食道楽

北海道から父が帰宅。
数年間の北海道旅行でお知り合いになった、じゃがいも農家に寄ったとかで
今回も、たんまりとじゃがいもをお土産に帰ったので、本日は母の妹の家に
じゃがいもをお届けにあがる。

当然、お昼の時間を狙い、昨日から「美味しいものをよろしく！」と
言ってはおいたが…。

昼から、今半のお肉でスキヤキをご馳走になり、満足を通り越して
少々唖然…。

昔は、イケテル銀座の美容師だったこの叔母は、小さい頃から色んなトコに
連れていってくれたし、今でも美味しいものといえば要チェックで連れ立って
食べに行ったりするのだが。

まぁ、明らかに私はこの人の食道楽の血を引いているのだと思われる。

アホみたいな話しだが、最近は広島の牡蠣の筏を買ったのだそうだ（爆）
天然の牡蠣を筏ごと買い取って時期になると、自分の筏から牡蠣を送って
くれるらしい…。

そこまでして牡蠣食べたいか？

と思わなくもないが、いつもおこぼれに預かる我が家としては嬉しいこと
このうえない話ではある。

ヴィトンをこよなく愛するこの叔母は、海外に行くという話を聞きつけると
必ず、写真の切り抜きを手渡す。
ヴィトンをこよなく憎む私としては、お店に入るだけで…。あのパッケージを
自分が持って歩くだけで、良い気分はしないが。

以前、北京のヴィトンにタクシーを走らせ、無愛想な店員とのやり取りに
腹を立てた記憶も生々しいが、色々と世話になっている身からしてみると
タクシーを使ってもヴィトンに行かざるを得ない状況に涙したもんだ。

しかしながら、香港、シンガポールあたりならばまだ納得。
北京だよ、北京…。
北京に旅行して、なぜにヴィトンを買わねばならぬのか…。

時として驚く私そっちのけで、「いいでしょ！」と一言で言切る叔母。
間違いなく我が家の血が流れていて、私もその血を引く１人であることは
間違いないのだった…。