友人「ミポリン」から薦められていた唐津市の「山口お好み屋」さんに、「まゆポン」と行ってきました。
唐津市と言っても近年の市町村合併で非常に広くなっています。以前の厳木町で国道203号線から厳木多久有料道路に入る道に曲がって、有料道路に入らずそのまままっすぐ行くと右側にあります。平屋の建物はレトロな感じで非常に味わいがありましたが、人によっては拒否反応を起こす方もいるかもしれませんね。
お昼を外していったのですんなり座れましたが、私達が入ってからも常連さんらしき学生さんが入ってきました。
店内には普通のテーブルとイスの4席分と、1メートル四方ぐらいの鉄板を木枠で囲んでいる鉄板台が2台あります。鉄板の1台は4辺に2人ずつ8名座れる様になっていますが、もう1台は3辺に2人ずつ座れますが一辺に焼き手がいてそこで焼いて出来上がったら、テーブルやもう一つの鉄板台に持ってきてくれます。この形も古ーいお好み屋のスタイルだそうです。
まず値段にビックリ。
値段は何十年も値上げしていないんではないでしょうか!?。「おこのみ」120円、卵を入れるなら+50円。大にしたいなら+30円。「焼きうどん」240円に「焼きそば」250円。広島風の「文化焼」は270円。もう申し訳ない気にさえなります。
どんなのが出てくるか分からないし、色々試してみたかったので「ミックス玉」「文玉」「大玉」の3品頼のみました。後から考えるとこれがベストチョイスですね。
そして出てくる「お好み焼き」を見てまたびっくり。
「文玉」は「文化焼」に玉子が入っている物です。文化焼きは広島風に似ていて、焼きそばを生地と一緒に焼き固めて、クレープ状の生地を上にものせています。
次に「大玉」です。これは「おこのみ」の大に玉子を入れた物。この「おこのみ」はキャベツやモヤシが入った生地を焼いて二つ折りにした物です。「おこのみ」は、お好み焼きのルーツである一銭洋食の特色が色濃く残っています。
「文玉」「大玉」もかかっているソースはとろみがなく甘くもありません。どちらかというとすっぱ辛いソースですね。(このソースも昔の特色らしい。)美味しいのは美味しいのですが、ものすごく美味しいとまでは行きません。でも、魚粉がかかっていて、昔を思い出す懐かしい味です。
チョと大げさかもしれませんが、現代の食に文化財という概念があるなら、是非ともこのままで残さないと行けない素晴らしい文化に該当すると思います。いずれは消えていくかもしれませんが、今の時代にお好み焼きのルーツを体験できるのは幸せなことかもしれません。
因みに取り皿は出てきませんので、ヘラを皿代わりに口元に運びます。
「まゆポン」は運転手なので、キリンのフリーを飲んで「大玉」を頂いてます。
ヒーマンは「文玉」を頂きましたが、具がタップリのお好み焼きに慣れているだけに、具の無い「お好み焼き」にチョット物足りなさそう・・・
見つけにくかったでしょ
このお店だったら
食欲旺盛の高校生男子連れて
好きなだけ食べていいよと
言えるお店です
遠くから 高速乗って来る方も
いるそうです
最近の豪華なお好み焼と違って
素朴な味と店の雰囲気がなつかしーい。
辛めのソースの濃い味が、忘れられません。
また、行ってみよーっと。
紹介していただき、ありがとうこざいました。
学生には嬉しい価格とボリュームですよね!
こういうお店って無くなってほしくないですね。
以前テレビで見たことがあったので、お店に入った瞬間すぐ分かりました。