2020年 7月
今回は Cornell & Diehl - Sansepolcro (Small Batch) 2020年版 となります
2019年版についてはこちら にレビューしたものですが
他の方のレビューを見つけたので参考までに
Cornell & Diehl Sansepolcro Tobacco Review
Kyle Weiss May 14, 2019 at 10:45 AM
もうひと方は
Small Batch: The Historical SansepolcroApril 24, 2019 by Chuck Stanion
サンセポルクロのシンボルの大聖堂になりますが
最初の方のレビューに使われている写真です 雰囲気があります
あまり大きく無いパイプの方が美味いかもしれません
どうやら今年の製品は 3度目の発売になるようで
2016年 4500缶 2019年 8000缶 そして今年の 2020年が 8000缶の発売の様です
初回から 2回目まで 3年 あいだが空いていますが いよいよスモールバッチプロジェクトが軌道にのって来た ということのようです。
気になるのは
この缶の横に描かれているタバコの葉になりますが
いったいこの イタリアンダークファイアードフローレット というのがいまだによく分からないのですが
どうやらケンタッキーの事みたいなのですが 上の記事を読むと どうもそうらしい・・・のですが
実はシガーリーフの事みたいです
それも このサンセポルクロでとれる 有名なトスカーナシガーリーフの葉っぱみたいです
マカロニウエスタンで有名な クリントイーストウッドがよく口に咥えていた 小さな葉巻がそれですが どうもこの土地でとれる シガーリーフを使っているみたいです
それ程この土地は シガーリーフの栽培で有名らしいのですが
上記の絵の部分を指すのでしょうか あるいは
シガーリーフをトリミングした後の小さな葉っぱを指すのでしょうか・・・・・・
そこが気になって仕方がありません
たぶんどちらも使っていると思われ
けっして花の部分のことだけを言っている訳ではないと思われます。
そのシガーリーフの残骸を ケンタッキーと言っているのだと思うのです・・・
残骸というのは失礼になりますが シガーにしない部分を言っているのかと考えます
それでも ニコチンは強いそうですが バージニアを混ぜることにより適度な強さになるそうです。
このブレンドの葉組は TRDCによると
Cigar Leaf, Kentucky, Virginia となっていますが
C&Dのホームページを見ると ブラックキャベンディッシュが入っていることになってますから
猶更よく分かりません・・・
指で触っても ベトツキは全くありませんから
もしかして 先の方の花に近い部分を圧縮して熱を加えた物かも知れないと考えます
その部分のハーバルでスパイシーな味わいがこのブレンドの特徴的なほろ苦さになっているのかと
思うのです・・・。
Italian dark fired florets ≒ Italian dark-fired Kentucky と考えて良いと思いますが
⇧ ⇧
葉先の筒花の部分 シガーリーフのトリミング部分と小さな葉っぱ
というニュアンスを含んでいるのかな と考えたりもしますが
どちらにせよ このサンセポルクロで採れたたばこ葉を使っていることは間違いないところです
けっしてアメリカの土地のケンタッキーを使っている訳ではないようです。
それにノースキャロライナ東部の レッドバージニアを混ぜるのですが
カナダのバージニアも使っているようです
風味はノースキャロライナ 糖度はカナダのバージニア という事なのでしょうか・・・
最近よく目にするカナダのバージニアですが たぶんそういう事なんだと思います
こちらがそのカットになりますが
丁寧に解されたブロウクンフレイクになり ベトツキもなくサラッとしています
匂いも微かに酸味を感じるだけの着香気を感じない良い香りとなります。
今年の 感想 は?
そのまま軽く詰めて点火しますが 燃えすぎることもなく しっかりと時間を懸けて燃えてくれます
すぐに葉っぱが盛り上がって来ますので 軽くタンピングをしてもう一度火を付けます・・・
開缶直後の 1ボウル目
去年の記憶と思い出しながら 喫い始めるのですが
開缶直後は 香りがきつく感じます
フローラルな少し派手な独特の香りを感じてしまい バージニアの酸味のある甘さとか
アーシーな旨さをさほど感じません・・・こんなんだったっけ・・・?
