きまぐれに

その日その時、興味があることを記録していきます。

オジロワシのペア (続き)

2018-02-11 | 野鳥


このペアは、4年ほど前からこの水門で見ているペアと同じ鳥だと思うのですが、

そうだとしたら、この魚を捕った方がオスで、今、ここで食べているのがメスだと思います。

と、言うのも、去年、ここの雪上で交尾シーンを見たので、確かにそうだとわかりました。

オスのほうが少し体が細く見え、土手を歩く人間が来ると、先ず飛び出して沼の中央の目立つところに

とまります。そして、たいてい枝にとまっていて、魚を捕るのも、オスが多いようです。



捕ったあとは、少し自分が食べ、あとは、このメスに譲ります。

今回は、捕って7分後に譲っています。







そして、こうしてあちこち動き回って、カラスがメスの邪魔をするのを防御してまわるのです。







































ここで、メスが食べ終わり、飛び去ります。

結局20分間食べていたことになります。



メスが飛び去るとすぐに、オスが魚の上に乗りました。







オスが食べ始めたのですが…





鳴きました。









辺りを見回すと…



水門の横の土手の上に、幼鳥が一羽いました。







オスはそのまま食べているのですが…



今回すごく不思議だったのは、この光景です。

このオジロワシ自身、特に飛び回ったり鳴いたり突いたりはしていないと思います。



でも、一瞬であんなにうるさくまとわりついていたカラスたちが、飛び去ったのです。





空を見ると、別のオジロワシが飛ぶ姿がありました。

それと関係あるのかどうか…

とにかく、ずっと見ていた間に、3回くらい、何が原因かわからないのに、

カラスが逃げ去るかのように飛び去ったのを見ました。





でも、またすぐにカラスに囲まれます。

この辺で、寒さがピークに達し、もう我慢できなくなりました(>_<)

少し、歩こうと遊歩道を歩くと…



キツネが森に走り去るのを見ました。



幼鳥がカラスに囲まれています。



別の場所へ逃げるのですが…



また囲まれます。





やはり、木の枝にいるのが、一番安全なようです。



食べていたオスは…





ここで一旦、魚から足を離します。

食べ始めてから28分ほど経っています。オスがこんなに長く食べるのを始めてみたような気がします。

お腹すいていたのでしょうか。











少し様子を見ていたようなのですが…



また、魚の上に戻ります。

しかも、ここでも、カラスは一斉に飛び去ります。







また食べ始めます。カラスも戻ってきます。



幼鳥は、木の上から降りません。



また、足を離し…









しばらく少し離れたところで見てるのですが…



結局飛び去ってしまいました。



幼鳥は降りてきません。

これは、私のような人間から見た想像なのですが…

最初に魚から足を離した時、このオスは、幼鳥に食べさせようと、待っていたのでは?

オジロワシはもともとは、カモなども殺して食べるほど、強い鳥です。

その殺意で、カラスを追い払い、幼鳥を守ろうとしたのかな?と思うのですが。

二度目に足を離した時も、すぐに飛び去らず、しばらく待っています。

でも、幼鳥は来ないので、飛び去ってしまったのではないかと。

とにかく、そんな風にして、オジロワシは飛び去りました。すると…



そこへやって来たのが、このキツネ。



あの尻尾が傷ついている痛々しいキツネです。





カラスに囲まれて走ってます。



頭が残っているはずなのですが…

探しています。

なかなか見つかりません。





でも、何か咥えて走り去りました。

この時は、頭を見つけたのだと、人間の私は喜んだのですが…



結局加えていたのは、骨のかけらのように見えました。

折角のチャンスだったのに…。

でも、骨でも、食べられて良かったよね!



幼鳥も降りてきましたが、またカラスに囲まれて…















木に戻るしかなかったようです。

生存競争は本当に厳しい。



キツネは、水門のうしろの、木の陰で、一生懸命に食べていました。




オスが魚を捕ってから、1時間、この先がどうなるのか、気になって、シャッターを切り続けました。

ジッと動かず、カメラを構え続けるのは、本当に寒かったです。

しかも、幼鳥は餌があたらず、キツネもイマイチおいしいものは食べられず、

少し残念な結果でした。