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鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

Peterson - The Royal Yacht 再喫ではありますが

2021年04月09日 | パイプタバコ
2021年 4月

今回は Peterson - The Royal Yacht

このブレンド数年前に一度喫ったことがあります もちろんダンヒルブランドということでしたが
その鮮烈なミルクティーのような甘さと 甘いのだけれども頭にツーンと響くような
ブライトバージニアの少し青さを含んだようなグラステイストが印象に残るタバコでした
ニコチンもかなり強く 喫いすぎると頭がクラっとするような強さもあって
甘くて美味しいんだけどちょっと気を遣うタバコだなぁ という感想でした
つまり味の強さとニコチンの強さにいつも脅迫されるようなそんなタバコかと思いました
なので 少しホッとしないタバコのうちの一つ だった記憶があります


しかしいつしか ダンヒルからピーターソンにブランド名も変わり 製造元は同じオーリックではありますが その味はどのようになったのか あるいは今喫ってどのように感じるのかの検証となった次第。


缶の裏側には

この様に書かれていますが
TRDC の説明を見ると
Notes: Pure shade grown Virginias, very soft smoking, particularly recommended in cases of delicate throat. -1917

Lemon and bronze Virginia leaves are carefully conditioned and are added to rich heavy body Virginias, a unique flavour is added to the final blend. -1985

この様に書かれており 
1917年の説明には 日陰で栽培されたバージニアを使っているので喉にやさしい
1985年の説明では レモンと ブロンズのバージニアを使っており ユニークなフレイバー(プラム)
が添加されていると書かれております。

このブレンド ストレートバージニアではなく アロマティックの扱いになるのですが
その辺のフレイバーとあるいは蜂蜜が使われているような甘さを感じますので
そのような分類になっているのだと思われます
しかし ストレートバージニアといってほとんど構わないとこの私は思います


以前喫ったときは もっと黄色が強く刻みも細く感じたのですが
蓋を開けると



ブロンズというよりも少し黒っぽさを感じるほどの色合いになってます
こんなんだったっけ…
そう思ってしまうほど印象が違うのは このおっさんの記憶のせいなのかもしれませんが
喫った印象も少し違いを感じることになりました


その前に
レモン(イェロー)バージニアはわかりますが ブロンズバージニアというのがよくわかりません…
暗い赤味の黄色 というのがブロンズの色の定義だそうですが
ブライトバージニアなのかレッドバージニアなのかがよくわかりません…

レッドバージニアのことを指すのかレッドとブライトの中間あたりを指すものなのか
あるいはブライトバージニアの一つの形態を指すものかはこの私よくわからないのですが
喫った感じでは レッドというよりもブライトに傾いた味わいを感じることになります
甘さとニコチンが強いんですね

それともう一つ気になるのは
このリボンカットの葉を見ると カッキリと締まったひじきのような葉っぱに見えます
これは紅茶のようにストーヴされ炒られたように見えます

そうであればブライトバージニアを少し加熱処理したもののようにも思えます
臭いを嗅ぐと紅茶のような香ばしい香りがしますので案外そういった処理がなされているのかもしれないと思いましたね


まあ 何にしても 素晴らしく甘いブレンドでもアリ 喉にも優しい実にスムースに喫えるブレンドに
なりますが 以前のものに比べ ずっと喫いやすくなったように思えます

その原因は
おそらくニコチンが弱まったのと エリザベシアンに通ずるような少し香ばしい加熱処理による
ダーク系の味わいが加わったのかとも思いました トーストされた味を感じます
つまり少し味が変化したのかもしれないと思います



感想

しかし甘いねこのタバコは 最後までクリーミィでイヤミのないブライトバージニアの甘さが全開の
しかも喉にやさしい実に喫いやすいタバコになっています 
ニコチンはやはり強いのですが以前のものと比べると少し弱くなっていると思うので 
問題なく喫えます。 やはりよく出来たブレンドだと思います