そう思いながら喫い進むのですが クローヴのようなというか ホワイトペッパーあるいは
カルダモンの様な ほろ苦さを独特の少し酸味を伴う味わいとともに強めに感じてしまいます
後味はとても良く スッと苦みも 風味も消えて行くのですが
甘さはあまり感じないな・・・という感じで それよりも 熟成したペリクに感じるような
独得の風味が後に残ります
期待していただけに 騙されたように感じた 1ボウル目となりました。
しかし 一日あいだをおいてからの 2ボウル目からは
その印象は 大きく変わります
2ボウル目以降
1ボウル目は直前にラットレーの甘めのタバコを喫っていたこともあってか味がぼやけたのですが
2ボウル目以降は
かなり美味くなります 本来のノースキャロライナのレッドバージニアの風味も甘さも
しっかりと感じるようになり イタリアンケンタッキーの味わいも落ち着きが出るようです。
クローヴの様なスパイシーな刺激は 辛さの部分としてはごくわずかで
辛さではなく ほろ苦い大人のイメージの味わいになりますから
喫っていて嫌味なところもなく 深みのある味わいと感じます
バージニアの酸味のある甘さと このほろ苦さが このブレンドの味をぐっと
面白い味わいに高めているようです。
ケンタッキーもドライ感と 少しだけナッティーな所を出すのですが
それよりも このケンタッキー独特の風味を感じます
それがこのブレンドの風味を決めて行くのですが
やはり 通常のケンタッキーとは少し違いますね
なんというのか 抹茶の様な少し出汁を含んだ酸味と
紅茶の様な少しフローラルな香りと旨みを含んだ味わいが
このブレンドの独特の旨さとなってバージニアを後押しするように感じます
この味わいが秀逸です 他ではなかなか味わう事のない風味と旨さになります
しかもタバコの葉がしっかりしている為か じっくりと燃えてくれるので
タンピングしても硬い状態は続き 燃焼が長持ちする様ですそれでいて
綺麗に底まで燃焼しますから実に喫いやすいタバコ といえます。
ケンタッキーのストロング感は ほぼなく ニコチンも強くはありません(丁度良い感じ)
バージニアにシトラスの風味はほぼありませんが ケンタッキーが少しその役割をはたしている
ようです
バージニアの酸味のあるタバコ感は健在で ケンタッキーとともに アーシーな満足感があります
このタバコ なんとも言われないほどの美味いタバコです
不思議な感じのするほどの旨いタバコかと思います
喫うほどに
ノースキャロライナのレッドバージニアは その存在感を増し
それに合わさることのイタリアンケンタッキーの 旨みの部分と
上質な大人のほろ苦さの部分が融合して
飽きのこない すこぶる美味いブレンドになっています
甘さ的には控えめの部類に入りますが
やはりその甘さは 酸味を含んだ味の濃い ノースキャロライナののレッドですから
イタリアンケンタッキーの旨さとともにバージニアの美味さも健在で
実に美味いと思います
ペリクは入っていませんが レッドバージニアの酸味以上に 熟成したペリクの様な
酸味というか旨みを感じます それがこのケンタッキーによるところかと思われます
熟成という点においては 不明の部分もありますが
去年の製造のものもありますので その辺りはどうなるのかいずれ比較してみたいと思います
ストレートな甘さのブレンドではなく
独特の旨さのあるブレンドになりますから
CRFのような 誰もが美味いと思うブレンドではありませんが
私は今年また喫ってみて 去年以上にその美味しさが分かったように思います
まだ 売っていますから
ケンタッキーの味わいがお好きな方 あるいはノースキャロライナのレッドバージニアが
お好きな方には お勧めします
そんな感想となります
それでは また
今回は Cornell & Diehl - Sansepolcro (Small Batch) 2020年版 となります
2019年版についてはこちら にレビューしたものですが
他の方のレビューを見つけたので参考までに
Cornell & Diehl Sansepolcro Tobacco Review
