慌てて有楽町へ。
シャンテ前には宝塚のチケットを持った方たちが。
心惹かれますが今日は歌舞伎よ!
と東京宝塚劇場となりの日生劇場へ。
到着したのは開演5分前。
二階席まで必死にあがってかなり汗だくで着席。
幼少時、父を殺された印南数馬(愛之助)は浅草寺で寺小姓として働いていたが細川家越中守の目にとまりの細川家で小姓として奉公していた。
ある日浅草寺で武州川越の領主秋元家の家臣、大川友右衛門(染五郎)は数馬と出会い恋に落ちる。
数馬に会いたい友右衛門はまた浅草寺に参詣すると茶屋で数馬が細川家に奉公している者であることを知る。
そして再び数馬に出会った時に友右衛門はこっそり文を渡したのであった。
その後数馬会いたさに侍の身分を捨て袖助として細川家に奉公にやってきた友右衛門は再び数馬に恋の和歌を忍ばせる。
袖助が友右衛門であることに気付いた数馬は思いあぐねた末部屋に来るようにと返事を出す。
忍んで部屋にやってきた友右衛門が想いを告白すると数馬もまたそうであると告げ奥の間へ…。
その後数馬は父のあだ討ちをもくろんでいることを友右衛門に告げると力を貸すと義兄弟の契りを交わす。
奥の間へ消えた様子を見ていた腰元のあざみ(春猿)は嫉妬から細川越中守に不義密通を訴え二人は捕らえられてしまう…。
と、か~なりはしょってますがややこしいので詳しくは
こちらへ。
歌舞伎はこれで4回目ですが通しで演じるものを見るのは初めてだったのでとても新鮮でした。
とにかくこの演目はコメディーっぽいシーンもあり迫力あるシーンもありそして男同士の濡れ場もあり(キャー!でもシルエット)で現代劇っぽい印象を受けました。
なんかとても新鮮。
演出も歌舞伎っぽくないし。
そして油断しすぎて最後半泣きに。
歌舞伎で泣けるなんて…。驚き以外ないかも。
4年前に大阪であったものの再演です。
大分前から気になっていていつか見たい!と思っていた演目だったので諦めずに観てよかったです。
しかし愛之助さん、まさに美少年って感じでした。うっとり。
なんか痛々しい感じがたまらんかったです。
そして染五郎さんも素敵でした。
恋する過程とあだ討ちにかける過程のギャップが演技に幅があるなぁ~と。
なんか何でも出来そうな気がする。
最後も凄かったし。
春猿さんも美しすぎです。
着物もきれいで釘付けですよ。愛之助さんの衣装も同じく。
数馬の仇、横山図書役の猿弥さんも貫禄あって憎たらしさ満点の演技でした。
この憎たらしさが甘いと成立しないんじゃないかと。
細川越中守役の門之助さんの最後のシーンはかなり涙を誘ってましたよ。
結構泣いてる人いてましたもん。
あと第二幕最初の質屋役の欣弥さんがむっちゃおもしろかったです。
歌舞伎にはありえない単語がざっくざくで爆笑でした。
帰りちと悩みつつもパンフ購入。
買って良かった!グラビアがとても素敵~!
その足で隣の宝塚劇場で星組ツアーのチケット購入。
最近お金がないなぁ~と思ったけどこれに消えてるんやな。
予想より早く終わったので川崎でアバターを観る予定でしたが待ち時間がありすぎるしとにかく疲れたのでこれはまたそのうちに。
まだ大丈夫と余裕かましてると見逃すパターンになりそうですが…。
しかし今日は等伯展も年配ばっかりやったし歌舞伎も更に年配多しで私若手やん!っと錯覚した一日でした。