点火と同時にやって来るのは軽いレモンのシトラスの香りに包まれた
ブライトバージニアの明るい甘さとなります
グラスのテイストを少し伴うその強い甘さはミルキィできめ細やかです
このブレンドには蜂蜜が使われていると言っておられる方もいますがそうかもしれません
そんな少し青みを感じながらリッチで明るい甘さが続いてゆきますが 味がしっくりするのはやはりバージニア自体の甘さが秀逸なのだと思います

レモンとブロンズのバージニアがどのようにかかわって来るのか窺い知れませんが
次第にニコチンも強くなってくるのを感じることになります
それが味の濃さに現れてくるのですが その濃さとワイルドなところを以前のバージョンほど感じないのは バージニアが加熱処理されたからかもしれません(勝手にそう思っていますが…
途中からトースティな味わいが感じられこのブレンドの強さを和らげるように感じます


少し紅茶あるいは番茶のようなテイストとともにニコチンも弱くなったように思われます
以前はここで グラスの青い香りが強く感じられ少し頭がキーンとするようなニコチンの強さを感じたのですが 今はそれを感じないのは 単にこの私がニコチンに強くなったせいもあるのかもしれません

しかしブレンドの葉自体に少し落ち着きというかまろやかさを感じるように思います
それが以前のバージョンにはなかったものなのだと考えました


このブレンドには プラムのフレイバーが付いていると記載されていますが
レーズンとプラムの少しだけ酸味を含むフルーティな味わいも感じるのですが
強いものではなくいたってナチュラルな軽いペリクといっても良いくらいの香りになります

その点はエリザベシアンと似ているとも言えますが
あちらはペリクが入ってますので もっと穏やかで酸味も強いです
それになっといってもこちらのブレンドは甘さもブライトが強く ニコチンも強いので
ホッとする感じがまるで違ってきますね


このブレンドの甘さを生かすにはペリクではなくプラムのトッピングが良かったのだと思います

それほど素晴らしい強い甘さを感じるのですが 今一つ物足りなさを感じるのは
いわゆるアーシーなタバコ感というやつになるのでしょうか

このブレンド 熟成したヘイの香りを感じませんし バージニアのピカンティな酸味の部分も
感じません そこがこのブレンドの特徴ですが 問題点でもあります

グラスからようやく乾燥したての藁の香りは感じるのですが
まだ青みを帯びていてそれから始まる熟成の香りはまだ感じないようです

おそらく熟成されたレッドバージニアに因るのだと思いますが そういったものがこのブレンドには
足りない部分かと思うのですが このブレンドはそういったものを追及しているのではなく
バージニアの切れ目のない強い甘さに特化したブレンドかと思います

プラムのトッピングも酸味を与え 飽きさせないような工夫も見られます
以前よりも少しまろやかになったのも伺えますし
やはりかなり上質の他にないようなブレンドになっています
美味いと思います(この私は以前のものより美味いと思いました)


ただどうしても甘さが強すぎるのと ニコチンも強めですので
常喫には少し疲れそうです(この私の感想です)

少し蜂蜜の甘さを感じますが まったく違和感がないのはバージニアの素晴らしさだと思います
甘さが秀逸ですね
プラムもいい働きをしていて単調になりがちのこの甘いブレンドを引き締めています
ダンヒルの3番4番くらいの大きさのパイプがいいと思います
味が濃いですのですこぶる甘いバージニアを味わえると思います
またこのブレンド紅茶によく合いそうです 午後のティータイムにまさにぴったりのブレンドかと思いました。


以前のバージョンよりも(この缶は2019年のバッチ)喫いやすくなったと思います
美味いと思いますね

ただし常喫にはエリザベシアンの方が向いていると考えます
ヘイの香りをじっくり味わいたいならば Flake が良いと
Peterson ブレンドの中では考えます

そういった感想となります
それでは また
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