鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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G. L. Pease - Embarcadero (Fog City Selection) その1

2020年12月10日 | パイプタバコ
2020年 12月

今回は G. L. Pease - Embarcadero (Fog City Selection)


今回のブレンドは 2007年に発表された Fog City Selection のうちのオリエンタルブレンドとなります
GLP ブレンドの中において オリエンタル という分類は少なく
思い返せば 
Cairo (Original Mixtures)
Regents Flake (Old London Series)
があるだけとなりますが どちらにも ペリクが入っていますので 純粋にバージニアとオリエントだけの
ブレンドとしては こちらのブレンドだけとなり 
味わいも 印象もかなり違ったブレンドとなっているように思います

しかしこのシリーズでいうならば まず一番に思い出したのは
Telegraph Hill (Fog City Selection) となるから不思議です
こちらのブレンドは VaPer になっており オリエントは入っていません
しかしその清涼感と 同じサンフランシスコの土地柄がそれを思い出させたのかもしれません…



このブレンドの葉組は
Oriental/Turkish, Virginia となっておりますが
説明によると
Rich, ripe red virginias are combined with top grade Izmir leaf, pressed and aged in cakes, then sliced into flakes and tinned. The result is a wonderfully fragrant, natural blend with subdued sweetness, more "brut" than "demi-sec", delightful toasty flavors, and hints of nuttiness and roasted coffee. Satisfying and refreshing; a comforting smoke, with enough complexity to keep it interesting.

このように書かれていて
レッドバージニアと ハイグレードの Izmir のフレイクになっているようです
そういった意味においては ペリクが入っているのですが先にあげた Regents Flake と 
こちらの
Cornell & Diehl - Sunday Picnic (Simply Elegant Series)
も Izmir つながりのブレンドということになります

またこのブレンドは 辛口のブレンドであり甘さ控えめでありながら
トースティでナッティーの香りの素晴らしいブレンドであるように書いてありますから


どうやら 上記のブレンドたちとは 違うテイストのブレンドなのかもしれないと思いました

実際に喫ってみた感じでは それぞれに似た部分もあるのですが
まったく別のブレンドであるという結論に至ります


このブレンドは 最初はペリクのような酸味を感じるのですが
その酸味はこのブレンドの Izmir より来ていて そのほかのフレイバーと味わいも
やはりこのターキッシュから来ているということに思い当たります

辛口というほど辛いわけでもなく 十分に明るく軽い素晴らしい甘さは感じますし
オリエント(ターキッシュ)の イズミルをしっかりと味わうには 最適のブレンドかと思いました。

GLP ですから 余計なものは入っていませんので 純粋にオリエントを味わうにはもってこいのブレンドという認識になります。


そういった意味において マクレのグランドオリエンタルシリーズを思い返しますが
あのシリーズも 純粋にオリエントの美味さを味わうには素晴らしいシリーズでした

しかし あのシリーズには スミルナはあれど イズミルはありませんでした
あの地域一帯で オリエンタル葉に占める イズミルの割合は 70%近くになるそうですから
地域によってもばらつきがありそうですし 味の違いは相当ありそうです

このブレンドは GLP ですが 製造元のC&D においては ほとんどのオリエントは このイズミルを使っているそうですから ハイグレードとうたわれているこのイズミルをじっくりと味わうには
もってこいのブレンドかと思いました。





お馴染みの

GLP(C&D)のフレイクとはいえ ブロウクンフレイクになりますが
やわらかいので 指で簡単にほぐれるのはいつものお約束事になります


 


しっとりとしたこのフレイクは ちょうどよい乾燥状態になっておりますが


まだ結論は出ていませんが
細かくほぐすのよりも 粗めに軽くほぐして詰める方が



良いのかと思いましたね
その方が 素晴らしい酸味も起ち 柔らかな甘さと クルミのような香ばしさ
それにナッツの皮の部分を思わせるような ほろ苦さも感じます

この辺りを称して
(コーヒーを思わせる ということを言っているのだと思いますが)

そんな味ではなく 
むしろ 緑茶 あるいは抹茶を思わせるようなうまみを感じさせるようなグリーンの香りを感じますから実に素晴らしいブレンドかと思いました。


ただしこのブレンド マクレのシリーズでもそうでしたが パイプを選ぶようです
感度の良いパイプ あるいはそういった喫い方をしなければ
本当に美味い喫煙は出来ないかもしれません



その辺は少し難度が高いのかもしれません…
しかしツボに入れば すこぶるうまいブレンドであることは間違いないと思います。


全体を通して 味は濃くないのがその理由かと思われますが
本来のナチュラルなタバコの美味さを味あわせて呉れるブレンドだと思いましたね。


このブレンドの名前は
サンフランシスコにある 埠頭の名前だそうです
スパニッシュ系の名前になるそうですが エンバルカデーロ というそうです
霧に包まれた埠頭で このタバコのように少しわかりにくい微妙な味を手繰り寄せた時に
その真の美味さを感じることになります

続きは次回となります
それでは また

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