日本の農産物や食品は安全だという神話がまかり通っている。
農薬の使用量で単純に決められないが、1ヘクタール当たりの使用量の多いのは中国。
そして第2位が日本なのだ。
アメリカは多いように思えるが日本の四分の一だ。
ヨーロッパはもっと少ない。
日本はアジア特有の高温多湿のモンスーン気候で、病虫害や雑草が多いというのを割り引いて考える必要がある。
しかしそれにしても効率優先、それと見た目にこだわる潔癖さがネックになっていないか。
最近スーパーなどで「訳あり商品」と称して売られている規格外のものがあるが、いい試みだ。
無農薬は無理にしても「減農薬」に真剣に取り組むべきだろう。
農水省で検討しているようだが、食料輸入がストップした時の対処方法として、「数年間はイモで凌げる」というシナリオを提示したという。
こういうのを「噴飯もの」というのだろう。
(ばかばかしくて食べかけのご飯を急に吹きだすこと)
農作業もイモやカボチャばかりを食べた経験もないからこんな絵空事をかける。
毎年の防衛費を5兆円増やして「敵基地攻撃能力」を高めても国民の命や暮らしは守れない。
農業が崩壊しないようにもっと知恵とおカネを使うべきだろう。