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横浜本牧の小さな小さなアメリカン・アンティーク雑貨屋ののんきな日々・・

帽子の話*ハンチング帽

2017-09-18 12:56:59 | ● 帽子の話


ハンチング帽は直訳すれば狩猟帽。ところがこの"hunting cap"という名前は欧米では使われていないようだ。呼び方は10種類ほどもあるそうで、ニュースボーイキャップ、ベーカーボーイハット、フラットキャップなどだ。歴史を繙いてみれば、14世紀の北イングランドにすでにこの帽子に近い形のものがあったらしい。上の写真は新聞を立てかけて居間などに置いておくものでアメリカの1930年代のもの。PAPERとは新聞のこと。新聞売りの少年がニュースボーイだ。






19世紀後半から20世紀初頭にかけて男の子や男性の帽子として広まったようで、労働者階級の男性にも浸透していったらしい。日本でも商人がかぶるものとして定着していた。お線香のコマーシャルで、丁稚の子が鳥打ち帽を被っているのをご覧になったことがあるでしょう。(一番左の人、ナイナイの岡村さんみたい?)






上流階級にも広まって、ゴルフや車のドライブ、狩猟の時などに被られたようだ。





第一次世界大戦が始まると、アメリカでは男性に変わって女性が社会進出する機会も増えてきたので、こんな風景も見られたのでしょう。
ハンチング帽もニュースボーイキャップもシルエットは似ているのでいっしょくたにしてきたけれど、縫製の仕方や型紙に違いがあるという事を最後に書いておきましょう。






*OMAKE*






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