Kyle Weiss May 14, 2019 at 10:45 AM
もうひと方は
Small Batch: The Historical SansepolcroApril 24, 2019 by Chuck Stanion
サンセポルクロのシンボルの大聖堂になりますが
最初の方のレビューに使われている写真です 雰囲気があります
あまり大きく無いパイプの方が美味いかもしれません
どうやら今年の製品は 3度目の発売になるようで
2016年 4500缶 2019年 8000缶 そして今年の 2020年が 8000缶の発売の様です
初回から 2回目まで 3年 あいだが空いていますが いよいよスモールバッチプロジェクトが軌道にのって来た ということのようです。
気になるのは
この缶の横に描かれているタバコの葉になりますが
いったいこの イタリアンダークファイアードフローレット というのがいまだによく分からないのですが
どうやらケンタッキーの事みたいなのですが 上の記事を読むと どうもそうらしい・・・のですが
実はシガーリーフの事みたいです
それも このサンセポルクロでとれる 有名なトスカーナシガーリーフの葉っぱみたいです
マカロニウエスタンで有名な クリントイーストウッドがよく口に咥えていた 小さな葉巻がそれですが どうもこの土地でとれる シガーリーフを使っているみたいです
それ程この土地は シガーリーフの栽培で有名らしいのですが
上記の絵の部分を指すのでしょうか あるいは
シガーリーフをトリミングした後の小さな葉っぱを指すのでしょうか・・・・・・
そこが気になって仕方がありません
たぶんどちらも使っていると思われ
けっして花の部分のことだけを言っている訳ではないと思われます。
そのシガーリーフの残骸を ケンタッキーと言っているのだと思うのです・・・
残骸というのは失礼になりますが シガーにしない部分を言っているのかと考えます
それでも ニコチンは強いそうですが バージニアを混ぜることにより適度な強さになるそうです。
このブレンドの葉組は TRDCによると
Cigar Leaf, Kentucky, Virginia となっていますが
C&Dのホームページを見ると ブラックキャベンディッシュが入っていることになってますから
猶更よく分かりません・・・
指で触っても ベトツキは全くありませんから
もしかして 先の方の花に近い部分を圧縮して熱を加えた物かも知れないと考えます
その部分のハーバルでスパイシーな味わいがこのブレンドの特徴的なほろ苦さになっているのかと
思うのです・・・。
Italian dark fired florets ≒ Italian dark-fired Kentucky と考えて良いと思いますが
⇧ ⇧
葉先の筒花の部分 シガーリーフのトリミング部分と小さな葉っぱ
というニュアンスを含んでいるのかな と考えたりもしますが
どちらにせよ このサンセポルクロで採れたたばこ葉を使っていることは間違いないところです
けっしてアメリカの土地のケンタッキーを使っている訳ではないようです。
それにノースキャロライナ東部の レッドバージニアを混ぜるのですが
カナダのバージニアも使っているようです
風味はノースキャロライナ 糖度はカナダのバージニア という事なのでしょうか・・・
最近よく目にするカナダのバージニアですが たぶんそういう事なんだと思います
こちらがそのカットになりますが
丁寧に解されたブロウクンフレイクになり ベトツキもなくサラッとしています
匂いも微かに酸味を感じるだけの着香気を感じない良い香りとなります。
今年の 感想 は?
そのまま軽く詰めて点火しますが 燃えすぎることもなく しっかりと時間を懸けて燃えてくれます
すぐに葉っぱが盛り上がって来ますので 軽くタンピングをしてもう一度火を付けます・・・
開缶直後の 1ボウル目
去年の記憶と思い出しながら 喫い始めるのですが
開缶直後は 香りがきつく感じます
フローラルな少し派手な独特の香りを感じてしまい バージニアの酸味のある甘さとか
アーシーな旨さをさほど感じません・・・こんなんだったっけ・・・?
