「ニッコウヲミズシテケッコウトイウナカレ」
と言われてみれば、日光大好きな私は東照宮を隅々まで見たことがないかもしれないと…。本日、日光東照宮を目指して早朝から出発しました（笑）。
行きの車の中で、東照宮を制覇したらば「結構」って言ってもいいかな？と同行者にウザがられ…。
雨のどんより曇った東照宮ってのも中々に趣があり、アメニモマケズ、がしがしと歩き回ること４時間。
そう私はいっつも行きたいトコがありすぎて、滞在時間が短いことが最大のネックだったのだと！
今回、私がどうしても見たかったのは国宝の「大工道具及箱」、当時の曲尺をナニがなんでも拝んでみたいと…。すっごい前のめりで向かった割りには、「２８日に戻ってきます」と貸し出し中にて。
「マジかよ…。」と立ち上がれないくらいにがっくり。
同行者は、家康公の書蹟をえらく喜んでいましたが…。そんなマニアックなことなんかより、大工道具だよっと。一体どっちがマニアックなのかは置いといて、とにかく至極残念です（涙）。
あまりの落胆振りに係りの方が、「これをどうぞ」と下さったのが「東照公御遺訓」でして。
曰く…。
「人の一生は重荷を負て、遠き道をゆくが如し。いそぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし。こころに望おこらば困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基。いかりは敵とおもへ。勝事ばかり知りてまくる事をしらざれば害其身にいたる。おのれを責て人をせむるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり」
コレ、ホントに家康の御遺訓なの…？と内心疑いつつ。
いそぐべからず、次こそ「結構」と言いたいもんだ。と。隣で「結構」「結構」という声が聞こえるたび、いかりは敵と思って堪忍の心を以ってして耐えました（笑）。
と言うわけで。濃霧の中を華厳の滝まで昇り、これまた初めて滝つぼまで降りてみて。まぁ、改めて日光ってとこは色んな意味でスピリチュアル・スポットなのだろぉなぁ～と自分を納得させた次第！
相変わらずな食欲は健在で、宇都宮まで杉並木をドライブして餃子をたらふく頂きましたとさぁ（笑）。
