Captain Earle's - Honor Blend その3 オリエント（ターキッシュ）について

2019年　12月

Captain Earle's - Honor Blend　も　その１　その２　ときて　いよいよその３　となります
今度は　このタバコの　Cigar-Like　な味について考えてみます

このタバコ　喫えば喫うほどにその美味さを感じるのですが
ちょっと　Three　Nuns　を思わせるような熟成したペリクとバージニアの甘酸っぱさが
そして　多くの方も書いているように　
少し甘みを持ったシガー　のような強い香りがします　味わいも　フィラーの葉っぱのような強さのシガーテイストがします。

この特徴が　あるいはこのタバコの味の深さをかもし出しているのかと思うのですが
シガーのように　ニコチンも強めで　少しガツンと来る強さがあります。

このテイストは　おそらく　このタバコに使われている　ターキッシュ　から来ていると考えました。

それが何処の物かはどこにも書いてはいませんが
この私の想像　ということになります。


マクレの　グランドオリエンタルシリーズの中に
　Black Sea Sokhoum　というのがありましたが
この　Sokhoum（ソフミ）　というのは　黒海沿岸東部の　グルジア　にある　街の名前です

上記のタバコで使われているのが
ここでとれる　オリエント　になりますが　Samsun　と同じ種から育ちます
見てくれは似ているのですが　味が全然違って　シガーの様な味がするそうです。
この私　喫ったことはないのですが　そう言ったシガーの味がするオリエントは
まだほかにもあるようです



ギリシャ中西部で　Trebizond　というオリエントが取れるのですが
大きめの葉っぱを持ち　色は　少し赤みがかったブライトイェロー　
このタバコも　ニコチンが強く　シガーのフィラーの様な味がするそうです
香りはほとんだないそうです。


地図で捜しても何処にあるのかはよく分からないのですが
どうも　この葉っぱ　トルコのローカルの方にもあるようです
このタバコの説明にも　オリエント　ではなく　ターキッシュ　としか書いていません･･･
そこで探してみたのがそちらの方面になります



すると　中世の頃には　黒海沿岸南東の所にTrebizond（トレビゾンド）という帝国があったのですが
実際の地図を調べてみると
Trabizone（トラブゾン）　という町がありました。
冒頭の写真がそのトラブゾン　なのですが

　


黒海の右下に　その町はあります


この町は　黒海南岸中東部にある　Samsun　の更に東側になります
そして　そのすぐ右側には　グルジアがあります
そのグルジアの　黒海東側沿岸には　あのマクレの　グランドオリエンタルで有名な
ソフミ　があります。
上の地図をご覧いただければ　近いことが分かります

おそらく　ここでとれるターキッシュ葉も　Sokhoum　と同じ性質を持っているのではないかと思われます。
なので　このブレンドの　シガーライクなテイストは　このターキッシュ　から来ているのだと思います。


最初は意外なほど　甘さも感じられず　ミントのような清涼感ばかりが気になった
不思議な感じのこのブレンドでしたが
喫うたびに本来のペリクの独特の酸味のある熟成感がこのタバコを支配し
それと同時に甘さの方も強さを増して来て　癖になりそうな味になりました
そして中盤から目立つのは　この　シガーのようなタバコ感になります。

最後まで　ペリクは健在で　いい意味で　Three　Nuns　のような熟成感をあたえ
このシガーのようなテイストも　このタバコに満足感を与えるようです。

開缶して空気に触れ　ケーキの色が黒ずんだあたりがこのタバコの旨さを一番味わえる
状態かと思います。
中々飽きのこない　美味しいタバコだと思いました
喫うほどにそれを感じます

まあしかし　このブレンドの一番の肝はやはり　ペリクになります
少しペリクの深みに　足を踏み入れた感じですね･･･。

ルイジアナの　セントジェームズパリッシュの三角形とは

この中の赤いところですが



真ん中に通っているのがミシシッピー川ですから
右上の頂点と　この川を結ぶところになるのかと思いましたが･･･はっきりしませんね･･･

その後の調べで
上の地図では分かりにくかったのですが　川の形が三角形になっているところがあります
丁度上の図の真ん中の所になりますが。
どうやらそこのところを指すようです
地図も貼り付けておきますね
　　Poche Plantation

C&D　の　セラーシリーズ　はこういったペリクが中心となっているそうで
そちらも気になります。


そんな感想となります
それでは　また