そう思いながら喫い進むのですが クローヴのようなというか ホワイトペッパーあるいは
カルダモンの様な ほろ苦さを独特の少し酸味を伴う味わいとともに強めに感じてしまいます
後味はとても良く スッと苦みも 風味も消えて行くのですが
甘さはあまり感じないな・・・という感じで それよりも 熟成したペリクに感じるような
独得の風味が後に残ります
期待していただけに 騙されたように感じた 1ボウル目となりました。
しかし 一日あいだをおいてからの 2ボウル目からは
その印象は 大きく変わります
2ボウル目以降
1ボウル目は直前にラットレーの甘めのタバコを喫っていたこともあってか味がぼやけたのですが
2ボウル目以降は
かなり美味くなります 本来のノースキャロライナのレッドバージニアの風味も甘さも
しっかりと感じるようになり イタリアンケンタッキーの味わいも落ち着きが出るようです。
クローヴの様なスパイシーな刺激は 辛さの部分としてはごくわずかで
辛さではなく ほろ苦い大人のイメージの味わいになりますから
喫っていて嫌味なところもなく 深みのある味わいと感じます
バージニアの酸味のある甘さと このほろ苦さが このブレンドの味をぐっと
面白い味わいに高めているようです。
ケンタッキーもドライ感と 少しだけナッティーな所を出すのですが
それよりも このケンタッキー独特の風味を感じます
それがこのブレンドの風味を決めて行くのですが
やはり 通常のケンタッキーとは少し違いますね
なんというのか 抹茶の様な少し出汁を含んだ酸味と
紅茶の様な少しフローラルな香りと旨みを含んだ味わいが
このブレンドの独特の旨さとなってバージニアを後押しするように感じます
この味わいが秀逸です 他ではなかなか味わう事のない風味と旨さになります
しかもタバコの葉がしっかりしている為か じっくりと燃えてくれるので
タンピングしても硬い状態は続き 燃焼が長持ちする様ですそれでいて
綺麗に底まで燃焼しますから実に喫いやすいタバコ といえます。
ケンタッキーのストロング感は ほぼなく ニコチンも強くはありません(丁度良い感じ)
バージニアにシトラスの風味はほぼありませんが ケンタッキーが少しその役割をはたしている
ようです
バージニアの酸味のあるタバコ感は健在で ケンタッキーとともに アーシーな満足感があります
このタバコ なんとも言われないほどの美味いタバコです
不思議な感じのするほどの旨いタバコかと思います
喫うほどに
ノースキャロライナのレッドバージニアは その存在感を増し
それに合わさることのイタリアンケンタッキーの 旨みの部分と
上質な大人のほろ苦さの部分が融合して
飽きのこない すこぶる美味いブレンドになっています
甘さ的には控えめの部類に入りますが
やはりその甘さは 酸味を含んだ味の濃い ノースキャロライナののレッドですから
イタリアンケンタッキーの旨さとともにバージニアの美味さも健在で
実に美味いと思います
ペリクは入っていませんが レッドバージニアの酸味以上に 熟成したペリクの様な
酸味というか旨みを感じます それがこのケンタッキーによるところかと思われます
熟成という点においては 不明の部分もありますが
去年の製造のものもありますので その辺りはどうなるのかいずれ比較してみたいと思います
ストレートな甘さのブレンドではなく
独特の旨さのあるブレンドになりますから
CRFのような 誰もが美味いと思うブレンドではありませんが
私は今年また喫ってみて 去年以上にその美味しさが分かったように思います
まだ 売っていますから
ケンタッキーの味わいがお好きな方 あるいはノースキャロライナのレッドバージニアが
お好きな方には お勧めします
そんな感想となります
それでは また
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