うちには、明3歳になる金魚ちゃんが3匹いる。
丹頂のいちご(ショート)ちゃん、東錦のマーブルちゃん、茶金のチョコちゃん。
どうしても金魚が欲しくて、仕事帰りに寄った松屋銀座・屋上の観賞魚コーナーで、たまたま当歳の金魚が全部“風邪気味”の薬浴中で売ってもらえず…
代わりに「病気にも寒さにも強いし、いいですよ」とすすめられたのが、当時2歳だった、1匹1260円の金魚ちゃん。
そして…丹頂、東錦、茶金と1匹ずつ種類を替えて3匹チョイス。
骨董屋で衝動買いした地球瓶に迎えたのが、昨年の冬だった。
最初は水も濁りやすく、交換するのも一苦労していたが、いまではバクテリアも落ち着いて結構いい調子で春を迎え、この夏も無事越えようとしていた。
さて、前置きが長くなってしまったが。
お誕生日ウィークで気分良く深夜帰宅したある夜。
ふと、リビングの地球瓶にあいさつをすると……。
ん?
いつもなら灯りをつけるとわたしのいる方に向いて寄ってくる3匹の影が2匹しか見えない。
チョコちゃん(茶金)とマーブルちゃん(東錦)。
あら?
―いちごちゃん(丹頂)が見えないわ!地球瓶の婉曲のせい?
上から覗くと、まぁ大変!
ブクブクの勢いに圧されて体を横にしてしまったいちごちゃんが、口をプカ、プカと、辛うじて呼吸している瀕死の状態。
一瞬何がどうなったのか、アルコールの入った頭では状況が把握できず、うろうろするばかり。
・虫の息だが、とりあえず呼吸している
・よ~く見ると、自慢の長いひれが白く切れぎれになっている
ー前日まで気づかなかったけれど、尾腐れ病かな?
ーでも、なぜこんなに急変したのだろう・・手の施しようがない。
―でも、このままブクブクに流されて、死んでしまうのはかわいそうだ。。
―とりあえず、他の2匹とは隔離しよう。
さて、いちごちゃんをネットですくったものの、どうしようか。
―といって、入れられそうなのはアカヒレが1匹入った小さな四角いガラス鉢しかない。
回らない頭で、ガラス鉢に入れてみた。
富士の麓で拾った溶岩とアヌビヌス・ナナが入った18cm四方ほどのガラス鉢の中では、口を水面に寄せて、体をまっすぐに起こした状態でちょうど収まっていた。
狭くて、ごめんね。
でも、ここで安らかにおやすみ。
明日、お墓を作って上げるから。
見ていても悲しくなるだけで、仕方なく消灯した。
翌朝、ベッドを出て、いつものようにリビングの灯りをつけた。
金魚ちゃんたちは、わたしの影を見ると、朝ごはんの催促に寄ってくるのだ。
いつもと変わらない光景。
あ、違う、いちごちゃんがいないんだ……
え?いちごちゃん?
小さな四角いガラス鉢に目を移すと、想像とはまるで違ういちごちゃんの姿が。
いちごちゃんは、息絶えているどころか、所狭しとヒラヒラ元気に泳いでいたのだ w(@_@)w
寝ぼけた頭、何が起こったのか、まったく理解できていないが、あまり暴れたら、水から飛び出してしまっても困るし、ネットですくい、元の地球瓶へ戻してみた。
すると、頭の頂の朱色の斑も鮮やかに、元気よく泳ぎ回っているではないか。
いちごちゃ~ん!
あの息絶え絶えにひっくり返っていた姿が、一夜明けて、見違えるほどピンピンしているのだ。
切れてしまったひれこそ、元には戻っていないが、白い斑点が出ている訳でもないし、他の子たちと一緒にしても問題ない、か。。。
一応、大事をとって、みんな一緒に塩浴させておこう。
ごはんだと思って、寄ってくるけれど、これはお塩だよー!
元気になってね。
しかしー、
…生き返ることは考えていなかったから、まったく違う水の中にいきなり入れてしまったのだよな、反省。(--;
…あの富士の溶岩から溶け出したバナジウムかなにかがよかったのかなぁ。まさか、奇跡の水だったりして…(^^;
まったく、キツネにつままれたようだが、ともあれ、いちごちゃんは今日も元気なのだ。
...................................................................
