11月12日、昼休み。大隈講堂前には、何やらいつもとは違った雰囲気が・・・。そう、この日は大学主催の防災訓練があったのです。早稲田の学生や地域に暮らす人たちを対象に、防災に関心を持ってもらおうとするイベントで、毎年この時期に開催されています。
まっちワークでは、毎年8月に大学近くの小学校で、防災キャンプという1泊2日の避難所体験を地元の子供たちを対象に行なっています。自分たちの身の回りのことを、“防災”という視点から考えてみることで、いつもとはまた違ったまちの一面に気づくことができます。そのような防災とのつながりもあって、今回防災訓練に見学に行きました。
今年は、防災グッズの抽選会や早稲田災害対策学生チーム「わせQ」の発足式、非常食の試食会など盛りだくさん!災害時の備え―非常食といえば、乾パンを連想する人が多いと思いますが、アルファ米(お湯を入れるだけで食べられるご飯)やクラッカー、缶詰のカレーなど非常時でなくとも美味しく食べることのできそうなものが多く、思わず目移りしてしまうほどでした。お昼時ということもあって、無料で配布された非常食は大好評。
また、地元消防団団員によるAED体験や煙体験もありました。顔見知りの地域の方もちらほら見かけ、まちの防災に対する真剣な取り組みを知る、よい機会だったと思います。消防署によるはしご車試乗体験では、大隈講堂の時計台とほぼ同じ目線の高さまで上昇していました。これには学生のほかにも、地域の方、子供たちが長い列をなしていました。
向こう30年以内に東京都が震災に見舞われる確率をあなたは知っていますか?
「別に・・。関係ないし・・・。」―そんな言葉で済ますのではなく、自分の身の回りのこと、“防災”から改めて見直してみませんか?(吉崎智博)
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