親,祖父が望む子供の具現化役か?

梢は幼少のころ,彼女たちの存在を想像し,創造したのだろうけど,そのとき梢は間違いなく「自分の存在意義の無さと絶望」を感じたはず.



胸が痛い.



彼女に幸あれ.
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