我が家は都内近郊、都市のドーナツ化現象が進んでいるといわれる、ドーナツの部分に位置します。少し小高い丘の上に立つこの住宅街は、最近売り出しの不動産広告によると「輝きの丘」だとか「希の丘」なんていうコピーがついて、建築前の段階から即完売なのだとか…。
ちなみに我が家はいわゆる地縁・血縁で繋がっている、昔からの「ムラ」の形態を残しています。隣近所は親戚だらけ、小さい頃の遊び場は自分のお家の庭か本家のおばあちゃん宅の日本庭園でした。この話をすると皆して驚きますが公園で遊んだことがない…。血縁で繋がっているおばあちゃんは当然にして「うち」のおばあちゃんなわけですが、地縁で繋がっているおばあちゃん達も当然のごとく「うち」のおばあちゃんなわけです。こんな環境で育ってきた私は、特に新興住宅地というのを意識せずに生活していたわけです。が…。
最近、この辺りは相続が続き土地を泣く泣く手放す人が激増!
そこに1区画20世帯くらいの割合で住宅が密集するので、いつの間にか新興住宅地になってしまったわけです。先祖の土地も3代までとはよく言ったもので、3代以上に続いてるここ「丸山町」という昔は只の丸い山だったのが、いつの間にか「輝きの丘」になってたという、ちょっと面白いけれど住んでる人にとっては結構シビアな話です。
そしてとうとう…。我が家の前にも新しい住宅が建設されることになりました!
前の御宅は元々の土地の半分に新たな住居を建て直し、その半分に5棟の住宅が建設中…。半年前までは手入れをしていたお庭が数ヵ月後には他人のお庭になるって内心穏やかでないことは言うまでもなく。希望を携え何十年というローンを組んで新たな住人となる方々には誠に迷惑な話ですが、「われわれ意識」に火がつく今日この頃な「緑の風がそよぐ丘」です。←これは小学校の校歌の歌いだしであります(笑)
おもしろいな~と思うのは。
新築一戸建てを購入するのは若い夫婦で子供連れ。家を購入すると次に目が行くのは動物なのだとか(笑)というわけで、朝のお散歩の時間は沢山のワンコ達が闊歩し、飼い主の名前は知らないけれどワンコの名前をつけて「○○ちゃんのママ」とか「○○ちゃんのお姉ちゃん」などと呼び合い、変な交流を深める次第(笑)
ふとある家の前を通りかかり「○○ちゃん」が庭先で遊んでいるのを見かけると改めて「あ~ここ、○○ちゃんのお家なんだ」なんて思うのですが、やっぱり飼い主の苗字までは覚えないのですね~。
そしてそして(笑)
もっとおもしろいことに!犬の流行と住宅外観の流行は一致する!(笑)
これは当然といえば当然な話ですが。住宅って年々、その時の流行がありますよね?犬にも流行はあって、10年くらい前に引っ越して来た人が飼っているのはシェットランド・シープ・ドックとかゴールデン・レトリバーが多い。最近だとミニチュア・ダックスとかウェルシュ・コーギー。もっと最近はチワワ、あとは中々に人気なのが黒いラブラドール!これはホントに一致するので注意して見てみてください(笑)このネタは検証済みなので経済かなんかでデータを取ったら論文1本書けるんじゃないかな~と思ったりします。
地縁が衰退していく中で、新たな縁の結び方は犬縁なのかな~と漠然と思ってみたり。人間は色々な感情が交錯するから面倒だけれど、ワンコというツールは使える手ではないのかな~と思いますね…。
くだらない話で引っ張っちゃいました(汗)