鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Savinelli - Janus

2020年06月23日 | パイプタバコ
2020年 6月

今回は Savinelli - Janus

前回に引き続き Savinelliの Jシリーズの 2弾目となります
前回はストレートバージニアブレンドの Juno でしたが 
この私にはかなりの高評価で 酸味と甘み旨みの効いた相当美味いブレンドの位置づけになりましたので 今回は果たしてどうなのかと言う所になります。
大いに期待を持って 喫ったものです。

例によって このタバコの名前の意味ですが
Janus:ジーニュアス ヤヌス 
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/16 19:49 UTC 版)
ヤーヌス(ヤヌス Janus)は、ローマ神話の出入り口と扉の守護神。前と後ろに反対向きの2つの顔を持つのが特徴の双面神。物事の内と外を同時に見ることができた神。表現上、左右に別々の顔を持つように描く場合もある。一年の終わりと始まりの境界に位置し、1月を司る神である。

はい このようになっています ローマ神話では 12神いて この神は1月の神となります
そこが面白いですね。


今回のレビューで 参考にさせて頂いた記事があります
そちらが この
Tasting Notes: Savinelli Janus
May 20, 2020 by Shane Ireland in Tobacco Talk

この Shane Irelandさん 有名なレビュアーの方で いつも SPDCに登場するのですが
一見 失礼ながらお笑いタレントのレイザーラモンRG に似た感じの顔つきですが 書いてあることを読んで見ると どうしてどうしてその味の表現の的確さ 
具体的味わいの記述に驚きを隠せません・・・。
また味の感覚も似ているのか 自分としてはとても参考になりましたし 合点が行くところも
たくさんあったようです。

このタバコに関してはおおむねこれに書いてある通りの感想になりますが
これから詳しい説明をして行きます・・・。



前回の Junoとは
 
同じ様に すこぶる美味いブレンドなのですが
その内容は 全く異なります


やはり同じような 

フレイクになっていますが すこぶる状態はいいですね
この形態は 軽くほぐしても 細かくほぐしてもよいですし 直ぐに点火できます。



これは Juno と比較したものですが Junoよりも色が明るいです
バージニアのせいかと思われます


こちらの Janus の葉組は
Oriental/Turkish, Perique, Virginia なのですが

1 バージニアは ブライトバージニアしか入っていない(と書いてあります)
しかもバージニアは カナダのバージニアらしい

2 ペリクは ジェレミーさん厳選のペリクをつかっているらしい

3 オリエントは Basmaの 2014年物の熟成されたものを使っていて その他にターキッシュも熟成の利いたものを使っているという事


以上のように Juno とは全く異なるジャンルのブレンドになるのですが 味わい的には
そうでもなく バージニアの新しいカテゴリーのブレンドである印象が強いです

いままでの オリエンタル というにはちよっと違う位置づけであり
伝統的 VaPerの旨みの部分をさらに引き上げ そちら方向へとブレンドの味わいをシフトさせた とんでもなく美味いブレンド という事を特に感じます。

ラタキアが入って無いのもそうですが ペリクも角が無く 
ここが一番の特徴になりますが 使用しているオリエント ターキッシュの特性が
スパイシーであるとか 強い特徴があるとかいうわけでなく
もっと穏やかに味の部分で旨みを強く出してくることかと思われます


バージニアにオリエントが入ったブレンドというと
どうしてもマクレの グランドオリエンタルシリーズを思い浮かべます
さらに C&Dの  Sunday Picnic も思い浮かべるのですが
マクレに関しては もっと穏やかな印象を
C&Dに関してはもっと味の濃さを感じますが

このブレンドの味わいはもっと個性的ながら オリエントの味わいはもっとマイルドで
バージニア本来の味わいを邪魔することなく
旨みと他にはない微妙な味わいをたっぷりと味わえるブレンドになっていると思います 

そこが素晴らしい所であり
ある意味一つの完成された旨さとなっているようです。


このタバコはすこぶる美味いです
個人的には Junoのレッドバージニアの 酸味が好きではありますが
このブレンドを喫ってみてこのブレンドの美味さに驚きました
そこには熟成のポテンシャルの高さはあるものの
すでにある意味完成された美味さというか旨さがあるようです
なので このブレンドが Junoよりも人気があるのもうかがい知れます。

その理由として考えられるのは
◎ おそらくアカディアンであろうと思われるペリクですが 角のない穏やかな酸味を与えるこのペリクがバージニアとうまくマッチしているということ

◎ カナダのブライトバージニアのシトラスは レモンテイストではなく もっと温かみのある オレンジテイストであり こちらもとげがない感じになる。


◉ これが一番かと思いますが 2014年の Basmaのオリエントが素晴らしい!
さらにそれに合わさる ターキッシュがまたナッティで素晴らしい ということになります。



いちばん気になるのは 2014年の Basma という事になりますが
このBasma という言葉が難しい・・・
地図を捜しても出て来ませんね(イスラエルにはありますが・・・)
おそらくトルコの古い言葉で 地域をあらわす言葉なんだと思います

Xantiも Yenidjeも Djebelも Kavalla も Dubek(マケドニアンリーフ)も
すべて Basumaに含まれるのだと思われます
そしてもう一つ 忘れてならないのが Drama(ドラマ) ということになります 
地図はこちら

このブレンドに使われているオリエントは この Drama ではないかと思うのですね・・・
Izmir や Smyrnaなどのターキッシュとは違うオリエントであるこのBasma ですが
Xanti や Yenidje あるいはマケドニアの Dubek などとも異なるあじわいになり
Djebel 辺りとも違うようです

そこで考えられるのが この Drama葉になります
マクレでは Drama Reserve  あるいは 
No. 24 (Matured Virginias) が有名ですが
どちらにも Drama葉がつかわれています
前者は経験がないのですが 後者は喫ったことがあります
しかし記憶の方が・・・あまり定かではありませんし はっきり理解していなかったようです

なので記憶の中の味わいはあまりはっきりしませんが
特徴として 甘味があり ナチュラルなオリーブオイルの味わいがあるそうです


このブレンドを喫ってみて感じたのは
意外にボディはしっかりしているということで ややニコチンも強いのですが
しっかりとバージニアは落ち着いた甘みを出し ペリクも良い酸味で味を引き締めて行くのですが  
何といってもこのブレンドのオリエントとターキッシュの醸し出す
とてもナッティで旨みを感じる風味がとても印象に残ります

その辺りについては次回に ということで
それでは また
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