少し、遅くなりました。ジャパンカップの回顧です。
ジャパンカップのたたき合い見ごたえありました!馬券が関係していればさらに熱かったですが、ジェンティルは外していたので(苦笑)。
ジャパンカップは結構自信があって、秋のG1シリーズの中では最も期待していました。「内伸び馬場」も読み通りでしたし、ルーラーシップが崩れないのも想定内。しかし、ジェンティルの評価が間違っていました。15番スタートからインを突ける岩田騎手はさすがです。騎乗には賛否両論あったと思いますが。
レースはビートブラックが逃げて、前半1000m通過が60.2秒、上がり34.7秒、勝ち時計2分23秒1の決着となりました。
過去10年間で見ると3番目に速いタイムでした。圧巻は上位4頭のラスト3Fのラップ。ジェンティルドンナ32.8、オルフェーヴル32.9秒、ルーラーシップ32.7秒、ダークシャドウ32.8秒ですから、まあ、外国馬外しは大正解。日本の高速馬場には着いていけないでしょう。
でもまあ、過去と比較しても32秒台が4頭もいるのは異常。平均ペースで流れての極度の上がり勝負。こうなりゃ、馬券も崩れない。人気の強い馬しか勝てないよなあ。
勝ったジェンティルドンナはイン突きを狙った岩田騎手の僕はファインプレーと思います。この騎手は一昨年のマイルCSのエイシンフォワード、皐月賞のヴィクトワールピサを始め、とにかく、狭いところをこじ開けるのが得意、というか好きなので、僕もこの騎乗ぶり大好きです。まあ、今回は3歳牝馬ということで完全に外していましたが・・・今回は内伸び馬場と見切って始めから狙っていたのでしょう。リスクを背負わないとG1は勝てませんから!
2着に敗れたオルフェーヴルは横綱相撲を選択。すべて受けて立つというレース振りでしたね。最後の直線も外から来るなら完封出来るという乗り方でしたが、まさかインをジェンティルが突いてくるとは思わなかったはず。ここらへんが勝負のアヤでしたね。早めにビートブラックに寄せて進路をカットしておくべきでした。そうすれば、ジェンティルはオルフェーヴルの外に出すしかなかった訳で、このロスを考えれば着順は逆になっていた可能性が高い。そういう意味では池添騎手はあとで愚痴るのは甘い!
5着フェノーメノは力負けでしたが、それでも崩れなく走ったのは力のある証拠。来年に繋がるレースになったと思います。
ルーラーシップ。出遅れからインに回す技を見せたウィリアムズ騎手でしたが、さすがにあの位置では直線外に回すしかなかったようで、相変わらず実力はあれどもロスの多い競馬しか出来ないのは運のなさではなく、不器用な証拠。買いづらい馬ですよね。
レース後、ふと上位3頭の種牡馬に目が留まり、ディープインパクト、ステイゴールド、キングカメハメハの名前が入ってきました。中距離のG1戦線はほんと3強ですね。リーディング争いですね。
【結果】
1着:ジェンティルドンナ
2着:オルフェーヴル
3着:ルーラーシップ
5着:フェノーメノ
10着:ジャガーメイル
投資額 3000円
回収額 0円
収支 ▲3000円
累計収支 +158200円