古い台所道具が好きな人におすすめの映画が2009年、メリルストリープ主演の「ジュリー&ジュリア」。戦後間もないフランスのキッチンに出てくる道具は全部欲しくなってしまうほど。当時、まだ陶器製のミキシングボールが使われていたのにはちょっとおどろきだ。
レアな焦げ茶色のバウアーのミキシングボール。バウアーという会社は1878年創業。戦後しばらく閉鎖していたけれど1998年に再開されてレプリカを作っているらしい。東京台東区にもショールームがある。
コーンスターチの出荷用に使われた木箱は上のフタが横にスライドするように作られている。上に乗っているのはデコイと呼ばれている木製オトリ用のカモ。
バウワーはカリフォルニアの会社。このテントみたいな形の灰皿はカリフォルニアで1940年代から1950年代に活躍したサシャ・ブラストフの作品。セルロイドとカッパーの取り合わせがおもしろいイヤリングとブレスレットのセットは1950年代のアメリカ製。
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