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サウスライド

2017年5月 SDA王滝 100km レポート

2017年05月24日 | 王滝

2017年5月20日(土)13時半頃に王滝入りしました。天気は快晴。暑いくらいです。
明日の天気は間違いなく晴れ。前回の雨のレースと違い、会場も爽やかな雰囲気です。受付が始まったばかりだったせいか、30名ほど行列が並んでいました。今回の参加賞のTシャツの色は黒。黒って初めてですね。

今回参加するのは100kmクラス。初の100kmです。補給を考えてトップチューブにトピークのトライバッグを装着しています。

ハイドレーションバッグは腰がつらくなるのと、ドリンクが生ぬるくなるのが苦手なので、42kmでもここ数年使っていません。今回はだいぶ悩んだんですが、結局ボトル2本差しで、チェックポイントで給水することにしました。

シートチューブの横に装着しているのは、トピークのハイブリッドロケットRXです。付属のフレーム装着用のクランプでボトルケージのボルトで止めています。CO2ボンベは2本。

サドルバックもトピーク。サイズはM。この中にチューブ2本とタイヤレバー2本、KMCのミッシングリンク1つ、タイヤブート代わりのガムテープ、トピークの工具mini18+と足攣り防止タブレットを入れています。トピーク好きやなあ。

今回の装備。バイクはトレック・スーパーフライ9.6、2014モデルです。

マシンのセッティングが終わったら、車の中でパソコンを広げて仕事。義理とは言え、引き受けるんじゃなかったと、今更ながら恨み節を言いながら仕事、仕事・・・。

ちなみに、午後2時の駐車場の状況は下の画像の通り。駐車場の周囲はぐるっと車が取り囲んでいる状況ですが、中心部分は全然停まっていない状態。


それが17時前になると、次の画像の様にぎっちぎちに停まっている状況になります。毎度のことながら圧巻です。

今日は車中泊です。夜9時まで仕事してから就寝。お休みなさい。

3時に携帯のアラームで目が覚めました。寝ぼけながらヨロヨロとスタート地点の様子を見に行くと、すでに10台くらいが、場所取りの場所取りを始めてます。という訳でワタクシも前過ぎず、後ろ過ぎずの所にバイクを置いて4時半まで車で
準備を進めます。4時半になると一斉にバイクを抱えて柵の中へ。この光景を体験するのは初めて。笑ってしまうくらい一瞬でこんな感じになります。(下の画像)バイクうじゃうじゃ。

いよいよスタートが近づきます。トップ選手が神主様のお祓いを受け、我々も御嶽山に向かい二礼します。

いよいよスタート!
4キロ地点の氷ヶ瀬まではパレードランです。初の100キロのパレードランでしたが、途中で急ブレーキがかかったり、なかなかスリルある瞬間がありました。ペースが今一つ分からないので、いつもの42キロよりも抑え気味で進みます。目標は7時間切り。出来れば・・・という希望をもって、ハンドルのマップには「6時間で走った場合のCP毎のタイム」を記載しました。目標は高く、です。(ここを目標にすれば、ちょっとペースが遅くなっても7時間切りは可能かなあと思いまして。)

ここから8キロはダートの登りが続きます。早い選手はどんどん先に行きますが、マイペースで進みます。が、正直ちょっと体がしんどい・・・のです。もはやこの時点で。ペースが上がらないまま、何とか最初のピークの12キロ地点を目指します。さらに16キロ地点を越えると長い下り。下りきったら19キロ地点。ここから34キロ地点のCP1までが非常につらく長い道のりでした・・・。

ガレた道、日が高くなって暑くなってきた気温、直射日光。頭の中には調子が悪いときの定番の、「出るんじゃなかった」、「早く帰りたい」の思考がぐるぐる回ります。CP1に到着したのはスタートから2時間40分後。6時間の予定よりは20分遅れでしが、7時間にはまだ行けそうです。ボトルに水を補給。しかしながら、この時点で半端ない疲労感があり、自転車を漕いでも速度が全く出ない状態になってました。おまけにお尻が痛く、肩が凝り、手の平もしびれてきました。

CP1を過ぎてからの下りで少し生き返ったものの、その先の登りでとうとうダウン。ついに足をついてしまいました。頭がボーっとして、体全体が熱を持っています。日陰で水を飲んでも、ジェルを補給してもすぐに脱力感が襲ってきます。何とかピークを越えて三浦貯水池の湖畔の平坦路に到達するも、全くスピードが出ず、何と時速5~6キロしか出せなくなってしまいました。

足をついてハンドルに顔を伏せて休憩しますが、体の中に熱がこもって、気力がどんどん奪われます。頭の中がボワッとして思考がストップして、顔を上げると目の前に黄色い光がチカチカします。やばいコレ熱中症だ・・・。

ここからCP2までの記憶があまりありません。CP2の光景も思い出せず、ただ、やめたいなと思いながらスタートした記憶だけあります。リタイヤについては何度も考えましたが、今やめたらまたリベンジで出なきゃいけなくなる、もう2度と出たくないから今回完走しておきたい・・・というのが、走る最大の理由になっていました。

もう走る屍状態です。昔から暑さには弱かったですが、今回の暑さはもうダウンレベルです。過去を振り返ると雨のレースの方が成績が良いんですよね。フラフラになりながら、CP3へ。サイクルコンピュータを見ると累積タイムは6時間20分。もしかしたら7時間台はいけるのかなと思いましたが、休憩時間を忘れてました。時刻は13時20分。すでに7時間を20分も過ぎてました。いままで1時間も休憩していたようです。CP3の先の緩い登りは、42kmの部の時は時速20キロ出てましたが、今日は時速6キロです。

5月王滝の名物である、左カーブを曲がった先にある最後の直登は、押しました。もう限界です。水を飲んでも飲んでも口がカラカラに乾きます。ミネラル分の補給もできていないので、そのせいかもしれません。その後、何度も登り下りを繰り返して、ようやく最後の下りへ。気力を振り絞って、スピードを上げて、ボロボロになってゴール。タイムは8時間30分。予想(期待)の遥か下。皆さんは強い、自分が弱い。ああ、もう二度と出ない、と心から思いました。

雨の日よりも汚れるバイク。

ファンタグレープを飲んで、松原スポーツ公園の車の中で、冷房を効かせて1時間ぐらい仮眠しました。
その後、王滝食堂でいのぶた丼をいただきました。美味しい。

その後、中央高速の渋滞にはまり、午後10時半におよそ300キロのドライブが終了。
正直、疲れました。疲れ果てました。過去最凶のレースでした。皆さんも熱中症には気を付けてください。
翌日も体調がおかしかったですが、今は何とか大丈夫です。

 

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