髷の部分を蝶々のように左右に大きく張り出した横兵庫
江戸時代も後期の19世紀初頭、文化・文政の頃、江戸の吉原、京の島原(嶋原)などの遊郭で流行した花魁特有の髷
元は、安土桃山時代の頃、唐輪という鬢(びん・横の髪)やたぼ(髷の下にあたる後ろ髪)を張らずひっつめて、髷を頂点で輪にした結い方があり、江戸中期以降に、唐輪の派生で鬢を張った兵庫、輪を上下にした立兵庫、そして輪を左右に張りだした横兵庫が生まれた。
中央には鼈甲の櫛に笄(こうがい)、左右上下に耳掻き型かんざし、松葉かんざし、丸玉かんざしを刺していく。
江戸では粋に、京では艶やかに結ったそうで、京や上方では、さらに銀のビラかんざしや錦の手絡(てがら)を巻いたそうな。
江戸時代も後期の19世紀初頭、文化・文政の頃、江戸の吉原、京の島原(嶋原)などの遊郭で流行した花魁特有の髷
元は、安土桃山時代の頃、唐輪という鬢(びん・横の髪)やたぼ(髷の下にあたる後ろ髪)を張らずひっつめて、髷を頂点で輪にした結い方があり、江戸中期以降に、唐輪の派生で鬢を張った兵庫、輪を上下にした立兵庫、そして輪を左右に張りだした横兵庫が生まれた。
中央には鼈甲の櫛に笄(こうがい)、左右上下に耳掻き型かんざし、松葉かんざし、丸玉かんざしを刺していく。
江戸では粋に、京では艶やかに結ったそうで、京や上方では、さらに銀のビラかんざしや錦の手絡(てがら)を巻いたそうな。