マグリットの空と雲

旅,空,猫,馬,Champagne&美酒,美食,art,色,海&船…時にsurrealな、好きなもの写真雑記帳。

「アメリカ」@東京千秋楽

2010-10-03 | Favorite/おきにいり
昨夜、あまりの感動にともだちにメールすると、「当日券並ぶなら来るなら、協力してあげるからおいでよ!」との返事。
彼女はチケットを持っているので、一緒に並んでくれる=抽選確率が倍になるということ。
とはいえ千秋楽だし、倍率も高いのではないかと、不安に思いつつも下北へ。

当日券の受付は16:45から。わたしが着いた時には、2階の受付から並ぶ列は階段の真ん中より下まで続き、17時には階段下の道路まで続く列になった。

ところが、主催者側の計らいで、急遽、座布団席を設けることになり、並んだ全員が劇場に入ることができることに、座る席のみが抽選することになった。

そして、わたしが引いた席は、なんと2列目の一番上手側!
補助席だが、見切れといっても、なにも視界を遮るものがなく、大くんの定位置の万年床がすぐそこに見える位置。舞台を下手に向かってほぼ横から見るので、大くんに向かって話しかけるキャスト全員の視線がこっちに向くのだ。

荒木くんもすぐ近くまで寄って来るし、最後は、背中を向けてだが、重要なシーンがあるので、大感激の大興奮!!

実際、加治くんが最後に見せる小道具のノートの中身もはっきり見えて、さらに感動してしまった。

やっぱり、そういう意味があったのかぁ。
すべてのキーワードがそこにあったんだね。

主役の大くんは、言い知れぬ不安で悶々とした繊細な役をしっかり演じ、半分しか登場しないが、居ない場にも存在感が残っていた。
一番出番の多い加治くんは、人一倍大きな声で人一倍アクションも大きいが、その煙たいほど明るく装う訳がきっとあるのだろう、という陰を表現していたし、ラスゲに続いてのズッキーも、友と夢、現実の狭間で悩む線の細い役を演じきった。

個人的には山田くんにちょっとグッと来た。
先輩のことがすごく好きだからこそ、心配してるからこそ暴言吐いて、愛のある言葉を残して去って行く。いいやつ。

シャカの植松くんも、脇をしっかり固めてるほかのみなさんも、本当に〃熱演されていて、すごくよかった!

弟が亡くなったというのに、涙も見せず、飄飄と体面をつくろう兄。
彼の変化が一番の要なわけだが、二度観て、二度とも荒木くんに泣かされてしまった。とっても素敵なお芝居だった♪

初見で気づかなかった発見もあれば、説明されていない部分の解釈の余地がいくつもあるから、人それぞれ捉え方も異なるだろう。そういうお芝居の奥行きもいい。

次は、ひと月後の凱旋公演!
さらに成長し進化した彼らに、ふたたび会うのが楽しみだ!

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