鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Cornell & Diehl - Chenet's Cake (Cellar Series)

2019年11月27日 | パイプタバコ
2019年 11月

今回は Cornell & Diehl - Chenet's Cake (Cellar Series)

このブレンドの名前は フランスの現代彫刻家である 
Pierre Chenet ピエール シェネ
の名前が付いています
こちらについては

ピエール・シェネ Pierre Chenet は世紀末のフランスの彫刻家。
シェネは北フランスの現代彫刻家で人体像の他にウサギやクマ、犬、カエルなど動物をモチーフとした作品を多く残しています。
19世紀初頭の アール・デコ の時代の 青銅彫刻が知られているようです。


となっているのですが 詳しい事は分かりません・・・。
何故このようなブレンド名がついたのかは分かりませんが おそらく C&D の場合は
そういった社長の趣味とか好みでネーミングするところがあるようなので たぶん
その辺のことかと思います・・・。

  

葉組は
Burley, Perique, Virginia となっています

ペリクは バーレィの漬物ですが 作り方はかなり難しくて現地でないとその製造は難しいそうですから 何らかの微生物の力によってあのような醗酵がなされると思われ
簡単にはある一定の味にはならないと思われます。

このブレンドに置いて注目は 
やはり  このペリクと バージニアとともに入っているバーレィ になるかと想像されます。


蓋を開けて 仲のクランブルケーキを取り出すと






おっそろしくデカくて かなり柔らかい フワフワのクランブルケーキが出て来ます
プーん という鼻を衝く えげつない匂いは
甘酸っぱく 品のない 醗酵臭がありますね・・・。

この匂いの事を 履き古した靴下のニオイ とか
食べ物の腐ったニオイ ≒ ドブ臭い匂い
と評する人もいましたが まさにその通りだと思います  
ああ 何て強烈なにおいなんだ!



怖ろしく柔らかいので
指で触ると 簡単にほぐれて来ます

このように解して簡単にパイプに詰めて喫いますが
そのまますぐに喫っていいと思います。


このタバコ どんなパイプでも美味しく喫えるのですが
それだけ味が濃い ということなのでしょうか・・・
大きめのパイプの方が 幾分マイルドな味わいになるようです。

後味もよく 喉にもやさしく 強い甘さもアリ
とても美味しいタバコだと思うのですが
少しニコチンが強いのかもしれないと思いました   喫いすぎるとクラっとします。



そんなで いつもの
感想  となりまっす


ティンノートは えげつない匂い満載でしたが
喫煙には全く影響はありません それどころか そのにおいの元でもある発酵による
熟成臭と 深い味わいがあるようです。

点火とともに ああ C&Dのバージニアだな と思わせるようなはっきりとしたブライトバージニアの甘さがやって来ます
この甘さはかなり強くてこのブレンドを支配して行きます
軽いシトラスとグラスノートも感じますがそれほどでもない

バージニアのヘイの香りもあるのですがそれより藁が醗酵したような酸っぱい酸味を少し感じます。
問題のペリクですが この熟成臭はペリクから来ると思うのですが
思ったよりも穏やかですね レイズンとイチジクのダークフルーツの香りといいますが
私には 軽いレイズンの酸味を含んだ甘さを感じます
それと どなたかも書いておられますが ナツメヤシの味わいを感じます
このナツメヤシ 干し柿のようなねっとりとした甘さを思わせます

ブライトバージニアの甘さと レイズンと この 干し柿の様な甘さが混じり合って
実に深い甘味がありますねこのタバコは

若干の醗酵による酸味と ペリクの少々のペッパリィは このタバコにアクセントを与え
比類のない甘さがずっと続いて行きます
しかし 後口も良く しつこいわけでもない うまいとおもいます。

ここで バーレィ の役割なのですが 思った以上におとなしいです
少しだけドライ感のあるチョコレートのような味わいを出しているのかもしれないのですが
あまり認知できない気がします。

思った以上に甘くて ハーシーなところもなく C&D にしてはとても出来が良いと思うのですが 味の濃い分だけ ニコチンが強いようですね
喫いすぎると少し くらっときます
なので 常喫には少しきついのかもしれないと思うのですが
この味と深い甘味は癖になってしまうかもしれません。


似たようなイメージのブレンドとして
1 Cornell & Diehl - Kajun Kake
2 Cornell & Diehl - Night Train
3 G. L. Pease - JackKnife Plug
4 G. L. Pease - Triple Play

思いつく範囲で言うと これらを考えますが

1 に関しては やったことがないのですが なにせ Cajun という
現地の方のブレンドをうたっていますから
ペリクが強烈なんだと思われます

2 に関しては もっとバーレィが前面に出て 喉がやられますし つくりも粗い気がします
甘さも作りも 当ブレンドの方が良いと思います。

3 に関してはペリクは入っていませんが 同等に甘さを感じもっとウッディで
同じ様に美味いのですが ペリクとケンタッキーの違いがあります。

4 に関しては もっとペリクが効いている感じがします しかし ペリクの質が違います


なので 3 と 4 を足して割った感じになるのかと思うのですが
このブレンドは 風味が独特ですから また違うものだとは思います。


開缶した時に ムッと感じる醗酵感は 何らかのアルコールの存在を感じてしまうのですが
すぐにその香りも飛んで行くので 落ち着いてきますし それかどうかは不明

Three Nuns のような醗酵した甘さも感じますがあれほど熟れている訳でもなく
もっと粗いのかとは思います 熟成をかけるともっと美味くなると思います。

小さなパイプで喫うと 甘さももっと強く感じるのですが
大きなパイプの方が味がマイルドになり ニコチンを強く感じないのでいいと思います



あまりにも タバコの種類が多い C&D ですが 捜して見ると
美味いタバコが在りそうです 気になるところですね。


えげつないニオイとは裏腹に とても美味しいブレンドであると思いました
ただ 常喫にはきついかもしれません。

それでは また
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