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ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々!

ワイルドスピード(V)

2010-01-28 10:25:08 | 映画(わ)
評価点:78点/2001年/アメリカ

監督:ロブ・コーエン

超絶スピードの極限カーチェイスの世界。

ハリウッドでトラック輸送を狙った強盗団がいた。
その手口は、走行中のトラックを超スピードで囲み走行中のトラックごと盗むというものだった。
一方、賭けのストリート・レースのスター、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)の前にレース新米のブライアン(ポール・ウォーカー)が勝負を挑んできた。
レースに負けたブライアンだったが、その後パトカーに追い立てられたドミニクを助けることで彼に見出される。
しかし、ブライアンの本当の目的はドミニクに近づき、トラック強盗団を捕まえるためだった。

カーチェイスには飽き飽きしていたはずのアメリカ人をあっと言わせて、低予算ながら大ヒットを記録したという本作は、正に血が滾(たぎ)るようなスピードを味わえる。
後に有名になる(?)ヴィン・ディーゼルがとにかくかっこいい。

▼以下はネタバレあり▼

ニトロをエンジンにつみ、排気口から火が出るほどの超スピードでかける世界。
走行中のトラックの下をくぐり、そのままトラックと併走する世界。
これまでのカー・アクション映画を見慣れたアメリカ人もびっくりするのは仕方がない。
ストーリー自体はありきたりで巧みさを感じさせるほどではないが、大きな粗もなく、といった感じ。
ドミニクが犯人だったというのは、少し唐突で、もう少し伏線らしきものがほしかったといえば、そうかもしれない。

でもそんなことはどうでもいい。
そんなことは、ゼロヨン(400Mの直線を走るレース)で見せるスピード感が
文字通り吹き飛ばしてくれる。
ヴィデオでみたが、全く問題なし。
迫力はすさまじく、映画館でみたらもっとすごいだろう。
低予算を感じさせないほど、よくできている。
カメラもスピード感を持たせるように演出しているのでさらに際立つ。
改めて、車のすごさがわかる。
レーサーがスピードにとりつかれるのも理解できるほどすごい。

ブライアンに感情移入しやすかったこともいい。
警察(上司)とのやりとりの場面がすくなかったにもかかわらず、世界観の狭さを感じさせないところは、さすがアメリカといった感じ。

「2」も出るという。
ぜひ観たい。金があれば。

(2003/10/8執筆)

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