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ますたあの遊び部屋

パソコンのソフト・ハード関連、写真、イラスト他のブログです。

想定外の分娩で、おおわらわ

2020年02月14日 | 仕事関係

今朝、和牛のお産がありました。

ちょっと想定外で、、、

乳房の張り具合からまだ時間があるだろうと判断していて

分娩監視システムのセンサーが未装着でした。(+_+)

 

運動場で、1頭の和牛の周りを他の和牛が距離を保ちながら囲んでいました。

(お産の牛を外敵から守るように周りを取り囲んでいて、本能なんでしょうね、普段ではありえません。)

中を見ると、1頭寝ていて、何やら見慣れない風景(違和感)が、

お尻のあたりに黒い物体が見えました。

直感的に「あっ、お産だ」と...。

 

駆け寄ると、頭と両前脚が出て途中でつかえている状態、

鼻には羊膜が掛かっていて、見た瞬間は窒息している?かのようでした。

羊膜を取り除くと、舌に若干の生体反応が...。

助かるかもと、、、

慌てて家人を呼び、私は両前脚を握って引っ張って助産。

取り敢えず出産は成功!

 

生まれた子牛の頭を持ち上げると、若干の生体反応が

しかし目の色が悪い(酸素欠乏状態?)、このまま白くなったらアウト(絶命)です。

急いで携帯酸素を取りに行き、酸素吸引させました。

酸素を吸い始めると、目の色が違ってきて、目が輝いてきました。

酸素吸引の甲斐あって、みるみる活力が出てきて、、、生き返った~~。(^^)v

頭が持ち上がるようになりましたので、運動場の外に搬出しました。

 

生まれた子牛が意外と小さかったので、双子を疑いました。

直腸用の手袋を装着して消毒、子宮に手を入れてみましたが足が触れなかったので双子ではないと判断。

 

子牛の臍の緒を確認すると、短く切れてしまっていてほとんど臍の緒がない。

このままでは細菌入り放題、、、非常にまずい状態でした。

臍の周りの泥をよく洗い流し、臍の中に抗生物質を注入、ヨードチンキで回りを消毒。

 

急いで隔離用の枠を作成して、敷料を敷き子牛を搬入

気温はさほど低くはなかったのですが電熱式の暖房器で煖房しました。

 

先ほど、運良く獣医さんが他の子牛を診るのに来てくれたので

破傷風予防&化膿止めに抗生物質のマイシリンを注射してもらった。

もう大丈夫~~。

明日、明後日とあと2回注射してもらいましょう。

 

突然のことで、あ~~疲れた。(^^;


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