画像は、六本木ヒルズ・TOKYO SKYVIEW "SKY AQUARIUM IIの金魚ちゃん。
丹頂のいちご(ショート)ちゃん、東錦のマーブルちゃん、茶金のチョコちゃん。
どうしても金魚が欲しくて、仕事帰りに寄った松屋銀座・屋上の観賞魚コーナーで、たまたま当歳の金魚が全部“風邪気味”の薬浴中で売ってもらえず…
代わりに「病気にも寒さにも強いし、いいですよ」とすすめられたのが、当時2歳だった、1匹1260円の金魚ちゃん。
そして…丹頂、東錦、茶金と1匹ずつ種類を替えて3匹チョイス。
骨董屋で衝動買いした地球瓶に迎えたのが、昨年の冬だった。
最初は水も濁りやすく、交換するのも一苦労していたが、いまではバクテリアも落ち着いて結構いい調子で春を迎え、この夏も無事越えようとしていた。
さて、前置きが長くなってしまったが。
お誕生日ウィークで気分良く深夜帰宅したある夜。
ふと、リビングの地球瓶にあいさつをすると……。
ん?
いつもなら灯りをつけるとわたしのいる方に向いて寄ってくる3匹の影が2匹しか見えない。
チョコちゃん(茶金)とマーブルちゃん(東錦)。
あら?
―いちごちゃん(丹頂)が見えないわ!地球瓶の婉曲のせい?
上から覗くと、まぁ大変!
ブクブクの勢いに圧されて体を横にしてしまったいちごちゃんが、口をプカ、プカと、辛うじて呼吸している瀕死の状態。
一瞬何がどうなったのか、アルコールの入った頭では状況が把握できず、うろうろするばかり。
・虫の息だが、とりあえず呼吸している
・よ~く見ると、自慢の長いひれが白く切れぎれになっている
ー前日まで気づかなかったけれど、尾腐れ病かな?
ーでも、なぜこんなに急変したのだろう・・手の施しようがない。
―でも、このままブクブクに流されて、死んでしまうのはかわいそうだ。。
―とりあえず、他の2匹とは隔離しよう。
さて、いちごちゃんをネットですくったものの、どうしようか。
―といって、入れられそうなのはアカヒレが1匹入った小さな四角いガラス鉢しかない。
回らない頭で、ガラス鉢に入れてみた。
富士の麓で拾った溶岩とアヌビヌス・ナナが入った18cm四方ほどのガラス鉢の中では、口を水面に寄せて、体をまっすぐに起こした状態でちょうど収まっていた。
狭くて、ごめんね。
でも、ここで安らかにおやすみ。
明日、お墓を作って上げるから。
見ていても悲しくなるだけで、仕方なく消灯した。
翌朝、ベッドを出て、いつものようにリビングの灯りをつけた。
金魚ちゃんたちは、わたしの影を見ると、朝ごはんの催促に寄ってくるのだ。
いつもと変わらない光景。
あ、違う、いちごちゃんがいないんだ……
え?いちごちゃん?
小さな四角いガラス鉢に目を移すと、想像とはまるで違ういちごちゃんの姿が。
いちごちゃんは、息絶えているどころか、所狭しとヒラヒラ元気に泳いでいたのだ w(@_@)w
寝ぼけた頭、何が起こったのか、まったく理解できていないが、あまり暴れたら、水から飛び出してしまっても困るし、ネットですくい、元の地球瓶へ戻してみた。
すると、頭の頂の朱色の斑も鮮やかに、元気よく泳ぎ回っているではないか。
いちごちゃ~ん!
あの息絶え絶えにひっくり返っていた姿が、一夜明けて、見違えるほどピンピンしているのだ。
切れてしまったひれこそ、元には戻っていないが、白い斑点が出ている訳でもないし、他の子たちと一緒にしても問題ない、か。。。
一応、大事をとって、みんな一緒に塩浴させておこう。
ごはんだと思って、寄ってくるけれど、これはお塩だよー!
元気になってね。
しかしー、
…生き返ることは考えていなかったから、まったく違う水の中にいきなり入れてしまったのだよな、反省。(--;
…あの富士の溶岩から溶け出したバナジウムかなにかがよかったのかなぁ。まさか、奇跡の水だったりして…(^^;
まったく、キツネにつままれたようだが、ともあれ、いちごちゃんは今日も元気なのだ。
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画像は、六本木ヒルズ・TOKYO SKYVIEW "SKY AQUARIUM IIの金魚ちゃん。