ブラック企業で苦しんでいるみなさんへ－泣き寝入りしないために－

　おはようございます！２月３日付の「しんぶん赤旗・日曜版」に、ブラック企業から身を守るための対処法が載っていましたので紹介します。非正規雇用の拡大で、「使い捨て労働」が横行しましたが、長引く不況のなかで、正社員も「使い捨て労働」になってきています。
　「ブラック企業」とよばれる、賃金未払い、長時間労働、パワハラが横行する会社がふえています。メンタル面で不調をかかえていても、やめれば非正規雇用か無職の生活しかないという恐怖心で辞められないという悪循環のなかにいます。
　「何かおかしいな」と思ったら以下のような対処法をとってください。

　①ひとりで我慢しないで労働組合に相談する。
　②最も多いのが残業代の未払い。出勤、退社時間を手帳にメモする。
　③上司の暴言をメモする、可能なら録音する。
　④「心が壊れる」「命が危険」と感じたら、そこから逃げ出すことも必要。


また、こんな会社は要注意です。
　①誇大給与：月給や月収は、時間外労働を含む場合が多いです。「基本給」を確認しましょう。
　②大量採用：事業規模に見合わない大量採用や他社に比べて社員の平均年齢が極端に若いと注意です。離職率が高いので。
　③実力主義：「店長候補」「実力主義」などと長時間労働や過大なノルマを強いられる危険もあります。
根本的には、国が働く人の権利や人権を守る「ルール」を破壊し非正規雇用の拡大と賃下げ社会を推進してきた、大企業のいいなりになって弱腰になってきたことが「ブラック企業」をつくりだしてきた背景です。だれもが人間らしく働けるような職場をともにつくっていきましょう。

労働相談は、全労連0120－378－060　まで。新潟県内からお電話されれば、新潟県労連につながります。きいてもらうだけでもスッキリしますので、お気軽にお電話ください。