鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Sutliff Tobacco Company - Match Balkan Sobranie バルク その2

2019年11月18日 | パイプタバコ
2019年 11月

前回は Sutliff Tobacco Company - Match Balkan Sobranie バルク その1
になりますが 今回はその続きとなります

今はもうない バルカンソブラニーのオリジナルのマッチ品ですが
今回はもう少し詳しいレビューの方を

 
右がオリジナルの方 左が 759 のほうの マッチ品のバルクとなりますが
ラタキアが多くケンタッキーも入っているのが 759マッチ
やや色が明るいのが オリジナルのマッチ ということになります
しかし この写真ではよく分からんな・・・(SPDCから持ってきました)

取り寄せた実物の 写真は

こちらになります

分類的には 759マッチの方が English
オリジナルマッチの方が Balkan ということになっています

たしかに ラタキアが少しガツンと来るので 759の方が Englishタイプ というのは
納得が行きます。
しかし どちらも オリエントがかなり存在感を出しますので どちらも Balkan といって
良いかもしれません。

ブレンドの出来 という点では この私には オリジナルマッチの方が圧倒的に美味しく感じたのですが 素材的にはあまり差はないようなので バランスの問題かと思います

どちらも Black House で有名な あの Russ Ouellette さんが作っている訳ですから
似たような感じのブレンドなのですが 随分と差を感じます そこが意外です。

今回比較対象としたブレンドは

上の Black House と
バルクの Arango - Balkan Supreme
を考えてみます
前者は 759 を意識したブレンドなのですがラタキアの強さと バブル感が似ています
後者の方は バルクながら ラタキアとオリエント そして甘みがまろやかなブレンドで
味とコスパが 似ていると思ったからであり 比較対象として最適であると思いました。



おっさん的 しつっこい 感想

このブレンド もうかなり喫っているのですが 回を重ねるごとに美味くなって行きます
つまり かなり美味いと思いますし 飽きない味なのだと思います。


Black House(BH) や Balkan Suprime(BS)と比べると
カットが雑な コースカットになっており 時折ダマになったところもありますが
最初の火付こそ悪けれどいったん火が付けば安定して燃えてくれ
クールスモーキングが楽しめます。



ラタキアは強くはないですが ウッジーな清涼感があります

同時に このタバコのオリエントが香るのですが これが凄いです
なんというか マケドニアンオリエントというのか 高音域に伸びて行く
清涼感を持ったシュワーッとはじけるようなバブリーな香りと 
それに伴う柔らかな包み込むような甘さというか 
少し旨みを含んだ柔らかな甘みとでも言いますか
そんな甘さと香りがこのブレンドを包み込んで行きます
Yenidje とその他の マケドニアのオリエントでしょうか 素晴らしい味わいです
このようなオリエントが この安いバルクに使われているということ自体が
考えられない気がします 素晴らしい味わいかと思いますね。


もちろん バージニアも甘いのですが 微かなシトラスと やんわりとしてどこかフルーティな甘さが後を追いかけて行きます。

オリエントのスパイシーさはさほどではなく 微かに酸味を与えるようです
この酸味が 甘さを引き立てます

ラタキアは出過ぎず バージニアもしっかり甘いのですがしつこくはない
そしてそのラタキアとバージニアを 包み込んでブレンドとしての完成度を高めて行くのが
このオリエンとのような気がします
バランスが非常に良いのですが 味も濃いめです


味が濃いのに 単調ではない
味が濃いのに 刺や嫌味がありません
ニコチンも強くなく 喉にもやさしいです でも味がしっかりして美味い

そんなタバコになります


ラタキアの強さを比較すると
 BH ≒ 当バルク > BS

甘さを比較すると
 BS > BH ≒ 当バルク

オリエントの違いとしては
 ① バブリーな発砲感は
   当バルク > BH > BS

 ② オリエントの清涼感は
   当バルク > BH ≒ BS

 ③ オリエントの甘味は
   当バルク > BH ≒ BS

 ※BSは少しフローラルな甘みがあります

味の濃さで言うと
 当バルク > BH ≒ BS


このような感じになりますが この事がブレンドの特徴をあらわしているというだけで
一つの目安にすぎません。

もちろん使用されている葉っぱが違うので そこから来るものが大半なのですが
一つの要因として カットの大きさもあるかもしれません
BH と BS はどちらもきれいなリボンカットなので 味が割とフラットになるのかも
しれないですね。


私は このバルクを大変気に入りましたが
BH BS もかなり美味いタバコです

粗さ という点を除けば BH に匹敵 あるいはそれ以上の美味しさがあると思います
味の複雑さ という点では BH ということになりますが・・・


そうするとやはり比較対象は アランゴ(STG)の BS になってくるのは必然かと。

ただ一つ言えるのは 飽きが来ないのは 当ブレンド であるということですね
BS は美味いバルクですが 中盤過ぎから少し退屈になります
その様な味であるということでしょうか

なので この私はやはり 当ブレンドを押すことになりますが 
その原因は なんといっても オリエントの違いから来る味の差が大きいと思います
その差が このブレンドを押す理由となります


味はいたってシンプルですが ツボに入った美味さがあると思います
飽きも来ないし 良いタバコだと思います

これならば がっぱり買い込んでストックしておくのもアリだと思いますが
SPDC のカタログを見ると すでに品切れしているようです・・・。

バルカンで常喫足りうる 飽きのこないタバコをお探しなら
大いにお勧めします

それでは また
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