Southride(サウスライド)

マウンテンバイクとダックス125

サウスライド

通勤チャリのハブベアリング メンテナンス

2018年01月11日 | MTB

ワタクシが現在最も乗っている自転車は、トレックのスパーフライでもジャイアントのトランスでもなく、タイトルにある通り「通勤用の自転車」です。この自転車は一年200日以上も駅までの道のりを行ったり来たりして役に立っているにも関わらず、最もメンテナンスされていない可哀そうな自転車なのです。

そんな可哀そうな自転車のチェーンが最近よく外れるようになりました。当然です。ろくなメンテナンスもされず、茶色くサビサビなチェーンが伸びきっているからです。朝の忙しい時間に外れるチェーンに苛立ちながら、さすがにそろそろ調整しなければと、重い腰を上げました。リアアクスルの位置を調整しようとナットのサイズを見ると15mm。工具入れから普段まったく出番のない15mmを探し出し、チェーンの張りを調整します。

チェーンの張りを調整したら、次にサビサビのチェーンにオイルを注します。そしたらリアタイヤの空気が減っていたので空気を入れて、ついでにフロントタイヤにも空気を入れたら、シュー・・・といって空気が抜ける音がします。英式バルブの虫ゴムが劣化したんだろうとバルブを外すと、ブヨブヨのゴムが出てきました。そのまま取り合えず差し直そうとするけれど、バルブ内に劣化したゴムが残っているらしくバルブが入らなくなりました。

触るところ触るところ、次々に悪いところが出てきます。ごめんな通勤自転車君。こうなったらピットに運んで(ベランダのことね)分解修理です。フロントタイヤのアクスルナットを緩め、ホイールを外し、タイヤとチューブも外します。お、タイヤはKENDAですね。バルブの中を見ると劣化した虫ゴムが詰まっていました。そして何気なくホイールの回転をチェックしてみると、ゴリゴリいってまともに回りません。毎日、こんな状態で走っていたんですね・・・。

ちょっと見過ごすことができなくなったので、フロントハブを分解しようとしたらなんとナットのサイズが17mm。この統一感が無いバラバラな部品構成。さすが、メーカー名の良くわからない折り畳み自転車らしいところです。ちなみにこの自転車、実家からもらってきたもので、長く家の片隅で箱に入ったままになっていたものです。親が誰かの結婚式で「引き出物のカタログ」をもらい、注文を忘れていたところ、勝手にセレクトされて送られてきたという代物です。

ベアリングの球が落ちない様に注意しながらハブを緩めると、グリスのグの字も残ってません。カスッカスのガリゴリです。グリスをたっぷりと詰め込み、馴染ませる為に回転させていると、次第に滑らかに回るようになってきました。グリスは万能グリスで十分、問題なしです。万能だからな。ゴムだけ注意です。

AZ 万能グリース
 
エーゼット

チューブとタイヤを取り付け、軽く洗車して終了です。今度時間がある時に「花咲かG」でちゃんと磨いてあげよう。フレームやフォークの汚れもピカピカになるはず

花咲かG(HANASAKA G) クリーナーとポリッシャー効果もある ワックス [HTRC3]
 
花咲かG


(サビサビですね)

翌日乗車してみたら、この鈍感なワタクシでもわかるくらいの走りのスムーズさです。駅までの通勤時もちょっと漕いだだけでどんどん進む。電動アシストのおばちゃんも部活の兄ちゃんも軽く追い抜ける。こりゃすごい。自転車の部品の摩擦とか、タイヤの抵抗とか、馬鹿にならんなーと感心するこの二日間の通勤路であります。
 


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